新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.67
  • (101)
  • (258)
  • (194)
  • (30)
  • (15)
本棚登録 : 3433
感想 : 186
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033692

作品紹介・あらすじ

芽野史郎は全力で京都を疾走した――無二の親友との約束を守「らない」ために! 表題作の他、近代文学の傑作四篇が、全く違う魅力をまとい現代京都で生まれ変わる! 滑稽の頂点をきわめた、歴史的短編集!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あの名作走れメロスの世界観!と思いきや、やはり森見ワールド全開でした。森見さんの作品に挫折を続けてきて今度こそは!と思いましたがやっぱりだめでした。疾走感、怒涛の展開は飽きさせないと思います。強烈なキャラの数々もすごいと思います。今度、森見さんの魅力を教わって出直してきたいと思います

    • misachi68さん
      こんばんは。
      森見ワールドダメでしたか...
      『有頂天家族』でお口直しはいかがでしょうか?狸のお話です。
      こんばんは。
      森見ワールドダメでしたか...
      『有頂天家族』でお口直しはいかがでしょうか?狸のお話です。
      2022/05/21
    • ちゃたさん
      misachi68さん
      ありがとうございます!
      有頂天家族、今度こそはがんばってみます
      misachi68さん
      ありがとうございます!
      有頂天家族、今度こそはがんばってみます
      2022/05/21
  • 名作を京都を舞台として、若者たちが奔走する賑やかな話もあり、京都らしい雰囲気を味わえる短編小説。

    特に「走れメロス」が原作と違って面白い。王やその追手から逃げるために京都の街を走り回る、面白くも清々しい友情の話だった。

    百物語と桜の森の満開の下は、原作を知らないので読んでみたい。どちらも京都の美しくひんやりとした雰囲気がよかった。

    2021年9月8日

  • たのしい
    いろんな人がいて百物語の時は誰が誰ダァってなってしまった。
    藪の中がよくわからないから元ネタのやつ読んでみたいなぁと思った。
    京都に行って、北白川通り歩きたいなぁ

  • 五つの物語は、一つ一つは短く、テンポよく読むことができ、かつ、それらは同じ世界線に属しているため、一気に読み切ることができます。

    それぞれの文章に癖があって、面白いです。
    特に、本の表題にもなっている、「走れメロス」は、登場人物達の掛け合いが、漫才のようなテンポで続いていき、とてもリズミカルな文章で好みでした。

    森見登美彦さんの本を勧める時には、本書を是非勧めたいです!

  • 「友のために君は踊れるか?」

    男は走る。
    友の(事を見捨てる)為に。

    懊悩し、葛藤し、
    正義を冒涜して疾走する。

    真の友情はパンツ一丁で語るものだ。

    名作達を、全速力で駆け抜けろ!

    「なんだか、たくさん間違っているぞ!人として!」

    /////

    『山月記』『藪の中』『走れメロス』『桜の森の満開の下』『百物語』を森見エキスに浸して掬い上げた、誉れ高い逸品!

    どれも愛おしい作品ばかりですが、『百物語』が構成と雰囲気込みで個人的に好き。これから読む作品のキャラも出てきてて…楽しみ

  • 古典文学を現代版森見登美彦風味にした物語。
    原題を知らなくても面白く読めるけど、知っていれば尚面白い。
    森見登美彦の遊び心というか、得意技というか、短編はすべて、おなじみ京都の某大学(詭弁論部も健在)が舞台で、登場人物たちも全てに共通して繋がっている。
    なので、読み進めれば進めるほど、登場人物に深みと愛着がまして面白くなる。
    ぜひ、他の古典文学でも書いてほしい!

  • 中島敦『山月記』、芥川龍之介『藪の中』、太宰治『走れメロス』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、森鷗外『百物語』のオマージュ作品集。

    主要な登場人物は京都の某大学の勉強に熱心ではない大学生たち。さすが森見氏、どの作品も面白かったです。漫画っぽい!と感じますが、森見氏独特の文章で魅せている作品ですので漫画にするのは少し難しい作品のような気もします。

    京都に縁があるので、あちこち見知った地名が出てくるのもまた楽しかったです。

    久しぶりに難しいことは何も考えずに読みました。

    【kindle unlimited】で読了。キャンペーンで久しぶりに使いましたがやっぱり合わないなぁ。欲しい本は買っちゃうし、連載物は1巻だけ読めても意味がない気がするし。全巻読めますよ!ならいいんですけどねー。

  • のっけから、かの有名な、山月記の「人生は何事も為さぬにはあまりにも長いが、何事かを為すにはあまりにも短い」という台詞が、俗世間を離れて小説を書くことに没頭したモラトリアム大学生が同期が卒業していくのを前に悠々とその台詞を言い放つ、なんてアレンジを施されて出てくる。そうなると、ああ森見ワールドのキャラクターならそんな台詞言いそうだな、と違和感の無い妙な説得力があって独特の面白みだった。

  • 四つの話の中で走れメロスが一番好きだった
    原作と全く違うぶっとんでる 森見登美彦って感じ
    桜の森の満開の下は元を知らなかったので読みたいと思った

  • おなじみの近代文学傑作小説を下敷きに現代の京都によみがえった物語五編。
    中島敦「山月記」、芥川龍之介「藪の中」、太宰治「走れメロス」、坂口安吾「桜の森の満開の下」、森鴎外「百物語」。原作の文体や雰囲気を残しつつも腐れ大学生の阿呆さ全開の展開で、オリジナルを知っていれば二度おいしいし、未読なら読んでみたくなる。『走れメロス」はもとの話の直情な主人公や「友情」のバカバカしさを笑うようなひねり方で、一見ドタバタに終始していても伝えるものは意外と深いと思った。
    連作風に森見ワールドの登場人物やアイテムがあちこちに登場して、ひと通り読み終えてからカバー装画を見るとまた楽しい。

全186件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森見登美彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ピエール ルメー...
西 加奈子
恩田 陸
森見 登美彦
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×