- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041032398
作品紹介・あらすじ
寛文6年。藤堂家の使用人・松尾宗房は奇妙な老人に絡まれ、蔓草に襲われる。怪異から宗房を助けたのは眼光鋭い美青年・河合惣五郎。俳諧を通じ意気投合した二人は、藤堂家に続く不幸の原因解明に乗り出す。
感想・レビュー・書評
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長年積んでたのをようやく。松尾芭蕉が死際に生き霊となって時空を超え若い頃の自分の運命に干渉しようとするが、結局運命はどう干渉しても変わらない、と悟るまで。どこまでが創作でどこまでが実話なのか分からないけど、自分は芭蕉は著作からもっと明るい性格だという印象があるので、人生やり直そうとは思わないのでは、という気がしないでもない。
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2015-08-17
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図書館で。
今はやりの異世界転生ではなく、やり直しなんだけど本人がラスボスっぽくなってるのがなんか斬新。面白い設定だ。もしかして続きが出てるのかな~と思いましたがそうでも内っぽいのかな。 -
おもしろかったです! 「化け芭蕉」ってタイトルはそういうことか……って思ったりしたけれど、読んでいくうちに予想していたのとは違う感じになって「お?」となりました。怪異に遭うことで己の心と向き合う。己の心を受け入れる。すごく読んでいてわくわくどきどきしました。冒頭の芭蕉さんの言葉にはめっちゃ刺さりましたが……。やり直そうとしたって、結局物事の「縁」は切れないんだろうなあ。
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わあい新シリーズ!?と思ったら…これは続かなそうかな?
江戸時代は初かも。平安時代のイメージが強いですし。
でもこれはこれで好きな雰囲気。
角川では初?と思ったら、ことびさん名義でホラー文庫では出てましたね。
最近少女小説レーベルじゃなくても書いてらっしゃるので嬉しいです。