- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041033746
作品紹介・あらすじ
若い女性が都内各所で襲われ斬殺される事件が連続して発生。警視庁生活安全部の冨野は、殺害現場で謎の男鬼龍光一と出会う。祓師だという鬼龍に不審を抱く富野。だが、事件は常識では計れないものだった。
感想・レビュー・書評
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<異>
今敏センセーの著書には一体どれだけの面白い作品があるんだ。今回は僕的にはちょっと変わった設定の小説。とある捜査本部の刑事と、いわゆる陰陽師ーこの物語の中ではお祓い師と自分の事を呼んでいるーが協力して事件を解決するお話。お払い師の方には事件そのものの解決とは別の目的がもちろんあって・・・あ、しまった物語の肝心な部分を書いてしまっている。危ない危ない。
さて気を取り直す為にはい深呼吸。そうです深呼吸が大事なのですよ。水の呼吸 とまでは言わないけどw。
さて僕は先の週末(2022.08末)に青森/仙台地方を旅していた。十和田湖周辺の数カ所の温泉に浸かり美味いものを食って飲んだ後その夜は仙台へ移動。仙台では憧れの高田渡るさんに縁のある『ブラザー軒』という洋食屋さんの跡地を訪れたり、フォークバー「海風」で同ナンバーを歌ったりしてきた。
朝の4時ころまで仙台国分町界隈で飲んだくれていたので、そのあとホテル(と云ってもカプセルホテル)で少し寝て昼のANA便で尾張名古屋まで帰って来たのだが相当に疲れた。しかし仙台空港ANAラウンジに入ってから以降またもやずっと飲んでいて家に帰ってもやはり飲んでいてもうなんなら十和田湖から2日間ぐらいづっと呑みっぱなし状態だった。
なので、流石に体調が少しおかしくなって来た。咳が出る。のどが痛い。少しフラフラする。熱を測ると37.3度とかで・・・。これはもしかしたらいよいよとうとう新型コロナバイラス禍津がこの僕にも降臨したか!スワ!と想いながらも凄く眠いのでコロリと寝た。朝起きると。何のことはない。気分はめちゃいいわ 熱は36.5度と正常で 腹も減ってて体調良好。もしかすると10日間の臨時休みをもらえるか と云う目論見はもろくも崩れ去り元気で職場に向かう電車の人になっていたのだ。やれやれ。
さてモノガタリだが 本作に登場する警視庁刑事部捜査一課の田端課長。彼は今敏センセーの沢山の作品に同じ役回りで登場している。僕の最初の田端課長との出会いは『隠蔽捜査』だが、物語によってほんの少しずつ印象が異なる。まあそれは当たり前のことでどんな人だって周りの連中に合わせているのだから当然そうなるのだ。誰の前でも同じでいられる人なんていないのだ。そしてこのお話における田端捜査1課長の役割は大きく・・・あ,またネタバレに走りそうだった。おあとがよろしいようで。すまぬ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすい。
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皆さん揃いましたね。鬼龍光一、安倍孝景、富野さんに田端課長。田端課長は今野先生の色々な作品に登場していて、大好きなキャラクターです。
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脈動を読んでから、この鬼龍シリーズにハマってしまいました。これが実質の鬼龍シリーズ1で、前作の鬼龍はエピソードゼロと言ったところ。今作から鬼龍浩一から、光一に漢字表記も変わっています。そして早速、奥州勢の孝景も出てきて、少年課の富野も出てきます。若い女性が次々と凄惨な殺され方をし、亡者の仕業を疑う鬼龍たちが捜査の先々に現れ、富野と接触をもつことに。そして、亡者などという到底信じ難い話をし始めるが、3人は協力しあい、真の亡者を突き止めるというお話。先に脈動を読んでいるので、なるほど、この時点では、3人はこんな感じかと、分かるのが面白かったです。
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こんな作風もあるんですね。ある時から今野作品にやたら気になりよく読むようになりました。魅力は、まだまだわかりませんが、はまっています。
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なんだか今回は登場人物が多かったな。その分内容が薄くなった感じがする。
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古代からの血筋で祓いを行う一族
俗っぽい階級世界の部分に苦笑 -
面白かった。伝奇警察もの?もっと読みたい。
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