鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空 (2) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2015年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784041034583

作品紹介・あらすじ

行方不明の叔父の足跡を追って、ひたむきに列車に乗り続ける香澄だが、さまざまな人々との出会いを通じ、少しずつ変わってゆく。新しい恋が芽生え始めた矢先、新たな情報が入って……。

みんなの感想まとめ

多様な人々との出会いを通じて成長する主人公の姿が描かれた物語は、鉄道旅行の魅力と共に人生の深さを探求します。前作の続編として、香澄は行方不明の叔父を追いながら、恋愛や人生観の変化を経験し、時には過去に...

感想・レビュー・書評

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  • 「夢より短い旅の果て」の続編。
    本当に読み応えがありました‼️
    柴田文学の魅力が凝縮された作品だと思います⁉️
    鉄道旅行で出会った様々な出会いで人生観を語り、恋愛もし、鉄道旅行の魅力も知り、旅先の土地の知識も広がり、謎も解き、確実に大人として成長していく主人公を中心に語りに語るスケールの大きな作品だと思います‼️

  • 2022/1/6
    初恋のお兄ちゃんの最期まで書き切った。お見事。
    電車の旅に出たくなったのは前の方が強烈だった。
    やっぱり震災が私の心を縛り付ける。
    今はコロナが。
    旅に出られるって幸せなことなんだなぁと思う反面、この自粛の雰囲気につられてなんとなく不幸な気分になるのはなんだか悔しいなぁと昨日友達と言っていたとこ。
    元々弾けるタイプでもないんだから弾けられない鬱屈だけお付き合いしなくてもいいような。
    世界の不幸の割合を知らぬ間に増やしていたような。
    ニッコリ笑って生きたいものです。

  • 気になる路線や、駅弁を検索しながら読んでいたら時間がかかってしまいました。小海線は私も小淵沢から野辺山まで乗ったことがあったので、少し懐かしかった。でも『元気甲斐』は食べなかったから、また乗らなきゃ!前作に比べると今作では死に絡んだ話が多かったかな。それでも暗くならず希望が持てる終わり方なのが良かった。ヨーロッパでは蝶は死者の魂だという言い伝えがあるという話が印象的で、だから私は蝶が苦手なのかな、と思った。そして、震災後の東北……私もすぐには無理でも、いつか三陸鉄道に乗って美しいリアス式海岸を見たい。

  • 「夢より短い旅の果て」続編。すっかり乗りテツになった香澄。しだいに大きくなる近藤の存在に戸惑いながらも、おじの高之を探すことはどうしてもやめられないでいる。
    東北の震災が起こったことで、予定していたストーリーには変更もあったらしい。最後の東北の旅では、そこを震災前に訪れた高之と、後に訪れた香澄たち、双方が見たそれぞれの景色が描かれる。
    後ろばかり見ていた香澄が、そのことを自覚して、ゆっくりでも変わろうとするさまが良かった。阿蘇で蝶と女性に出会う話、それがひとつの転換点だったのかなぁ。蝶の美しさもあいまって、印象的な部分だった。
    近藤と香澄が、高之の記憶を抱えたまま、手を携えて歩き出すようなラストも、しんみりして、でも光のさす感じがして、良かった。

  • 【収録作品】歌う電車【京急電鉄/東京モノレール】/青い蝶の空【南阿蘇鉄道高森線】/避暑地の幻【中央本線~小海線】/希望の海(一)【東北本線~那須電気鉄道】/希望の海(二)【釜石線~山田線~三陸鉄道北リアス線】/線路は続く
    *テツでなくても、電車での旅をしてみたくなる。

  • 第一弾より、ぐっと厚くなった文庫本
    登場人物が近くに感じ、先が気になり
    震災の話し、叔父の行く末に胸を痛めながら
    あっという間に読み終わりました
    確かに、旅に出たくなります
    自分を大切にしなくちゃなと思う本

  • 「夢より短い旅の果て」の続編、鉄道ミステリーというけれど、鉄道のちょっとしたきっかけで触れ合った人の過去もろもろの話など。そして最後には、主人公が探し求めていた叔父失踪の謎にせまる。お話しだからそれまでなかなかわからなかった叔父の話が一気に進展するけれど、それはまぁいいか。
    人にはそれぞれ人生がある、ということがよくわかるけれど、1巻ほど鉄道にじっくりかかわるわけではない。それでもまぁ叔父さんの話は鉄道と彼の生き方とがよくわかったし、主人公も納得できたのでよかった。
    ちょっと残念なのは最初の話で、時間の感覚がいい加減なところ。子どもが10歳だった1986年から1991年にバブルがはじけて・・・っていう話をつなげていって10年後に子どもがまだ高校卒業していないとか、よくわからない・・・ しかしその後、そのムスコが出てきて2001年に結婚しましたって。最初と最後のつじつまはあったけど、時系列には敏感な私としてはどうしても気になって仕方なかった~(><)

  • 読み終えて鉄道の旅がしたくなった。独身だった頃に何度か鉄道の旅は経験があるけれどその後は旅といえば車だから駅弁やら車窓やら懐かしい。雑学ネタも盛り込まれてたし初恋の人の消息を追うというミステリー要素もありで楽しめた。後半は東北の震災の爪痕の現実もあり多くの人の運命を変えた津波の怖さも伝わってきた。

  • あぁ、そういう結末かぁ。
    なんか残念。

  • 「夢より短い旅の果て」の続編(完結編)。鉄分多めなので、鉄の人にはいいかも。
    失踪した初恋相手(叔父)を探しつつ、新しい恋を育んでいくお話。鉄の叔父を探して鉄道旅をしていたら、自分も鉄道旅にはまってしまった主人公。鉄って男性のイメージが強いけど、女性でも鉄の人は普通にいるしね。たしか、前作では恋人関係ではなく、叔父と同じサークルにいた人っていう位置づけだった思うけど、続編では恋人関係に。てっきりお相手はもう1人の方だと思ってたんだけど。。。。 しかし、この相手、ある意味すごいなぁ。。。 初恋相手を探すたびに一緒に行くって(笑) 
    人間心理?は良く描かれていて主人公の心境の変化とかがわかりやすく、読みやすい。

  • 「夢より短い旅の果て」続編。
    行方不明になった初恋の「叔父」を探すため、「鉄道旅同好会」に入部した大学生の香澄。いつしか鉄道に魅了されていく。

    前作以上にマニアックな鉄道ネタやその土地のネタ満載の上に、登場人物の人生が絡んで食傷気味。
    ミステリー要素はなく、肝心の叔父の話はある程度予想できた内容で、全体的に良い話すぎてつまらなかった。
    (図書館)

  • へえぇ... と思う箇所はいくつかあったけど。自県のとある鉄道のことを知ることができた☆

  • 乗り鉄物語の端々に震災の影響を覗かせている。
    従兄弟が失踪した理由が徐々に明らかになるが、この物語にその要素が必要だったのかは疑問が残ります。

  • 「鉄道旅ミステリ 夢より短い旅の果て」の続編。

    思春期の頃、年の近い叔父に恋心を抱いた香澄。その恋は、多感な年ごろが見せた甘い夢のようなものとして終わるはずだった。

    しかし、その叔父が失踪してしまう。

    きちんとした終わり方ができなかった香澄の初恋。

    彼女は叔父を探すため、叔父が所属していた西神奈川大学の鉄道旅同好会に入ろうと、同大学を受験する。そして、合格し、同好会に潜り込むことに成功する。

    叔父の周辺にいた人々を知り、同好会の活動を続ける中で、鉄道旅の魅力に目覚めていく。

    と、ミステリ色よりは、鉄道、旅のネタ話が多い。

    時には、旅行記、トラベルガイド、いや、旅の指南書と錯覚する。

    鉄道や旅の情報量が多すぎて、ふと、ミステリー本来の、ストーリーの核というものを見失いそうになる。

    鉄男クンや鉄子さんたちには、共感できる作品だとは思うが。

    でも、電車や旅は嫌いじゃないから、読んでいると、そのまま旅に出たくなるのは、ウソじゃない。

  • シリーズ2作目。前作より若干鉄道を離れた部分も多い。歌う電車、青い蝶、小坂教授の夢の真相と、読み応えたっぷり。そして東日本大震災を経た東北の旅がメインに。この三陸の辺りは朝ドラの影響もあって読み進むのが辛かった。叔父の失踪についてはこれで決着。
    鉄道あまり興味ないけれど、読んでると旅にでたくなる本だった。

  •  説明過多なのは、鉄以外の人を意識し過ぎてのことか。

  • 柴田よしきさんの鉄道ミステリ1「夢より短い旅の果て」に続く鉄道ミステリ2「愛より優しい旅の空」、2015.11発行です。前作よりわかりやすくて読みやすかったですが、テーマが「恋した叔父を探す旅」「鉄道路線」「3.11」と3つのアイテムが交錯し、不器用なw私には、気持ちが分散してしまいました。私としては、「風のベーコンサンド」のようなテイストが好きです!

  • 鉄道全く鉄道詳しくないけど、いろんな旅をしたみたいな気持ち。優しくて、切なくて、静かで、見たことのない景色がたくさん視えた。ちょっとちくっとする言葉もあったりして、なんだか話しかけられてるみたいだったな。

  • う〜ん…。
    ちょっと違った。

  • ようやく完結って感じ。好きな人は好きなんだろうが、いろいろな説明が少ししつこい。そこまで興味ないんだけど・・・って感じました。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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