鬼談百景 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 856
レビュー : 109
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033753

作品紹介・あらすじ

旧校舎の増える階段、開かずの放送室、塀の上の透明猫……。日常が非日常に変わる瞬間を描いた九十九話。恐ろしくも不思議で悲しく優しい。小野不由美が初めて手掛けた百物語。読み終えたとき、怪異が発動する――。

感想・レビュー・書評

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  • 怪談短編集。ふかしぎなものからゾッとするものまで、語り手も怖がっているものから強気なものまで、いろいろあって楽しめた。夜中に読んでいると、たまにゾッとしてしまい、怖くて小休止を挟まないと読み進められないこともあった。必ずしもオチがないのもリアル感を増すのにかっている。「ぶらんこ」は、残穢の原型か。
    百景といいながら、99話で終わっている辺りがにくい。百話目は、99話読み終わった読み手の…ということかな。なぜ、解説でそこに触れないのか稲川さん!

  • 残穢を読んだ後に読むと話とリンクして更に面白いのでおすすめです

  • すいた病院の待合い廊下で読み始めてしまった自分のバカ

  • いわゆる、オーソドックスな『百物語』。そのため、杉浦日向子的な、「日常にひそむ小さな不思議、または狂気」なほんわか系世界観かと思って読み始めてみたら、それよりはやや怖度高めだった。映像化したら夏の恐怖番組とかで使えそう。ひとつひとつの話にオチや綺麗な解決はなく、そのままぽーんと突き放された感じで終わるのはクラシックな百物語スタイルで個人的には好み。ただ、「えー!?これどうなったの!?このあとどうなったのさー!?」と続きが知りたくてうずうずする場面も多々(ま、そこが魅力なのだろうが)。

    しかし、別にこの本に限った話ではないが、怪談の短編集って、いつ・どこで・誰が・何を、の基本の説明がようやく自分の頭で定着したかな、というところで話が終わってまた新しい設定の話が始まるから、なんか一気に読もうとすると疲れちゃうのだよね。設定ゴチャゴチャになったり、忘れてたり。だから、ふとした隙間時間とか、移動のお供とか、軽い感じで何編かずつ読み進めた方が疲弊せずちょうどいいバランスで楽しめると思う。

  • 残穢を読む前に読もうとセットで購入したのですが、正直ガッカリ。
    何が怖いのか今一わからず。
    これは別に誰が書いても良かったのではないかと言う感想。

  • まさにわたしがここに書こうとしていたことが解説にカッコよくすっきりとまとめられていたので、買うの迷ったらまず解説を読んでみるといいと思います。

    真夜中じゃなくて夕闇の感じ、腹の底からぞっとする怖さというよりは、気づいたらすぐ背後まで何か怖い気配が近づいてきてたけど振り返ると何もいない、みたいな、そんな感じの小さな話。

    原因とか経緯とか因縁とか、そういうのが全然明かされないので、そういうずっしりした怖い話を求めて読むと物足りないのだけど、現実って何もかもが分かるわけじゃないから、逆にありそうなことに思えてぞっとしたりもする。し、何も解決してないまま日常にスッと戻っていくのって、なんだかじわじわ怖かったりする。

    一つひとつの話は短いし、大してカロリーを支払わずに気軽に読めます。

    なんで99なのかと思ったら残穢に繋がるのか…読んでみようかな〜

  • 怖い話好きで多くのこの手の本を読んできたがこれはすこぶるゾクッとくる話が多かった。

    想像を刺激されて読書してない時もゾクゾク感が持続、すごい。


    大満足。

  • 小野不由美ホラー短編集、百物語怪談本。
    99編の様々な「怖い話」が淡々と綴られています。小説よりライトで読みやすく、そして意外と怖い(^_^;)
    先に読んだ「残穢」の元ネタと思われる『お気に入り』や『壁下地』も同じスタンスで淡々と語られており、続けて読むとなかなかの感慨です・・・

  • 単行本からの再読…なんだけど、やっぱりさっぱり忘れている話が多いw
    ただ、流石小野先生。99話の怪談の中でハズレ無し。怪談、あちらの世界、闇は、いつでもすぐ傍にあって、それを体験するのはそう不思議な事ではないんだなと言う気持ちになってくる。
    好きなのは、雨の日の帰り道での「雨女」と、想像したら怖い「砂山」、これは怪談なのか「たぶん五匹」
    もはやホラーなのか幽霊はまったく出てこない話も面白い。

  • 短い怪談話が99話。読み進めるにつれて、このまま読み進めて大丈夫なのか?何も起きないよね?と不安になりつつ…読み終えました。怖面白かった!これを読んでから残穢をゼヒ読んで欲しいです★(✧◡✧)さぁ、100話目を読み始めて…何も起きないといいのですが…なんてね。2015.08.21読了

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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