されど僕らの幕は上がる。Scene.2 (角川スニーカー文庫)

制作 : 白身魚 
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 14
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034163

作品紹介・あらすじ

リアリティ番組に隠された過去の事件を探るうちに、涼太は自らの不自然な記憶に気づく。事件の鍵が見え始めた矢先、ひなたが突然「卒業する」と言いだして――!? 「本当の自分」を探す少年少女のビターな青春譚。

感想・レビュー・書評

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  • いつも言っていた「ここしかない」。ようやく、今になって理解できた。
    設定の自分を生きている限り、
    現在の、そして過去の自分と向き合わないで済む場所。
    (p148「第三幕」)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    「台本のない青春」をうたうリアリティー番組『シェアハウス』。
    しかしその裏には、何者かの意図が見え隠れする。

    キャストの「卒業」を繰り返し、集まった7人。
    彼ら彼女らに共通するのは、
    七年前の「ある事件」に関係がある、ということ。

    真実に近づいていく彼らだったが、
    7人のうちのひとりが持ち込んだ「花火の絵」によって、
    時間と記憶は巻き戻り、結ばれかけた絆もほどけていく。

    花火と願い事と、「ちょっとレトロなおうち」。
    この青春は、誰のための筋書なのか…?

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    ちゃっかり読んでしまった二巻。
    いよいよ番組の「目的」が明らかに…!

    7人のキャストたちが互いに探り合いながら、
    断片的に明かされていく記憶と真実。
    うっかり読み始めると、ぐいぐい引き込まれて「読ませて」くれます!

    物語が進むにつれ、すべてのピースが繋がっていって、
    一気に読んでしまいました。


    打ちのめされて挫折して、
    「自分」さえ疑ってしまったとしても。
    …むしろ「だからこそ」その思い出は無駄にならないのでしょう。

    ストレートすぎず、ひねくれすぎず。
    これぞ青春小説かもしれません。

    もう少しもってまわるのかな…と勝手に予想してましたが、
    結果的に二巻で完結となり、すっきりまとまった感じ。
    人にも「オススメ」しやすい文量ですね。
     それではっ

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