椿姫 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2015年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784041031940

作品紹介・あらすじ

美貌の高級娼婦マルグリットはパリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な生活を送っていた。だが、青年アルマンに出逢い、彼女は初めて「愛」というものを知る。パリ近郊の別荘に駆け落ちした二人だが……。

みんなの感想まとめ

愛と悲劇が交錯する物語が描かれており、高級娼婦マルグリットと青年アルマンの切ない恋愛が中心となっています。二人はお互いを深く想いながらも、身分の違いや誤解からすれ違いを繰り返し、特にマルグリットの運命...

感想・レビュー・書評

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  • 本編もさることながら、訳者解説に興味を引かれてしまった。
    デュマ・フィスとマリー・デュプレシーの馴れ初めである。
    妻であり自身の二人の娘を産んだ妻よりも、かつての恋人マリーの墓の近くへの埋葬を求めた、なんて未練たらしいことだろうか。
    つまり、デュマ・フィスをモデルにしたとされるアルマンの後日譚があるとすれば、マルグリットのことが忘れられず、死ぬまでその影を求め探し続けるのだろう。
    アルマンの父はマルグリットを去らせることで娘の幸せは守れたが、アルマン自身とその妻の心の平安や満ち足りた幸せは残念ながら死ぬまで失わせたのだ。

  • 想像以上に良かった。
    名作なだけあって色んな感情が一気に湧いてきた。
    アルマンのマルグリットに対する強い想いに発狂した時は、どうか落ち着いてと話を聞いてあげたくなった。
    マルグリットの立場もあり、凡庸な青年アルマンとの恋はあまりにも壁が大きくて高すぎた。
    それでもマルグリットがアルマンの強い想いに応えるように、持ち前の気高い性質の中で気品に溢れていく所と慎ましやかな女性になっていく所が哀しいと同時にあたたかさも感じる。
    アルマンが望む形にならなくて奔走し、お互いを犠牲にして二人だけの小さくても良いからという僅かな幸福と短い期間だけの素晴らしい暮らしに、その後の落ち方が辛かった。
    オペラも是非きいてみたい。

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  • オペラをね、観に行くことになったのでね。息子さんの方はこの歳になってお初。
    いやー、しかしなぁ。
    愛は素晴らしいと思うよ。心の動きの描写も正直だ。
    でもなぁ…。
    これだけはどうしても言いたい。「ねぇ、暇なの!?働こうよ!」
    時代が違うからね。分かってるけど。それにしてもなぁ。

  • 光文社のがどこにもなく、出版元に確認してもなし。古本屋で2500円……

    新潮社のものはキラキラした表紙で綺麗でしたが、ツルツルした紙質に字も大きく読みにくいため、角川のにしました。
    それも大きかったですが、まだぎりぎり読める感じ。
    翻訳者も大事ですが、出版元で紙質や字のサイズも気になると感じた1冊でした。

  • 純愛を描いた名作ということで手にとってみたが、正直思っていたほどの感動はなかった。
    相手を慮って身を引く、そして片方の死という王道的なパターンではあるが、原因を生み出した自身の行動にも問題があるのでは…と思わざるを得なかった。

  • 青年貴族と高級娼婦の純愛。

  • 高級娼婦マルグリット・ゴーティエと青年アルマン・デュヴァルの恋愛小説。
    お互いがお互いを想うあまり、すれ違いや仲違いをくり返す。最後のほうは、マルグリットが可哀そうで切なくて胸がしめつけられた。

  • オペラで有名な『椿姫』の原作翻訳書。
    純粋な愛の悲しい物語。
    マルグリットの気持ち、よくわかる。

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著者プロフィール

1944年生まれ. 東京大学フランス文学科卒業. 同大学院に入学後, 1969-72年, フランス政府給費留学生として, パリの高等師範学校およびソルボンヌ大学に留学. 1978-80年, フランス国立東洋語学校講師. 2007-09年, パリ・日本館館長. 現在, 東京外国語大学名誉教授. 著作に『評伝アルベール・カミュ』(白水社, 76), 『サルトルの晩年』(中公新書, 88), 『ミラン・クンデラの思想』(平凡社, 98)『激情と神秘──ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店, 2006)ほかがある.

「2018年 『カミュの言葉 光と愛と反抗と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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