- 本 ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041033937
作品紹介・あらすじ
「民か神獣か」――究極の選択を前にシュカが選んだのは、民と共に生きていく未来だった。大好きなシンシンとの別れを前に、王として、人として、シュカは成長することができるのか?感動の完結巻!
感想・レビュー・書評
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正直、期待しての読了でした。そのためすこぶる印象が悪い作品となりました。
まず、なぜこの作品を私が手にしたかといいますと、私の周りに好きな人がいたので。そしてタイトルが私好みだったダメ。そのため他社の感想などを見ることもせず、あらすじも読まずに読んでおりました。その結果、どこかで読んだことのあるような、何も知らない女の子が王になって傍らにはイケメン部下がいての成長物語。
私としては、これを取り扱うのならもっと練ってほしかったし、もっと地に足を付けたファンタジーを作ってほしかったというのが私の感想です。正直、かなりハードル上がる設定だったための、「もっとしっかりと作ってほしかった」です。特に、言葉で発する力には王の力というもの。確かにそのままで正しいのですが、ネーミングセンスが手抜きした感じ。しかも言葉ですべて相手をどうこうできるっていうのは、最終的にしか使いたくないという決まりがありながらも主人公使いたい放題だし、いざという時だけ出し惜しみっていうのも、いままで散々使っておいて今更感が半端なかったです。
絵は好きではないですが、嫌いではないので、物語にすべてがかかっている状態だったので残念感が半端なかったです。
ん~、なんでもできてしまう魔法のような技。これには何か根拠がほしいですし、最後の二人が同行もさらったくっついたので、この作品は何を描きたかったのかがよくわかりませんでした。成長を描きたかったのならもっとずっしりと欲しいですし、恋愛を描きたいのだったら細目にそういった二人の距離感をみたかったです。
著者プロフィール
湖住ふじこの作品





