十字の記憶

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 181
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032114

作品紹介・あらすじ

元市長の息子が大学跡地で惨殺死体で発見された。新聞記者の福良と県警捜査一課の刑事・芹沢が事件を追う。ふたりは高校時代の同級生だった。彼らの背負った同じ後悔が事件のカギを握っていた……。

感想・レビュー・書評

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  • 刑事ものやミステリーは素人なので、これはこれで面白かった

  • 20年ぶりに故郷の町に新聞社の支局長として帰ってきた福良貴嗣.至近距離からの銃弾で元市長の息子が殺害され、同級生の芹沢拓警部補との接触が始まった.立場上、密かに情報交換をしている中で、2件目の殺人事件が発生.同級生の縁で情報が集まり、次第に犯人探しが具体化する過程が楽しめた.様々な情報が飛び交う中で、的確に重要点を掴んで動く福良の行動は頼もしいと思った.犯人グループに同級生の女性がいたが、福良と芹沢との苦い思い出とリンクしていたのが巧み構成だと感じた.

  • 4月-1。2.5点。
    ある町出身の、新聞記者と刑事。高校で同じ陸上部。
    同級生で父親が自殺した女友達が、当時夜逃げ。
    一方ふるさとでは、元市長の息子で次期市長選立候補予定だった男が、殺害される。
    元公務員も殺害され、連続殺人に。

    その動機であれだけの事件、それなのに主犯があっさり説得される。
    地元へのこだわりが強すぎ、ストーリーの進みが遅い気が。

  • 無理がありすぎる
    そんなバカな・・・と
    ソフトボイルドか?

  • 新聞社支局長の福良と県警捜査一課の芹沢は、高校時代の陸上部のチームメイト。彼らが高校生活を送った地で、銃による2件の殺人事件が発生する。互いの切り口で犯人を探していくと、かつて同じ陸上部であった早紀の影が・・・
    いっそ恋愛関係とかだった方が分かり易いような。多作な故か、軽いというか、なんで?という箇所がちらほら。少々物足りない感じ。

  • とある地方都市で起きた殺人事件。高校の同級生だった刑事と新聞記者が事件を追う。
    ざっくり言うとまあこんな。なんだろうなあ、青春小説と警察ミステリとって狙いみたいですが、なんとなくどっちも中途半端な感じ。
    高校時代の苦い記憶みたいなものも「そこまで気に病むようなものか?」とも思うし、事件のほうも別にこれといって「そうだったのか!」となるような真相もなく。。

  • ミステリーとしてはどうかなて感じの出来でしたね。ここ2,3年増えてきたハズレの本かな。

  • いやいや…
    ナイナイ。

  • 前市長の息子が大学跡地で惨殺死体で発見された。県警捜査一課の刑事・芹沢と、新聞記者の福良が事件を追う。ふたりは高校時代の同級生だった。彼らの抱えた過去が事件のカギを握るが…。

    堂場瞬一だから…と勝手に期待していた分、裏切られたといういささか自己中な気持ちが残った。物語の発端となった高校時代の一件に刑事や新聞記者がそこまで拘るのだろうか、と思う。そこを疑っては物語に入っていけないのだけれど…。
    (C)

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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