あれは超高率のモチャ子だよ! (角川スニーカー文庫)

丹羽春信 U35

• KADOKAWA (2015年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「あたしたちのモチャ子が奪われました！」局長ナツの命令で、幼馴染のユイと奪われたモチャ子を探すことになった晃。モチャ子という学園を支配する特殊貨幣を巡って繰り広げられる、ハイテンション学園コメディ！

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月3日]

U35氏による表紙の可愛い女の子が活躍するお話しかと思ったら、そうではなく背後のモブ系男子が主人公。『モチャ子』という仮想通貨が流通し、それを持つものだけが優遇される学園が舞台のマネーゲーム物語でした。頭脳戦が面白いんだけど、何というか、感想に困る摩訶不思議な物語で困惑。カオス過ぎる。でもそれが面白いんだ。こんな作品は初めて。そしてこんなとっちらかったレヴューするのも初めて。こんなのは最初で最後にしたい。いや、面白かったんだよ…。

[のこさんの感想 · 2024年8月14日]

１冊のみ。ほぼまとまって終わり。この終わりでも良し。というかもうこれで結構。
特殊設定学園系。
イラストがU35さんということ一点で読んだ。おかしなタイトルも期待を上げた。U35さんのイラストやっぱり素敵！観れて良かった。
テキスト。説明を可能な限り省き読者に挑戦する執筆スタイルなんでしょう。最後の図書館のトリックはもう一回読み返して伏線がわかった。そこは脱帽、あっぱれです。表紙の女の子の下ネタ発言は面白かったです。
金融にパズルゲームクエスト掛け本格ミステリー志向学園コメディライトノベルが好き、ただし、一文も読み飛ばさず読んで伏線を記憶に留め一読では矛盾する所や説明しない設定にイライラせず読める人は楽しめる作品です。