- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041032091
作品紹介・あらすじ
障害を抱える15歳の少女が誘拐された。現場には「ハーメルンの笛吹き男」を描いた絵はがきが残されていた……。警視庁捜査一課の犬養は相棒の高千穂と捜査に動くが、同一犯と思われる第二の誘拐事件が起こり……。
感想・レビュー・書評
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刑事犬養隼人 シリーズ3
捜査一課の犬養隼人刑事が、なぜか彼を嫌っている高千穂明日香とコンビを組み、誘拐犯に挑む。
9日間に、7人の少女が誘拐される事件が発生。
誘拐された少女の内、6人が、子宮頸がんワクチン接種の副作用に、苦しんでいた。
残りの1人は、子宮頸がんワクチン推奨団体会長の娘であった。
誘拐現場には「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた他、犯人を示す証拠は、残されていなかった。
その直後、犯人から、1人10億円、都合70億円の身代金の要求が、捜査本部に届いた。
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子宮頸がんワクチンの副作用に苦しむ人がいる反面、ワクチンのお陰で、命が助かった人もいるのでは?どちらが正解なのだろうか。
今現在、コロナワクチン接種を、政府は推奨しているが『ワクチン接種者の方が、コロナに罹患しやすい』と言う意見が散見される。
私自身、4度受けたが、何年後かに、悪い答えが出ないよう祈るばかりだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中山七里
「刑事犬養隼人」シリーズ第三弾
「ハーメルンの誘拐魔」
グリム童話〈ハーメルンの笛吹き男〉をモチーフに少女が一人、一人、1度に五人と誘拐されていく、誘拐されていく少女達の共通点は?
犯人の目的は?
事件の捜査を進める犬養隼人は、しんそうに辿り着くことが出来るのか?
厚生労働省、医療、製薬業界の闇に挑む社会派ミステリーでした。
国民生活を脅かす、厚労省のワクチン接種の接種事業に疑義を呈する作品でした。
コロナ禍の後に読む事になり、とても勉強になる作品でした。
ちなみに、この作品では、『子宮頸がんワクチン』を取り上げてあります。 -
子宮頸がんワクチン、
この本を読み終えてから、ネットで色々検索してみた。
厚生労働省HPや、副作用のことなど、たくさんの事が出ている。
子宮頸がんの恐ろしさも、コロナウィルスの怖さもすごくよくわかる。
でも、ワクチン接種をすれば、絶対に安全とは言えない。
副作用によって、苦しむ人もたくさんいる。
ウィルスとの闘いは、これからもずっと続くだろう。
犬養刑事にとっては、自分の娘と重なって、辛い事件だったろう。
明日香との迷?名?コンビ、楽しかった。
本当の真犯人、その動機と思いに、感動した。
最後にスカッとした。 -
犬養隼人シリーズ第三弾。
子宮頸がんワクチンのこと...改めていろいろ考えさせられました。 -
#読了 #ハーメルンの誘拐魔 #中山七里
病院からの帰り道、母親が目を離した隙に15歳の少女・香苗が消えた。現場には中世の伝承「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた…
犬養隼人シリーズ。
HPVワクチンの副反応を問題提起した社会派ミステリー。子を思う親の気持ちが切ない。 -
犬養隼人シリーズ。
連続少女誘拐事件から見えてくる大きな陰謀まで。
計算された手口から解決まで。今回も驚かされました。
事件の動機を考えると犯人側に気持ちが動いてしまうかな。
その犯人も意外な展開の連続で。
読了後も内容整理するために再度最初から確認してしまいました。
社会風刺強めだったけど今回は特に面白かったです。 -
思えばコロナワクチンも、ネットではほんとかどうかわからない情報が飛び交ってて、なんかもう何を信じていいのかわかりませんでした。
本来はワクチンって命を守る、ただそれだけが目的のはず。そこに色んな感情や目論みが混ざってしまったらって考えると恐ろしいです。だって私たちには医療の知識なんてないもん、予防接種って言われたら、信じちゃうよ。
七里さんの本!絶対最後にどんでん返しがあるはず!!って思って、この人かな、この人かなって考えすぎちゃった…次は素直に読み進めます笑 -
子宮頸がん予防ワクチンの副反応を巡る誘拐事件の話。ワクチンの接種により、記憶障害や肢体麻痺などの副反応に苦しむ女子中学生や高校生が次々と誘拐される。誘拐の現場には「ハーメルンの笛吹男」の絵葉書が残され・・・犬養シリーズ第3弾になるらしい。残念ながら、前作のイメージは全く残っておらず・・・社会問題を上手く取り入れており、ワクチンの副反応に悩んでいる人がたくさんいることを、この作品で初めて知った。ストーリーも面白いけど、犯人が中盤で解ってしまったので、ミステリーとしては普通かな。
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金銭などの要求もなく、死体が見つかるわけでもなく。
犯人像も目的もわからないまま、次々と起こる少女誘拐事件。
興味をひかれる展開。
後半、犯人の予想はついてくるが、それでも最後まで面白かった。
子宮頸がんワクチンの問題を主眼とした、社会派小説といった感じ。