憑物 鬼龍光一シリーズ (角川文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033661

作品紹介・あらすじ

渋谷のクラブで、十五人の男女がお互いに殺し合う異常な事件が起きた。さらに、同様の事件が続発するが、その現場には必ず六芒星のマークが残されていた…。警視庁の富野と祓師の鬼龍が再び事件に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 富野さん、早く覚醒してくれ(^◇^)そしたら怖いものなしなのになぁ。でも、警察官でいられなくなっちゃうかな。

  • 鬼龍シリーズ2。今回は地下のクラブで数名の他殺体が発見されます。しかも、殺し合いのように刃物で切り裂かれ血の海の状態。1件目の後、さらに似た事件が起き、合同捜査本部がしかれ、富野は少年たちの事件ということもありまた、田端課長から吸い上げられます。そこへ、鬼龍と孝景が現れますが、今回の事件は強力な呪術が使用されており、警察ではどうにもならないとまたも富野はあしらわれますが、協力体制を敷くことでなんとか3件目の事件で亡者の大元に辿り着きますが、さらにそれを陰で実際に操っていた黒幕に辿り着きます。ハラハラドキドキ。誰が黒幕かは、早いうちにわかるけど、どうたどり着くかも面白いです。

  • 渋谷のクラブで、十五人の男女がお互いに殺し合う異常な事件が起きた。さらに、同様の事件が続発するが、その現場には必ず六芒星のマークが残されていた。
    捜査に参加する大学病院の医師。
    犯人の凶器はメス。六本木で殺人事件。殺人の腕が上がっている。次の事件を予想。刑事が店に入る。現場から逃げた女を事情聴取。女が殺人犯を操っている。女を亡者にしたのは医師。魔法陣で強化。二人で祓うが勝てない。富野がトミ氏の能力で医師を祓った

  • 現実的な社会派の作者かと思ったら、オカルト路線も書かれていたと知り、夏だし読んでみました。

    女性の暴行の描写は気持ち悪いし、最初の事件現場が自宅から徒歩圏内なのが微妙ですが、それ以外は面白くて良かった。

    三部作らしいので、他のも読んでいこうと思います。

  • 亡者の親玉は今回も富野の近くにいる人物という構成で、この点は前作と酷似しており、もうちょっと新たなパターンが欲しいと思ってしまうところです(読んでいると誰が親玉か、わかってきちゃいますしね…)。

    前作で富野にもその”力”があるとわかったものの、本人にはその気がないのがなんだかもったいない。覚醒すれば作品に新たな展開が待っているかもしれないのに、と思うとちょっと惜しいですね。

    光一シリーズとしては2作目となり、亡者の親玉とその手下により引き起こされた事件を富野ら3人が追う、最後は親玉を祓うという定型化されたパターンが見えつつあるので、なおさら新味が欲しいところですから、富野の覚醒でもなんでもよいので、なんか加えて欲しいなと思います。

  • 富野さんが良い

  • 富野刑事が祓師の修業をすればトリオで凄いんだろうね。

  • このシリーズは初めて。
    父親の勧めで読んでみた。

    今野敏は相変わらず書き方が上手い。
    すぐに引き込まれて、読みやすく、最後まで一気に読破してしまう。
    警察物と祓師というリアルとフィクションの融合。設定も面白かった。

  • 可もなく不可もなく。陰陽師系はあまり好きではないがシリーズものなので出たら読む。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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