ハネムーンクルーズは絶体絶命 (角川ルビー文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032930

作品紹介・あらすじ

幼い頃パンツを奪ってトラウマを植え付けた美少年・黎美華に、新人研修と騙されて豪華客船に乗船させられた伊吹。再会した美華は中華マフィアの幹部となって、「約束通り迎えに来たよ」と伊吹を陥落しようとして!?

感想・レビュー・書評

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  • 至宝、守り神。そんな風に大切にしているものが自分の下着...。かなり受け入れるのが難しそう。そんな冗談みたいなことを本気でやっている美華に振り回される伊吹が可哀想になってくる。
    伊吹のことが大好きで、何としても守りたいし手に入れたいと思っている美華。伊吹はそこから逃げるのは難しそうだな。と思った。トラウマの原因のはずの美華を、心から嫌うこともできないのだから。

  • 宮緒先生にしてはKADOKAWAということもあってか、随分ポップな印象だったし、実際「ぱんつ」とか出てきてコメディかとも思ったんだけど、そこはちゃんと宮緒先生だった!決着後をもうちょっと読みたかったけど、キャラも展開もよくて面白かった。林と張の話もスピンオフとか続編で読みたいなー。

  • ルビー文庫らしい王道なタイトルと表紙なのに、作者名で思わず目を疑ってしまいました!蓋を開けてみればパンツ愛の宮緒節ですが、中国マフィアに花嫁ものと、何だかコンテンツが違う。パワーがやや押しが弱く感じるのは、レーベルの器を測っているせいかも。

  • 中国マフィアと幼馴染という王道的な設定でしたが、中国マフィアの美華の主人公への愛の象徴ともいえるものがまさかの「白いブリーフ」でした。幼いころ中国マフィアの祖父のもとに引き取れるときに、美華は伊吹からはいていたブリーフを剥ぎ取っていたものでした。
    美華の白いブリーフ、白いパンツへのこだわり!
    美華にとっては命の危険を回避してくれたり、投資を成功させてくれたりする頼れる守り神でした。
    「私の愛人、伴侶」
    そう呼んでいるように美華の伊吹への愛は一途で真剣です。
    真剣なのでシリアスであるはずなのに、白いパンツへの執着が要所で思わず笑いを誘います。
    こだわりすぎて、二人の愛の結晶の下着メーカーを作っていて、さらにそのメーカーが大ヒット中というところにかなりツボをつかれました。

    敵対する王に伊吹がとらわれてしまった際に、伊吹は自分よりも白いブリーフが大事なんじゃないのかと美華の愛を疑います。
    「伊吹はどんな宝とも引き換えにできない。私のすべてだ」
    伊吹は誤解を解いて、二人はさらにラブラブに。
    ちょっと変態ですが、美華の愛の伊吹への一途な愛には、思わず萌えました。

    読んでるうちにテンポが良くて、次はどうなるかなと思い、どんどんと読んでしまいました。
    シリアスと笑いがあって、とっても嵌る小説でした。
    二人に続きが気になるので、次があればぜひ読んでみたいです。

  • 一冊丸ごとぱんつの話でした…ww
    宮緒センセ初のルビー文庫です。でも宮緒センセとルビー文庫の相性は、あまりよくない気が…
    帯に「エロはじめました 大人のルビー文庫フェア」と銘打ってあったので、ここの編集さんも読者獲得のために路線変え始めたのかなと、ちょっと思ってしまいました。
    というわけなのか、あの愛あるHENTAIエロが持ち味の宮緒センセに、なんと豪華客船にチャイナマフィアを絡めた花嫁もののエロエロラブコメディという、ルビー王道ど真ん中なストーリーを書かせるとはww
    ルビーらしさを前面に出してる作風は、いつもと全然違っていてとてもかわいらしいかんじに仕上がっていてさすがだなと思いましたが、個人的には求めているものとは違っていたんですよね…

    白き至宝は笑ったし、ぱんつと138回も表記されていたのはやはり相変わらずのHENTAIぽさが出ていて、そこは楽しかったんですが、それを除いたらルビー仕様にしたせいでものすごくありがちなストーリーになってしまったような。
    センセの文才が生かされてなかった気がします。ぱんつとラブロマンスの融合は難しいです…どっちかにしてほしい!
    あと、緒田涼歌センセのイラストもちょっと雑な仕上がりに感じました。

    やっぱりぱんつのHENTAIネタはもう少し大人な品質で楽しみたいです、個人的に。

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著者プロフィール

(みやお あおい) 2011年プラチナ文庫『堕つればもろとも』 (フランス書院)にてデビュー。以降、BL各社で活躍中。

「2016年 『シークレットクルーズは危機一髪 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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