カブキブ! (4) (角川文庫)

著者 : 榎田ユウリ
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年9月24日発売)
3.73
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  • 本棚登録 :281
  • レビュー :39
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033555

作品紹介

カブキ同好会に新入生がやってきた! カブキ部昇格に向け張り切るクロだったが、新たな指導員が決定したことから、話はおかしな方向に。新指導員のスパルタ入部テストのせいで、新入部員がどんどん減っていき……。

カブキブ! (4) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 強烈な新人来たりて、どうなっちゃうの、カブキブ!

    読むのがしんどい第4巻。ここまでクロを否定した者は、今までいなかった。蛯原はなんだかんだ言って、違う手段を取るだけで、歌舞伎が好きなことは一緒だったのだ。「好きなことを、やりたいから、やる」という姿勢を否定することはしなかった、というか、できなかった。田中渡子は、歌舞伎どころか、クロ自体を否定する。こんなキャラクターありなのか。いや、どこかで折れるんだろうと思っているけど。

    指導員のヒゲモジャ・生島に関しては、もっと大人になってくれよ、と。花粉症でしんどいからって、必要以上に不機嫌だったのかよ、と思うと、ちょっとおかしい。一年生たちのキャラクターも濃い。逃げた過去の反省から逃げない方針の水帆、英国と日本の間に立って自分がまだ分からない刀真、刀真の付き合いで参加したがやる以上は向き合おうとする猛。猛の過去はバレエだろうか、なんとなく。

    渡子のつけた傷は深いけど、まだ前を向くクロと共に、次の巻はきっと合宿編。

  • アニメ終了後だね

  • 2017/11/4
    ひー怖い。
    渡子みたいな子いるな。
    でもすぐばれてるしかわいいもんか。
    渡子も指導員生島も好きじゃなくてイライラするタイプのキャラクターだから疲れる。
    早めにおいしいスパイスになって欲しい。

  • 新入生が部活説明に来てるところから。

    色んな新入生が来るんだろうなぁ〜と思ったけど、すんごいのが来たな。
    胸くそ悪くなるわ。

    でも他の子達は歌舞伎に興味を持って、続けることになって、一安心。

    次は合宿みたいだけど、どんな事件が起こるのか?
    唐臼の過去に何があったのか?
    トンボが気になる子は明かされるのか⁇
    気になる!

  • 舞台をボイコット、すごいな。
    わたしにゃできん。

  • 新一年生を迎えて、
    相変わらずドタバタしてる。
    クセのある新しい指導者も加わった。

    なんで、
    渡子がクロをそんなにも嫌うのか、
    わからなかった。

    最後のモジャ生島の変身ぶりには、
    ちょっと、うーーん、って感じ。

  • このシリーズはほんまに好き・・・!
    著者の本はこのシリーズから読み始めたんやけど、「妖奇庵夜話」といい、「宮廷神官物語」といい、それぞれのシリーズで、全然カラーが違うのがすごいわ。
    正直、同じ人が書いてはるとは思えない。なかなか、そういうのも珍しいなあ。

    ほんで、このシリーズが春からアニメ化っていうのも、びっくりー!
    完結してへんけど、どこまでをアニメにしはるんやろう。しかもNHKで夕方にでも放送するのかと思ったら、MBSの深夜枠とは。
    MBSやったら、ちょっと、期待してまうわ・・・。見たいけど、時間的に無理・・・。


    さて、前作を読んでからまる一年も経っていた・・・。
    前作を読んだときも「2を読んでからかなり間があいた」と、いうてたんやけど、それよりさらにあいてる。ちゅうか、一年前か・・・。
    一年、はやっ!!

    (そっちか)

    今回は刊行ペースの問題もあったのか、冒頭で各キャラを紹介してくれたので、大変助かりました。
    そこで数馬くんの「数馬」が苗字やったことを知ってびっくり。笑
    ファーストネームかと思ってた。


    さて今回も付箋の数は多かった。
    間に挟まれてグルグルしてるクロとか、ボイコットを提案されてどれが正しいことなのかわからなくなってる水帆ちゃんなんて、
    「あー・・・、わかる・・・」
    ってなっちゃう人が多いんちゃうかしら・・・。

    特に水帆ちゃんの「逃げてはいけない」の、あたり。
    フィクションではよくあるフレーズの「逃げてはいけない」やけれども、今回は渡子ちゃんの提案に乗ることが「逃げないこと」やと言い聞かせようとして逡巡するところとか、わかる。
    わかるねん。
    わかりすぎる。笑

    同じくクロの、
    「やめる勇気、無理しない勇気」
    が、どこなのかを逡巡するところとか・・・。

    わかる・・・。

    結局、結論は
    「自分がやりたいからやる」
    のだそうだ。
    「自分のためにやる」。自己満足の何が悪い、自分が楽しいって思えるからこそ他人を巻き込めるんやって。

    やっぱり、物事はシンプルに考えるべきなのかも。
    大人になるにつれて
    「やりたくないことをやるのが責任」
    ちゅうような風潮が濃くなっちゃうから、ちょっと見失っちゃうんよね。

    なんでもかでも、やりたくないことを避けるわけにはいかないけれど、だからってやりたくないことだけをやっていればえらいのかっちゅうたらそうでもないし、やりたくないことって、もしかしたら不必要なことかもしれへんもんね。

    仕事と趣味は違うけれど、生きる方法として、
    「自分がやりたいからやる」
    と、いう判断基準は大事やと思えてきた。

    ほんで、最初に登るのは低い山でもええんやわ。
    「高い山を登ってこそ、達成感」
    ちゅうのも道理やけど、登り切れないのなら意味がないし、登るために命がけっていうのも、誰でもができることでもないやろうし・・・。
    そんなマジメに考えなくても、ひとつずつ、自分の手に付けられるところから着手していくっていうのも、大人の対応かもしれへんな。

    とはいえ、これらのことは、情熱をもって何かに取り組んでいるという前提の話。
    それがないのであれば、やっぱり、たしょう気が重いことでも当たり障りなくやって、和を乱さないようにする努力は、最低限すべきなのかもしれへんね。笑



    この気持ち、つい最近味わいましたよ・・・。(;^ω^)
     <引用


    最近味わったといえば思い出話をひとつ。
    私は中学生のころ、部活動のキャプテンをしていたのだけど、中学生にありがちな
    「自分がキャプテンをやりたかった」
    とかいうひがみが一周回って、ずいぶんようけの同級生にいちゃもんたら文句たら喧嘩たらを吹っ掛けられた。

    先輩の覚えも悪かった状況で、変わらず友だちでいてくれた同級生も数人いてたのだけど、今思えばあんな状況でよくキャプテンなんかやってたなあと思う。
    今、同じ状況になったら、
    「やってられっか!」
    ちゅうて、即やめるね。実際、12月から私を悩ませている気重業務なんて似たような状況やもの。

    あのときの私が投げ出さなかったのは、
    「だって監督からキャプテンをやれっていわれたのは私なんやもの」
    と、いう確固たる自信(?)と、何より、この競技が好きやったというそれだけ。

    やめるという選択肢は私にはなかった。それは、誰かのためにどうしたいとか、誰かに言われたからではなく、単に自分がやりたかったから。

    やっぱり、自分でやりたいと思う気持ちは何より強いね。
    結果よりも「やっている」と、いう満足感がまずすごい。そしてそれだけで充分。


    あの経験が感覚として残ってるから、好きなものを作るほうが人は強くなれると思っている。
    ほんで、
    「やらなあかん、やらなあかん」
    と、唱えることほど私はうまくいっていない。

    好きなものはなんでもいい。私はたまたま、学生の王道である部活動やっただけやけど、正直これがおたくさん活動でも全然かまわないと思うねん。

    好きなものがあって、それを愛でていて楽しくて。そしたら、自分と同じものを好きな人と出会えてその「好き」を共有できたときの幸せはまた、かくべつで。

    好きなものを分かち合える楽しみを知ったら、他人の「好き」を否定する気持ちなんてなくなる。
    すなわち、他人を否定したくなる気持ちもなくなる。

    それで、すべてうまくいっていると思う。


    中学生時分の私がその後どうなったかというと、自分が間違ってるなんてミジンコほども思ってなかったせいか、私にいちゃもんや文句をつける人は徐々にいなくなって、最終的にはみんなが文句を言わなくなった。
    一目置かれて、それで終わったわ。
    手のひらを反すような態度に、腹が立つかといえばそうでもなく、結局私からも
    「眼中になかった」
    と、いう感じ。実際、それ以来あの人たちと連絡を取ることもないなあ。笑


    ■■■■


    ■ダウナー

    周囲の人間の気分を暗くする人、または常に暗い気分でいる人やさまを意味する語。


    (2017.03.30)

  • ‹内容紹介より›
    新学期。カブキ同好会に念願の新入生がやってきた!同時に元歌舞伎役者の指導員も決まり、やっと正式な「部」に昇格できると張り切る来栖黒悟(クロ)。だが、ヒゲモジャの指導員・生島のスパルタのせいで、入部希望者はすぐに激減。なんとか残った四人で、生島は『白浪五人男』の新人公演をやると言い出す。配役が気に入らない新入生の不満は、部長のクロに向かい…。この事態、どうすれば⁉青春の葛藤満載、第四弾‼

    ーーー
    新入生歓迎会の舞台が大成功を収めたカブキ同好会には、50人を超える入部希望者が殺到します。
    しかし、新たな「指導者」となった不審な男のしごきにより、最終的に残ったのは4人。
    そして、新入生のお披露目公演で、4人はあてがわれた役に不満をもち、クロに「配役を変えるよう、生島さんにかけあってくれ」とつめよります。
    先輩からは「後輩に甘い顔をしてはいけない」といわれ、新入生からは「自分たちの意見を尊重しろ」といわれ。
    さらに、新入生が思いもよらない手段で反抗します。

    歌舞伎の舞台の場面も、クロの葛藤の場面も、心地よいペースで読み進めることができました。
    あらたなメンバーのキャラクターもそれぞれ個性的で、これからの展開もますます楽しみです。

  • 一巻から再読中の、初めての四巻。言葉が率直で、ありふれているようにも思うけれど、そうだよなぁと納得させられるのは、来栖くんが一生懸命だからなんだろう。
    相変わらずの勢いかと思いきや、勢いはあるけれど、いつもの爽快さとはちょっと違う雰囲気もあった。こういう青春を過ごせることは本当に素敵だなぁと思う。
    2017/7/8

  • 紹介のおかげで、たくさんの見学者が。
    けれどそれは、現れた指導者のせいで大変な事に。

    憧れやら夢だけを持ってこられても
    現実を目の前にして挫折するものです。
    とはいえ、この放り投げは…早い気がする。
    舌が出来た事により、部長として! な主人公。
    なのにやたらに越えねばならない山ばかり。

    新入部員もすごい。
    しかし一番疑問なのは、英国と日本の間に生まれた彼。
    あちらでは、というわりに、決まった事に文句を言う。
    しかも訴えは自分でしない。
    そこまでいうなら、自分でしろ、と思うほどです。
    決められたのが嫌だから、というならば
    それこそ全員で直談判に行くべきでは?
    とかうっかり思ってしまう状態でした。

    後半になって、何がどうなったのか分かりましたけど
    これはまた、やらかしてくれるのでしょうか?
    それとも、これだけで出番終了?

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