怪談専門誌 幽 VOL.24 (カドカワムック 614)

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033876

作品紹介・あらすじ

世にありとある怪談は、文芸作品であれ映像作品であれ、「事実」と「虚構」を両端に据えた、面妖なるグラデーションのいずれかに位置づけられるはずだ。
その領域を、事実と虚構のボーダーランドと呼ぶことも可能だろう。近年、主に映像分野で注目を集めてきた「フェイク・ドキュメンタリー」もしくは「モキュメンタリー」は、そうした怪談本来の特性をいわば逆手にとることで、日常を切り裂き、現実を震撼させようとしてやまない、いかがわしくも魅力的なジャンルである。おりしも、それら映像作家の営為に挑発されるかのごとく、小野不由美の『残穢』を筆頭に、『幽』で連載中の京極夏彦『虚談』や辻村深月の最新刊『きのうの影踏み』など、虚実皮膜のあわいに果敢に踏み込む文芸作品も相次いでいる。
怪談という表現の本質を、いま一度、見つめ直すために──『幽』次号は「リアルか、フェイクか」というテーマで、怪談表現の過去と現在を総展望いたします。

感想・レビュー・書評

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  • 怪談小説
    ・京極夏彦「虚談 ちくら」
    ・小野不由美「営繕かるかや怪異譚 まつとし聞かば」
    ・山白朝子「鼻削ぎ村」
    ・恒川光太郎「廃墟団地の風人」
    ・有栖川有栖「濵地健三郎の事件簿④あの日を境に」

    怪談漫画
    ・近藤ようこ「たそがれの市 井筒」
    ・柴門ふみ「詰め襟男」
    ・花輪和一「蛍」
    ・諸星大二郎「羽毛田君の奥さん」
    ・高橋葉介「胎児は夜這う」
    ・押切蓮介「おののけ!くわいだん部」
    ・伊藤三巳華「視えるんです 新宿の怪」
    ・岸浩史「むげん散歩」

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

綾辻行人の作品

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