世田谷一家殺人事件 15年目の新事実

著者 : 一橋文哉
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年12月5日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032244

作品紹介

2000年12月31日、世田谷区上祖師谷の四人一家が無残な状態で発見された。現場に多数の痕跡を残しながら捕まらなかった犯人。その犯人を追って著者が向かった先とは? 真犯人がついに本書で明らかになる。

世田谷一家殺人事件 15年目の新事実の感想・レビュー・書評

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  • この事件には、いまだ解けない7つの謎がある。

    1.犯人はどこから入り、どこから逃げていったのか?
    2.犯人はどういう順番で襲撃を行なったのか? 家族4人のうちの1人だけ、他と殺害方法が異なるのはなぜか?
    3.犯人はいつ逃走したのか?
    4.犯人はなぜ家の中で着替えるなどの「儀式」めいたことを行なったのか?
    5.犯人はなぜ指紋や血痕を現場に残しのか?
    6.犯人はいったい何を探していたのか?
    7.犯人は殺人現場に居座ってパソコンでいったい何を調べていたのか?

    著者は最後に、すべての謎を解く事件全体の推論を開陳している。 

    著者は事件の犯人を、被害者家族と元々かかわりがあり犯行動機を持つ主犯と、縁も動機もないが主犯に命じられ、実際に宅に押し入り4人を殺害した実行犯とに分けているが、真相の解き明かし方が通常と異なるため、違和感を感じた。
    普通は、一家と何らかの接点を持つ主犯に迫り、そこから主犯と関係を持つ実行犯があぶり出されるものだが、著者はまず冒頭で実行犯を呈示し、そこから一家とのつながりを何とかつけるため、黒幕を用意するという手順を辿る。

    もちろん著者は、現場の遺留品や指紋から実行犯が浮かび上がってきたと主張しているが、本書にもある通り「さあ、捕まえてみろ」と言わんばかりの大量の物証がことごとく犯人逮捕につながるほどの決め手には欠けていたのも事実で、日本の警察の捜査力が著者の取材力に屈したとは到底思えないのだ。
    血痕や指紋、果てはXXXまで現場に残されているのに、捜査線上に浮かんでは消える容疑者を、事件当日に手をケガして包帯を巻いているかどうかで選別する様も容易には理解しがたいものがあった。

    著者は自身の推論を「驚愕のストーリー」と自信を持っているようだが、「ダバオ暗殺団」まで出てきては、読者には戸惑いしか残らない。

  • 20世紀末に起こった有名未解決事件を取材したジャーナリストの本です。
    凄惨な殺し方の描写がすごくイラストとはいえ写真まで載っていて読むのがしんどかった部分もありました。

    多種多様な証拠があるにもかかわらずなぜ未解決なままなのか。
    概要ばかりしか知らなかった私も証拠がありすぎたことによる思い込みと断定が捜査を誤らせた原因だと知りました。

    そしてこの事件を実行犯と指示役に分かれていたことは考えていませんでした。
    外国人が絡んでいそうだとは思っていたけれど。

    それにこのことが本当だと仮定したらやっぱり金絡みは本当に怖い。

    でも一ジャーナリストでも仮定や推理を多分に含んでいたとしてもここまでたどり着いたのに警察はどうしているんだろう?
    犯人ではないにしても重要参考人として呼べないのかな?
    外国人だからでしょうか?
    それとも行方がわからないから?

  • 図書館の本。
    読みきれなかった。
    あと半分ほど残る。

  • 一橋文哉氏の『世田谷一家殺人事件』を読む。警察からの誰もが知ることのできる公開情報とウラの取れない「独自取材」情報とをブレンドするというスタイルは健在。一橋氏は自らの著作のなかでは相当に取材しているふうだがそのことを証言する第三者は今のところ1人もいない。

  • 本当に惨殺な事件、早期解決を望みます。

  • この本で書かれてあることが事実かどうか分からない。事実だとしたら警察も動いているだろうし。ただ外国人の犯行だろうという気はする。
    ちゃちな駐車取り締まりではなく、こういう極悪非道な犯罪者を警察は捕まえてほしい。

  • ううわー。
    どこまで信じていいのか悩むところだけど、説得力はある。

  • スリリングな展開と信憑性の高い情報でページをめくるスピードが増大するきがした。読み応え十分、結論十分かな。久しぶりに5つ星!

  • 一家全員が殺されたために、本当のところは誰もわからない。言ったもん勝ちになってしまうから、ここに書かれたことはどこまで真実なのか。
    そして結局暴力団が出てくる。

  • 2000年12月31日、世田谷区上祖師谷の一家四人が無残な状態で発見された。現場に多数の痕跡を残しながら捕まらない犯人。その犯人を追って著者が向かった先とは…? 平成最大の未解決事件の真相を明かす。

    私がこれまで読んできた一橋文哉のノンフィクションは「いいところまで真相に近づくが結局はキーパーソンが死んでいたり行方不明だったり」して肩透かしに終わることが多かった。その点、本作は冒頭で…。だんだん登場人物が増えてきてゴチャゴチャしたのは時間をかけたノンフィクション取材のため仕方ないだろう。なかなか読みごたえのある佳作だった。
    (B)

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