楽園ジューシー

  • KADOKAWA (2022年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784041032107

作品紹介・あらすじ

ここは楽園じゃないけど、面白いところではある。
「残念なパーマの、残念なハーフ。人呼んでザンパ」。不名誉なあだ名とともに暗黒の少年時代を過ごした青年ザッくん。どん底から救ってくれた親友たちに背中を押されて、沖縄の安宿・ホテルジューシーでバイトをすることに。そこで待ち受けていたのは、おいしい沖縄料理の数々に超アバウトなオーナー代理、そしてやたらと癖のある宿泊客たち。困難に立ち向かいながら、諦めムードだったザッくんの人生が、南風とともに変わっていく……? 

みんなの感想まとめ

成長と友情をテーマにした物語は、主人公が沖縄の「ホテルジューシー」でのアルバイトを通じて、人生の困難に立ち向かう姿を描いています。主人公は自身のコンプレックスや社会の問題に悩みつつも、温かい仲間たちに...

感想・レビュー・書評

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  • ハートフル青春物語ですね。
    日常の謎も楽しめます。
    主人公の松田英太は大学一年生。バイト先の弁当屋がしばらく休業することに、長い春休みのバイトを探してひょんな事から沖縄の「ホテルジューシー」のバイトが決まり、いざ沖縄へ、ということから物語は始まる。
    英太は祖母がロシア人、両親も色々な国をルーツにもついわゆるミックス。その事からいじめや勘違いに悩まされてきた。この物語は問題点を探りながら、成長物語でもあります。
    坂木さんの小説は、登場人物の問題点を浮かび上がらせ、同時に社会の問題点も絡めながら、ポジティブに家庭的雰囲気で描いてみせる。
    悩みにくじけそうになっても、前を向いてあるく勇気ある登場人物が特長なので、とても好きな作家さんです。
    今回も色々と考えさせられましたし、英太にエールを送りながら、楽しく読了しました。
    沖縄の「ホテルジューシー」、行ってみたいですね。
    三作目が楽しみです。

  • 「ホテルジューシー」から15年、続編という位置づけだと思っているのだがあとがきによると『姉弟本』とのこと。
    なぜこれだけの時を経て今?という疑問についてはあとがきには書かれていなかった。
    ただ2018年の雑誌連載中に首里城が消失したということで首里城についての記述が多い。いろいろと勉強になった。

    今回の主人公は松田英太。通称ザッくん。
    分かっているだけで五か国の血が流れているのだが、生まれた時から日本で暮らしているために日本語しか話せない。
    あだ名の由来は残念なパーマまたは残念なハーフ(本当はミックスだが)。ずっといじめられていたのだが、大学生になると一転モテ始めた。だが元からのいじめられ体質で友達は作れない。
    そんな彼がなぜ沖縄の<ホテルジューシー>で働くことになったのかは読まれて確認していただくことにして。

    前作で浩美がアルバイト期間終了を前にせっせと作っていたマニュアルがまだあり、歴代アルバイトたちが更新してくれているのにニンマリ。
    調理担当の比嘉さんは変わらず手際よく美味しい料理を作ってくれているし、クメばあセンばあの清掃コンビも変わらず元気。
    そしてオーナー代理の安城もやはり天気のよい昼間は使い物にならないし、あちこちの店にツケを溜めているし、隣のバーは闇営業だし。

    今回も様々な客たちがやって来るのだが、あとがきにあるような『光と闇』というほどのことはなかった。
    それよりも主人公の英太がどう変わっていくのかと思いながら読んでいた。

    英太は自身を『うすしお』というだけあって、こだわりなし、のめり込むものなし、自信もなしなのだが、安城が言うように意外と『見た目に囚われ』ていた。被害者体質というか『仕方ないじゃないか』の言い訳で人との付き合い方や距離の置き方がチグハグな部分があった。
    この辺りは言いたいことをズバズバ言っていた前作の浩美とはかなり違う。

    そのツケが最後の最後に英太へドッと押し寄せる。この展開は読んでいて辛かった。何もここまで畳みかけなくても…と思ってしまった。

    <ホテルジューシー>に来るまでの英太の世界は実に狭かった。その環境の中で生きていくうちに固まった固定観念や価値観や距離感が彼を作っていたのだから、英太のそうしたチグハグさはある程度仕方のない部分もある。もちろん言い訳で済まない場面もあるのだが。
    だが<ホテルジューシー>に来て、それは大きくひっくり返された。それは英太の世界が広がった、または経験値が増えたという良いことではある。
    そこで英太が思い切り凹んで歪んで…で終わらなかったのはホッとした。

    せっかくだから家族に頼んで様々な国の言語を教えてもらったらどうだろう…と思うのだが。もっと彼の世界は広がるかも知れない。

  • 約2年前に読んだ『ホテルジューシー』の続編。主人公は異なるが、舞台となる沖縄本島にあるホテル(ホテルジューシー)は同じ。東京の男子大学生の通称「ザック」がホテルジューシーの住み込み冬季短期アルバイトに成り行きで応募。生きづらさや見た目・性格にコンプレックスを抱えているが、ホテルジューシーのオーナー代理をはじめ従業員はそんなものは一切気にせず温かく受け入れてくれる。他方、観光だけでは分からない沖縄の意外な一面(陰の部分)も垣間見られる。どんな場所でも光と陰はあるのだなぁと思わさせられた。坂木司さんの小説はほっこりした雰囲気のものが多いが、本書はほろ苦い要素も含んでいた。東京に戻ったザッくんが親友2人との絆を取り戻し、再び楽しくやっていけると良いなと思う。

  • 大好きだった『ホテルジューシー』の続編!!
    というか姉弟本だそうです
    舞台や周りの人達は変わらないけど、主人公が変わった。
    前作では元気な女の子ヒロちゃんが主人公だったけど、今作の主人公はいじめられっ子で若いくせに人生諦めムードなザッくん!
    そんなザッくんの成長物語でした。

    大学の長期休暇の間、ひょんな事から沖縄のホテルでリゾートバイトする事になったザッくん。
    今回もどこか不思議なお客さん達がやってきて、ちょっとした日常ミステリも絡めながら話は進んでいく。

    私のイメージでは開放的でまさに楽園って感じの沖縄だけど、まったく知らなかった根深い問題というか、ちょっと"黒沖縄"な部分も描かれていたと思う。

    正直なところ前作が大好きだったので、かなり期待値上げすぎててちょっと物足りなかったな〜
    ザッくんの煮え切らない感じにも少しモヤモヤ、、
    双子のおばあちゃんとか比喜さんも今回キャラ薄かったような、、
    そんな中オーナー代理だけは、相変わらず美味しいとこ持っていってました笑

    坂木さんがちょうどこの本を執筆してる時に首里城が焼失したそうです。
    私はまだ行った事がないので、いつか建て替えられた首里城やこの本に出てきた路地裏みたいな所を散策してみたいな〜。

  • 2話でレンの親父が来るとは。タスキがけかなぁと思って次は誰かと思い読み進める。同時期の気持ちが手に取って分かるのがいいね。息子を心から好きになれない、大人になったら思いっきり俺を捨てろよってなんだか全然共感出来ず。学校という世界で息子は戦っている、思った以上に辛い事ばかりなんだよ。昔とは違うって思う、自分でももし今生まれたら大変だろう、SNSとか下らないものに絡まれて気にして、まるで顔色見て生きる自分がいるのでは。ファミレスで10人とかでお茶飲んでる高校生が無言でSNS、時折会話する、あの光景は異常

  • 主人公のザッくんに共感しました。やり過ぎても行けないけど相手の気持ちを思わないとなって。自己中に気がつかないうちになってる。後、沖縄の事少し考えさせられました。

  • 野性時代2018年1月号:約束、3,7,9,11月号:風の音、11月号、2019年1,3,6,8,111月号:境界、2020年2,5,7,9月号:ローリングカラーストーン、2020年11月号、2021年1,3,6月号:フェア、6,8月号君ではない、8月号:眩しさ、に加筆修正し、あとがきを加えて、2022年2月角川書店刊。シリーズ2作目。前作と同様に一夏の出来事。大学生だが幼ない主人公の沖縄アルバイトストーリー。少しぬるい話で、あまり共感できませんでした。

  • 【収録作品】約束/風の音/境界/ローリングカラーストーン/フェア/君ではない/眩しさ

    「残念なパーマの、残念なハーフ」という意味で「ザンパ」と呼ばれ、いじめられて過ごしたミックスの青年ザッくん。どん底のときに出会った親友たちとの約束を頼りに「余生」を生きているつもりでいる。そんな彼が、弾みで沖縄のホテルジューシーでバイトをすることになる。

    クセの強いオーナー代理・安城に振り回されながら、周りの人たちとの関わりのなかで、自分の甘えや偏見に気づかされていくザッくん。ほろ苦い成長物語だ。彼の欠点を指摘する人たちも、自分の傷に囚われている。

    被害者意識をこじらせて何にも関心をもたずに薄く生きていけるのは、それだけで恵まれていると思う。

    なお、あとがきによると、連載途中で首里城が火災によって焼損したため、その姿を物語の中に残そうと考えて「ローリングカラーストーン」を書いたとのこと。

  • 前作より面白く感じるのはラスト近くがリアルなのかな。
    主人公の辛さもわかるし周りの気持ちも分かる。
    楽園ジューシーの楽園を考えてしまいますね。

  • ホテルジューシーの姉妹編だそうだ。
    前作を読んでいなくても楽しめると思います。
    「楽園」とつけた作者の意図がわかる気がします。

    首里城には行ったが、ここまで深く見ていなかったな。残念。また復元されたら是非行きたいです。

  •  何と何と、14年ぶりとなる『ホテル・ジューシー』の続編が届けられた。オーナー代理を筆頭に、宿泊客も訳ありの人物ばかりなホテル・ジューシー。那覇の国際通りからほど近いこのホテルに、今回アルバイトとして飛び込んだのは…。

     前作の主人公・柿生浩美は、一言で言えば超しっかり者。今回の主人公はハーフのザッくん。外見をからかわれ、暗黒の少年時代を過ごした彼は、万事に前向きになれない。浩美から見るとかなりイライラさせられるキャラクターだろう。

     一念発起して那覇まで来たザッ君だが、そんな彼にも、おいおい大丈夫か?と思わせるオーナー代理。前作を読んでいれば、只者ではないのはわかっている。浩美と同様に昼と夜のギャップに戸惑うザッくんだが、浩美よりも順応は速いか?

     事件らしい事件が起きるわけでもなく、日常の中で価値観を揺さぶられるエピソードが多いのは前作に共通する。浩美のような明確な価値観を持っていないザッくんにも、先入観はある。辛い少年時代を過ごしたザッくんだけに、世の中こんなもんという思い込みは、ある意味誰よりも強いかもしれない。

     ザッくんだって時には客の態度に腹を立てるし、オーナー代理の「大人」の対応に違和感も抱くが、浩美のように口には出さないのでモヤモヤが蓄積していく。そんな彼の内面は、オーナー代理にしっかりと見抜かれていた。

     自分自身、ザッくんに共感できる面もある。彼だって殻を破りたいという願望は無意識に持っているはずだ。だからこそ、沖縄行きを決断した。沖縄という土地柄が、個性的な人物たちが、頑ななザッくんの心に少しずつ変化をもたらす。

     ホテル・ジューシーでの業務に慣れていく中で、終盤にはガツンとやられる展開が待っていた。一緒に出かけた「彼」にぶつけられた言葉。どうすればよかったのか? しかし、ザッくんが何よりショックを受けたのは…。

     自分の良いところを認めてあげるのは難しいが、見ている人は見ている。おそらく、謎のオーナー代理も。なかなか自分を肯定できないザッくん。もう少し時間はかかりそうだが、この体験が、さらなる一歩踏み出すきっかけになれば。

  • 風変わりなオーナー代理が経営する沖縄にある「ホテルジューシー」を舞台とした「ホテルジューシー」の続編(?)
    今作の主人公は多国の血が混じった「ミックス」のザックこと松田英太。
    大学生でお弁当屋でバイトをしていたが、お弁当屋が休業することになり、中学生の頃に友人たち行こうと約束した「楽園」に下見を兼ねて、住み込みでバイトをすることに。
    もちろんバイト先は「ホテルジューシー」。
    正確には続編ではなく、姉妹版らしいが、ホテルジューシーのメンバーは健在。
    昼間は使い物にならないオーナー代理、料理の上手な比嘉さん、清掃係の双子のおばあたち。
    絶対面白いはずなのに、何でだろう?ザッくんこと英太の卑屈な考え方に終始イライラ。
    いつもならば、もう少し日常の謎系の話が含まれているのに、今回は各章のラストにちょこっとって感じで、その辺も物足りない感じ。
    日常の謎ものではなく、英太の成長の物語として読めば、まぁ、納得しないこともないけど、自分ばかりが辛い目にあってるみたいな考え方はやはり好きではない。
    今の世の中、様々な多様性があり、何を言っても、悪く捉えられる傾向があり、普通に生きていても難しいなぁと感じる。
    そんなことが伝えたかったのかな・・・
    今作の掲載中に首里城が火災に見舞われたことは、作者の心中も穏やかではなかっただろう。
    前作に比べ、沖縄の歴史や光と影が詳しく描かれていた気がする。
    いつもならば、軽いノリで読み終える坂木作品だが、今作は読み終えた後に考えさせられることが多かった。

  • ミックスということで嫌な目にあうことの多かったザック。沖縄のホテルでバイトをしながら知っていく自分の中の固定概念や沖縄の光と影。基地の問題は知っていたつもりだか浅かったし、強い家長制度についても初めて知る。情報が柔らかく入ってくる。
    オーナー代理のアロハシャツの柄が楽しめる。アロハシャツにも憧れるけど、着る機会が無いです。

  • 14年ぶりの『ホテルジューシー』の姉弟本は、
    怪しげな人が集うホテルで働くザッくんの、2か月の春の物語。
    約束・・・三人で沖縄へ行こう!でも今行けるのは自分だけ。
     偶然たるアクシデントは、ザッくんをホテルジューシーに誘う。
    風の音・・・ザッくん、ホテルでの、街での人々に、戸惑う。
      でも、あのヒロちゃんのマニュアルがある!感激!
    境界・・・男二人、女二人の宿泊客。それぞれの不可解な行動と
       言動の理由は?ゆんたくでオーナー代理が謎を解く。
    ローリングカラーストーン・・・常連の軽部さんが落としたメモ。
       謎の単語と彼女から依頼のバイト。真相は沖縄の風習に。
    フェア・・・石黒さんと香具山夫妻の荷物とは?旅の自由とは?
       世の中は、いい人と悪い人だけで二分出来ない。
    君ではない・・・米軍キャンプでの出来事。一人になって、
      苦しさを「誰かに委ねて」楽になりたかった、自分を知る。
    眩しさ・・・東京に戻った、ザッくんの脳裏に浮かぶのは・・・。
    14年ぶりの『ホテルジューシー』の姉弟本。
    彼は、5ヶ国のミックスで幼い頃からいじめられっ子だった。
    大学一年の現在、マインドはそのままのザッくん、松田英太。
    一歩踏み出せない、壁の陰から窺うような姿は、過去の影響。
    また、過去の親友たちとの約束にも、心が縛られている。
    そんな彼が那覇のホテルで味わった、2か月の春の物語短編集です。
    沖縄は太陽と青い空、観光地。それは憧れの楽園の様。
    だが、複雑な歴史と文化と風習には縛りも存在する。
    ザッくんが出会う人々は、沖縄の人も沖縄以外の人も、
    同様に縛りを内在している人がいた・・・自分だけではない。
    あっちゃん、軽部さん、ユージーン、卸問屋の店主の言葉と、
    更に、それらを気づかせてくれる、オーナー代理。
    夜モード全開に、推理と心に沁みる言葉で、今回は大活躍です。
    ヒロちゃん以前も、ヒロちゃん以降も、ホテルジューシーで
    人生にプラスする何かを受け取った人が多くいたのだろうと、
    感じました。あのマニュアルに加わる情報が、その証でしょう。
    沖縄は、想っていた夢の楽園ではなかった。
    でも、東京に帰ったザッくんには、ホテルジューシーの存在は、
    心の奥から誘う楽園になったのに、違いない。

  • 「ホテルジューシー」の続編。
    ホテルジューシーは面白かった記憶はあるものの、かなり前の作品で内容も忘れていたので読み返してから臨みました。

    前作と同様に「ホテルジューシー」が舞台でありながらも、今作の主人公はミックスの大学生ザっくん。
    色々こじらせていて、ウジウジしていて、読んでいて若干イライラ。笑

    宿泊客に関する日常ミステリの謎解き(?)もちょっと長くて勿体ぶったカンジがしてしまった。
    もう少しサクサクテンポ良くライトに読みたいなと思いました。

    オーナー代理のゆるキャラは顕在で嬉しかったです。笑
    また次のバイトさんが来てお会いできるのを楽しみにしています!

  • 購入本。前作が大好きなので。
    ホテルジューシーの面々は変わらず、ヒロちゃんが去った後のお話。続編!と期待しすぎた面もあって、読了後は少し物足りなさもあったが、一緒に推理したり、比嘉さんの料理を想像したりするのはやはり楽しかった。

  • 東京在中?の大学生が沖縄という場所にバイトに行って、そこで出会った人と関わっていくうちに自分も変わっていく青春ものだと思っていたら、日常のミステリー要素まであるという面白い作品でした。

    主人公ザッくんは、その見た目から小中とイジメに会った過去のある大学生で、自分は何をやっても輝けないという諦めというか悟っている青年。

    そんな彼が沖縄へ行き、バイト先で見つけたものとは?

    ザッくん自身と沖縄の光と闇の闇部分にスポットがあたっていて面白かった。この本による擬似体験こそ、ザ読書だと思います。

  • 「ホテルジューシー」の続編。
    前作同様、読んでいると沖縄に行きたくなる。
    首里城、石敢當、紅芋などの知らなかったことも小説を通じて知ることができた。
    主人公がホテルジューシーでアルバイトをし個性豊かなお客様やスタッフと向き合い、最後は自分と向き合い成長していく過程が良かった。

  • ホテルジューシーの記憶が全然残っていなかったので残念でした。先に再読しておけばよかった。でもそこまでの関係性は無かったみたいなので十分楽しめました。
    数か国の血が入っているザックの成長がメインの優しいお話ですが、終盤での彼への衝撃は結構他人事じゃなかったかも。受け身で自分からは働きかけない性質は僕自身も持っているので・・・。やはり自分をしっかり持って相手と対峙することが、分かり合う第一歩という事でしょうか。

  • 最初はザッくんに寄り添って応援するかのように読んでいたが、確かに後半で指摘される点が鼻につくようになってその後の展開がなんだか残念だった。残念ついでにホテルジューシーを読んでいなかったことも。15年も前に書かれた作品だがとても気になる。ザッくんと友人たちはどうなっていくのだろう。自分から行動したり、他の人の意見に耳を傾けたりできるようになっていくのか親目線で見守っていきたいけど、 続編あるのだろうか。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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