恩讐の彼方に (角川文庫)

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  • 角川グループパブリッシング (1983年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041034033

みんなの感想まとめ

感動的な物語が展開される中、文章の読みやすさが際立つ作品です。流れるような文体は読者を物語の世界に引き込み、まるで川の流れのようにスムーズに読み進められます。中心となるキャラクターの贖罪の旅は、道徳的...

感想・レビュー・書評

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  • #恩讐の彼方に
    青空文庫で読みました。

    復讐モノかと思いきや、一味違う。

    流されやすい主人公が悪に流されるまま主人を殺し、野盗に身を落としていったが、そんな自分を恥じ 仏の道にはいり、善行を心がけ、毎年10人は人が死ぬ悪路を直すため 大岩を20年以上かけて掘り進める話。

    主人公が本当に流されやすすきて、
    悪に染まるのが一気。堕ちるなぁ!!

    自分の一生を棒に振った女の醜さに気づくシーン
    色んな意味でぞっとしたなあ。

    この男めちゃくちゃ押しに弱いけど、ここで初めて自我に似た自分の意識に目覚めたよね。

    懺悔のために20何年費やすあたり まっすぐな男だったんだなと思う。自我をもっと早くに持て。
    流されるな悪に。

    ただ、どんな事であれ 「やってしまった」ことは
    変わらず 変えられず それに開き直らずに
    後悔の年にまっすぐ向き合い 馬鹿にされ続けても
    人生を賭して 誰かのために命を削るのは美しい

    最後二人が並んで泣きながら月明かりに照らされるところよかった。恩讐は彼方へいったのだ。

  • お弓や、実情を知らない人間たちが鬱陶しくて、何度も途中で読むのをやめようと思った。ただ、最後にはなんだかんだで彼らの努力が報われる展開になり、すっかり溜飲が下がった。

  • 「恩讐の彼方に」「藤十郎の恋」「恩を返す話」
    「忠直卿行状記」「形」「蘭学事始」「入れ札」
    「俊寛」「三浦右衛門の最期」

    「恩讐の彼方に」「忠直卿行状記」「蘭学事始」「俊寛」が好き。「俊寛」は芥川龍之介の「俊寛」とはまた違う俊寛で良い。

  • 青空文庫版をGALAPAGOSで出張帰りの新幹線内で読む
    あっという間の短編

  • ▼恩讐の彼方に
    文章の読みやすさに驚嘆。さらさらと川の流れのように頭に入るよ。
    物語も感動的。ただ了海側中心に物語が進むので許して欲しいと感じてしまうが本当はそうではないかもしれない。

  • (1966.03.31読了)(1966.03.31購入)
    *解説目録より*
    「恩讐の彼方に」「藤十郎の恋」「入れ札」「俊寛」「忠直卿行状記」いずれも発表当時世評たかく、しばしば劇化上演された。いまや菊池寛の古典的名作として、大正期文学歴史小説に新しい光をあてた記念すべき作品を収める。

  • 20120414読み終わった
    いつかどこかで読んだ気がする…道徳の題材だったか?贖罪のため約20年かけてノミで岩山をくりぬき道を作る話。大分県の耶馬渓にある青の洞門を取材して創作したらしいので、観光に行ったときにでもその歴史を耳にしたかもしれない。

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著者プロフィール

香川県高松市生まれの小説家・出版人。
京都帝国大学在学中から文学活動を始め、1917年に戯曲『父帰る」で文壇に登場した。
人間の倫理や心理を描く短編で人気を得る一方、1923年に雑誌 文藝春秋を創刊し、日本の出版界に大きな影響を与えた。代表作に『恩の彼方に』『十郎の恋」、歴史書「大衆明治史』などがある。1935年には芥川賞と直木賞を創設し、日本文学の発展に尽くした。
1948年死去。59歳。

「2026年 『菊池寛の明治史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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