夏服パースペクティヴ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.45
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本棚登録 : 210
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033647

作品紹介・あらすじ

夏休みの映画撮影。撮影中キャストの女子高生が突如倒れ込む。その生徒の胸には深々とクロスボウが突き刺さっていた!? “かわいすぎる名探偵”樋口真由が卓越した推理力で、隠されたお驚きの真相に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • ツラい

  • ものすごく気合れて色々考えられた感が伝わる。ジャンルはミステリーなんだろうが、一人ひとりのキャラクター設定も深いものがある。

  • トリックがイメージしにくいけどとても面白く読めた。
    キャラの設定なんだろう。
    あと、確かに学生有栖川有栖っぽい。

  • 高校生の夏のひと時。映画に情熱を掛けた若者の、撮る側と撮られる側を映画として切り取った物語。ライトな序盤とは異なり、ディープな終盤。これは高校生には無理がある…

  • 大幅な加筆・修正のため単行本、文庫本ともに登録

  • 前作同様驚かされました。ミステリの純度も上がっている印象です。ミステリで感じてしまう作者のご都合主義の役割を持つ探偵役(犯人役)は緻密に描かれているキャラクターで解消しているようにも思います、前半から後半に掛けてある種のカタルシスを感じました(言葉が合っているか分かりませんが)。いわゆる世界が開けた感覚ですかね。読後感は前作同様、爽快さを感じます。良い作品ですね。

  • 前作「消失グラデーション」を読んだ事があるので手に取ってみた

    ん〜個人的にはイマイチ
    叙述トリック自体はいいなと思ったのだが、
    世界観がよく分からない
    ミュージックビデオを撮りながら、それをドキュメント映画として撮っている最中に殺人事件の真似事を起こしてその対処を撮るって最早自分でも何言ってるかよく分からなくなってくる
    また前作から日を置いて読んでしまったので、誰が前作から引き続いての登場なのかも覚えおらず、失敗したなと反省

  • 乗るまで時間かかったけど、途中から止まらんかった

  • <「可愛すぎる名探偵」樋口真由“消失”シリーズ 少女洋弓銃殺人事件>

    映像論,物理トリック,高校生と夏,叙述,パースペクティヴ.
    今度の殺人も“殺人劇なのか”と疑ってしまったところは,読んでいて楽しかったし,ドラマやアニメの「引き」に使われたらドキドキもやもやしてしまう上手いところ.
    少し無理があると思ったところもあるけれど,場面を想像すると,ホラーにも,青春にも感じてしまう不思議.
    消失グラデーション未読でも楽しめるけれど,やはり順番に読んでほしい.

  • 「消失グラデーション」につづいて、長沢樹作品を読了。前作が大変面白かったので期待していたが、正に期待通りの作品。
    ミステリーとしても青春小説としても完成度が高く、またそこに猟奇的な要素も少しだけ含まれている。
    オススメです。

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著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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