- 本 ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041034576
作品紹介・あらすじ
大学生になったばかりの四十九院香澄には、鉄道旅同好会に入会しなくてはならない切実な理由があった。鉄道に興味がなかった彼女だが、鉄道や駅に集うさまざまな人生と交錯するうち、自身もレールを敷き始めていく
感想・レビュー・書評
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ムーンライトながら
懐かしい。
列車旅。
時間があればいろんなところに行きたいけど行けないので、地図やスマホで調べながら読んで、行った気分に(笑)
この先読みたいんだけど(笑)なかなか田舎の本屋にはない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
香澄はある謎を解明するために、大学入学と同時に鉄道旅同好会に入る。大きな謎がベースにはあるけど、ミステリー要素は鉄道旅を魅力的に見せるためのスパイス。それまで、旅は好きだったが、根っからの鉄道好きとはいえない香澄が、目的のために旅をしているうちに、段々と鉄道の旅に嵌っていき、成長していく青春ものって感じ。JR日光駅は見てみたい、飯田線と常磐線は乗ってみたいけど、常磐線は震災の影響で未だに一部の区間が不通になっているということで、まだ復興の道は半ばなのだということにも気付かされました。
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柴田よしきさんで過去に読んだことがある作品は、RIKOシリーズと花咲慎太郎シリーズ。
どっちもけっこうドギツイ内容が含まれるミステリーだったと記憶しているので、今作はちょっと意外というか、同じ人が書いている?って疑問に感じてしまうくらい、私の柴田よしきさんへの印象が変わってしまう作品でした。
鉄道旅ミステリということですから、もちろんミステリー的な要素も含まれているのですが、それにしては鉄道と鉄道旅の部分の描写が長い長い…
もちろん興味をそそられる部分もありましたし、実際にこの目で見てみたいという新たな興味も引き出してもらえましたが、ちょっとミステリーの部分が薄いかなぁ。
鉄道旅ミステリと銘打つのなら、もう少しミステリーの色を濃くしてほしかったというのが個人的感想です。
とりあえず叔父さんの消息は全くつかめていないので、さっそく続編へ進みたいと思います。 -
私も鉄道旅よく行くので、乗ったことある路線が出てきて嬉しい。
ムーンライトながらももうないんだよな〜…
何も考えず、ボーっと電車に揺られたい…
続編は読むか悩み中
初恋の人はどこへ… -
行ってみたいところは増えたかな。
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鉄道ミステリとか旅のエッセイとか、
特定のカテゴリーを読みたいなら合わないかも。
色んな面白さが緩めにブレンドされた
独特不思議な魅力があります。
鉄道に思い入れはないですが、今後旅をする時に、鉄道の面白さを今までより意識したり探したりする楽しみは増えそうです(^^) -
鉄道「旅」ミステリ。四十九院香澄はある目的があって西神奈川大学の鉄道旅研究会の門をたたきます。「旅」ですからもちろん彼らは乗り鉄さん。最初は目的だけであまり鉄道に興味のなかった香澄が鉄道に乗ることやそこでの出会いを楽しみながら成長していくことが伝わってきて私自身も旅をするようにワクワクしながら読み進みました。ミステリといっても風味程度ですし気になる部分が今後明らかになるのかもわかりませんが2を楽しみに待ちたいと思います。追記の常磐線の記述がとても心が痛かったです。あるものがそのままあるとは限らないのです。
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乗り鉄、なのかも。ぼーっと電車に揺られるって、たのしい。
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鉄道旅の楽しさが味わえて、ミステリー要素もあり楽しく読みすすめることがらできた。車での旅行が多いので鉄道で一人旅はなかなか実現できないかもしれないけど、いつかやってみたくなった。
香澄さんが自分の中でどのように結論を出して今後の人生を歩むことになるのか見届けてたくて早くも自作に期待している。
著者プロフィール
柴田よしきの作品





