戦うハニー

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 106
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032633

作品紹介・あらすじ

私立保育園「みつばち園」で、開園以来初の男性保育士として働き始めた星野親。女性ばかりの職場や、保護者からの偏見に戸惑いながらも、体当たりで子どもたちやその家族と向き合っていく。心温まる青春お仕事小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「ハニー」って何だろう。地球外生物や悪者と戦う可愛い正義の味方か?なんて思いながら読み始めたら、あらびっくり。なんと主人公はどこにでもいる植物系男子、職業は保育士、そして戦う相手は宇宙人でも悪者でもない。
    描き方によってはものすごくぎすぎすとした物語になりそうな題材をまるく軽やかに明るく書いてしまう、新野さん、いいねぇ。男性保育士に限らず、かつて女性しかいなかった職場でオトコが働くことの難しさ、その意味、意義、をかみしめながら読む。
    「等身大の」なんてよくある言葉を使いたくはないけれど、どこにでもいるフツーの男子のお仕事小説なのにこんなに面白いなんてね。

  • 主人公がちょっとズレた人間だなぁ、とか思いながら読んでいました。よくよく考えたら子ども達は大変な家庭環境ってことだけどそれを前面に出し過ぎると単なる暗い小説になるので内容に関してはちょうど良い塩梅だったと思います。個人的には辻先生が好み。

  • #読了。
    大手企業を退職し、保育士として私立保育園「みつばち園」で働くことになった星野親、27歳。女性職員しかおらず、また様々な事業を抱えた子供や保護者が多い「みつばち園」。新米保育士星野は、園や子供を守るため奮闘する。
    社会的に重たいテーマで、人間関係も複雑ではあるが、ユーモアを交え重くならずに描いている。「あぽやん」同様の青春お仕事小説だが、保育園というテーマのため身近に感じる人も多いのでは。こちらも続編ありかな。

  • 2017年7月西宮図書館

  • 2017.5.15

  • 男性保育士が増えてほしい。

  •  将来の進路は、保育・小学校の先生という人には必読。
     楽しいことも多いが、たぶんこの小説よりも現実は厳しいし、いたたまれないことも。
     楽しかったという経験しか持っていない人にこそ。

  • 保育士という仕事の実態が垣間見ることができた。主人公は社会人経験ありの新人男性保育士。経歴は一流大学卒で一流企業で働くものの保育士への夢を諦められず短大に入りなおすという変わり者。キャラクターとしては草食系男子で自分大好きを認めている。自分がこれから将来の仕事を考える歳なら疑似体験できるお仕事小説は参考になるだろうに…と考えてしまう。

  • 登場人物が楽しくて良かったです。

  • 男性保育士のお仕事小説。
    「あぽやん」同様軽快で読みやすいのに社会派なテーマで引き込まれて読みました。
    女性が多い職場で働く男性の居心地の悪さ、モンペ、ネグレクト、DVなど暗いテーマをカラッと明るく描いていて、とても読みやすかったです。

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著者プロフィール

しんの・たけし。1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒。1999年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2008年『あぽやん』で第139回直木賞候補となる。ほかの著書に『美しい家』『カクメイ』『キングダム』『溺れる月』『戦うハニー』など。

「2017年 『明日の色』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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