インフェルノ ヴィジュアル愛蔵版

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (664ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032695

作品紹介・あらすじ

作中に登場する美術作品や建築物など、240点のカラー図版を、小説にあわせて収録。フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブールの美術遺産が彩るラングドン教授の事件簿。

感想・レビュー・書評

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  •  宗教象徴学が専門のロバート・ラングドン教授。目を覚ますとそこは見知らぬ病室だった。入ってきた医師二人との問答や窓の外の光景から、自分が過去二日間の記憶を失っていること、自分が今ハーバード大学があるマサチューセッツ州でもアメリカ合衆国でもなく、イタリアのフィレンツェにいることを理解する。なぜフィレンツェにいるのか、なぜ病室にいるのか、なぜ頭部に怪我を負っているのか、混乱する頭をまとめようとするラングドンだが、突然何者かが病室を訪れ、対応した医師の一人に向かって発砲した!
     もう一人の医師、シエナの先導で命からがら逃げ出したラングドン。彼女の住まいで所持品や衣服をチェックすると、自身の上着に覚えのない隠しポケットの細工がされていて、中から小型プロジェクターが。壁に投影すると、現れたのはダンテの『神曲』の地獄の様相を図像化した、ボッティチェルリの『地獄の見取り図』。しかもその図版は加工されていた。
     追手に追われて逃げ回りつつ謎を追いかける内に、グランドンは全ての謎がダンテの『神曲』またはダンテ関連の美術品を下敷きにしていることに気付く。そして徐々に顕になっていくバイオテロ計画の全貌……!
     果たしてラングドンは全ての謎を解き、計画を防げるのか。美術遺産を巡りながら謎を追うタイムリミットサスペンス!

     値は張るけど、やっぱりヴィジュアル愛蔵版はいいです。図版のおかげで人物の行動や何を見てそう発言しているのか、イメージしやすい。おかげで物語を通常版の何倍も楽しめた。

  • フィレンチェ、ベネチュア、イスタンブールを舞台に描かれたサスペンス。人類の人口過剰に悪魔のような科学者がどのような手段を使ったのか。とても複雑な展開の話で、最後のアレッという終わり方にはちょっとビックリ。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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