羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1084
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033159

感想・レビュー・書評

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  • 芥川が二十歳そこそこで書いた作品に触れ、只々、感嘆してしまう。
    若い青年の書いた文章のわりに、大人びてというより老けすぎていて、なんだか生き急いでいるようで、ちょっぴり哀しくなってしまった。

    本書は表題3作品の他プラス15作品収めてあり、その中でも私が印象に残った作品は『葬儀記』。
    これは夏目漱石の葬式の記なのです。
    大正5年12月に胃潰瘍のため死去した漱石先生の死顔に、たくさんの文学青年たちが最後の別れを惜しんでいる様子が伝わってくる。
    その文学青年たちの中でも若いほうであった芥川が、忙しない葬儀中にあたふたとしている姿に、やはり年相応の幼さがあり、あんなに大人びた作品を書いている反面、『葬儀記』では、素顔が見え隠れしている。

    18作品の最後の最後に『葬儀記』をもってきた編集の仕方にグッドジョブ!!と言ってしまった。

    • だいさん
      時々読むと、現代作品と違い、感激することありますね。
      時々読むと、現代作品と違い、感激することありますね。
      2016/06/25
    • あいす桃さん
      遠い昔に読んだかな??と思われる本を、大人になって読み返してみるのはいいものですね。
      内容こんなふうだっけ?と随分と忘れていました。
      遠い昔に読んだかな??と思われる本を、大人になって読み返してみるのはいいものですね。
      内容こんなふうだっけ?と随分と忘れていました。
      2016/10/07
  • 学生時代を思い出す。『河童』が無かったのが一寸残念だった(>_<)

  • なんとなく読んでみた。
    なんだろうな。。。国語の教科書を思い出しました。笑

  • 芥川賞があるせいか、小説の基準として読んでしまうのが芥川龍之介です。どれも奇妙でちょっとダークなところのある話なのですが、ダークなものを否定していないで光を当てるので、すうっと読んでしまえます。

  • 芥川を初めて読む、ということで購入。

    割と有名所を集めてきた感じで、読みやすさはあった。
    ただ、30ページにも及ぶ解説は必要かどうか…純粋に自分の感じたまま作品を読みたい人にとっては邪魔かもしれない。

    作品自体は色彩感が豊かな「大川の水」が一番好きだった。
    「煙草と悪魔」「煙管」もお薦め。

  • 「芋粥」を大学の授業で扱い、読みました。
    嫌いではないけど、
    読んでいて五位が可哀想で…
    様々な研究所も読み、
    深い考えを持てたんで、良かったです◎

  • 限定カバーが素敵でジャケ買いしました。
    言わずもがな有名な文豪、芥川龍之介ですが数年ぶりに手に取りました。
    「羅生門」は教科書にも載っており誰もが1度は目を通す作品かと思いますが、
    当時の感想は覚えていませんが子供ながらに善悪について思案せざるを得なかっただろうと思います。
    大人になった今、現代の子供たちには是非「鼻」も目を通して欲しいなと感じます。
    人間の一瞬の輝きを引き出す彼の芸術性は、やはり美しいと改めて感じました。

  • 芥川龍之介の作品は羅生門と河童くらいしか知らなかったのだが、今回短編集を二冊通して読んでみて大正解だったと思う。名が売れてる作品はやはり面白いし、それ以外のものも軒並み読み応えがあった。芥川作品全体に漂う薄い絶望感や、人間や世間に対する諦観・皮肉が、神経質なほど緻密に、そして丁寧に作り込まれた文章で、過不足なく表現されている。作品ごとに落差を感じることがあまりなかったのは、彼の短い人生によるものだけではないだろう。産みの苦しみはいかほどだったかと考えさせられると同時に、感謝を覚えた、そんな短編集だった。

  • 有名な羅生門はもちろんおもしろかった!
    ひょっとこ、父、煙草と悪魔がおもしろかったなー

    ひょっとこの、息を吸うように意味の無い嘘をつく男には、自分を重ねてしまう。。
    虚しくて、寒々しい。でも、そこが妙に惹きつけられる。

  • 名作

著者プロフィール

小説家(1892-1927)。東京帝国大学文科大学英文学科卒業。創作に励むかたわら、大阪毎日新聞社入社。「鼻」「蜘蛛の糸」など数多くの短編小説の傑作を残した。1927年、服毒自殺。

「2020年 『羅生門・鼻・蜘蛛の糸 芥川龍之介短編集 Rashomon, The Nose, The Spider Thread and Other Stories』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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