新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1082
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033692

作品紹介・あらすじ

芽野史郎は全力で京都を疾走した――無二の親友との約束を守「らない」ために! 表題作の他、近代文学の傑作四篇が、全く違う魅力をまとい現代京都で生まれ変わる! 滑稽の頂点をきわめた、歴史的短編集!

感想・レビュー・書評

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  • 四つの話の中で走れメロスが一番好きだった
    原作と全く違うぶっとんでる 森見登美彦って感じ
    桜の森の満開の下は元を知らなかったので読みたいと思った

  • 森見氏の描く腐れ大学生たちは一体どこまで暴走するんだろう。腐れ大学生?であるガキに借りて森見作品を立て続けに3冊読んだ。実に馬鹿馬鹿しい!大学デビュー的な男子たちと黒髪の乙女が無理やり「何者」かになろうとしている姿は描き方によっては薄暗い物語にもなりそうだが、なんともポップだ。頑張って馬鹿になろうとしているというか(笑)。オイラ的には「走れメロス」が好きだが、涙ぐましいくらいに荒唐無稽だ。だから、彼らが大人になった時の物語は想像したくないな。その切り取られた数年間だから面白いのかも。でも、「新釈 走れメロス 他四篇」でひとつもまともに原作を読んだことがないオイラはどうしたもんだろ?

  • 「藪の中」が好きだ。ベースのお話は、坂口安吾が好き。
    そして、京都、学生、でお腹いっぱいなので、時間をあけて、「有頂天家族」を読んでみようかと思う。

  • 多少の書換かと思いきや、大幅な書換でした笑

    森見さんらしくて好き。

  • おなじみの近代文学傑作小説を下敷きに現代の京都によみがえった物語五編。
    中島敦「山月記」、芥川龍之介「藪の中」、太宰治「走れメロス」、坂口安吾「桜の森の満開の下」、森鴎外「百物語」。原作の文体や雰囲気を残しつつも腐れ大学生の阿呆さ全開の展開で、オリジナルを知っていれば二度おいしいし、未読なら読んでみたくなる。『走れメロス」はもとの話の直情な主人公や「友情」のバカバカしさを笑うようなひねり方で、一見ドタバタに終始していても伝えるものは意外と深いと思った。
    連作風に森見ワールドの登場人物やアイテムがあちこちに登場して、ひと通り読み終えてからカバー装画を見るとまた楽しい。

  • 「癒してどうする、この俺を」
    彼は呻いた。
    「今までの苦労が水の泡だ!」

    この台詞好き。
    全部の新釈短編に出てくる登場人物たちは少しずつ繋がっていて、最後の「百物語」なんかは森見さんの語りでこれまでを振り返るようで、もう一度始めから読み返したくなる。

  • 有名作品が京大生に置き換えて書かれている。どの作品もなにか暗いものが底辺に流れている。そして斉藤秀太郎がどこかしらで顔をのぞかせて、どの作品も繋がっている。しまいには森見さんがでてくる。なかなかリアルであった。

  • 新釈走れメロス

    181011読了
    今年86冊目今月7冊目

    #読了
    #森見登美彦
    #新釈走れメロス

    原作も面白い所に森見スパイスでアレンジしているからたまらない。
    白眉は、走れメロスと桜の森の満開の下。この並べ方も秀逸。メロスの破茶滅茶な疾走感と桜の森のゆったりと不穏な感性。

    あとがきで好きに書いたって言ってるけど、改めて作家って只者じゃない。

  • 森見登美彦らしい、痛快な作品。

  • あとがきにも書いていたけど、作者が書きたいものを書いたという感じ。「桜の森の満開の下」は読んだことがなくて、元ネタから先に読まなきゃと読んでみるとすごい良くて、逆に森見さんの方が霞んでしまった。

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ・とみひこ)
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。
2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。
2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。
『きつねのはなし』『新釈 走れメロス 他四篇』など、京都を舞台にした作品が多い。
2018年11月16日、『熱帯』を刊行。

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