ドクター・ホワイト

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.51
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本棚登録 : 149
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034637

作品紹介・あらすじ

『金田一少年の事件簿』、『神の雫』原作者にして稀代のヒットメーカーが贈る、最先端医療小説!


編集者の狩岡将貴は早朝の公園で白衣のみを纏った謎の美少女・白夜と出会った。自らの素性を全く明かさない彼女だったが、突然、狩岡の持病である胃痛の原因をさらりと言い当てる。さらに、狩岡の知人の病院に連れられた彼女は、そこで見過ごされていた数多くの誤診を次々に指摘していくのだった。
彼女は一体何者なのか。医学界の常識を打ち破る「診断」をする白夜に対して、様々な思惑が絡み合い――。

〈絶賛の声、続々〉
こんなにヤバい真実書いちゃって、医療業界、大丈夫?
――堀江貴文

21世紀のブラック・ジャックが現れた!
――乙武洋匡

面白い、面白い、面白い!
医療探偵小説という新ジャンルを、この作品はこじ開けた。
――名越康文(精神科医)

感想・レビュー・書評

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  • 設定に無理を感じるも、

    登場人物たちの個性が
    うまく描かれてる点が
    よかったです。

    胃炎から胃ガンを招く
    ピロリ菌。

    死にいたる猛毒を持つ
    小さな毒蜘蛛。

    血栓によって脳梗塞を
    招くエコノミークラス
    症候群。

    致死率百パーセントの
    狂犬病を媒介する蝙蝠。

    日常の隣に潜む危険に
    あらためて気付かされ
    ました。

    趣味でガーデニングに
    勤しんでいますが、

    今後は用心のため手袋
    しようかな・・・

  • 公園で拾った謎の少女、白夜。
    なぜか医療の知識が物凄く将貴の妹、晴汝さん病状から本当の診断を確定させ高森総合病院で診断協議チームに加わり、様々な難解な病気の診断を確定させるお話。

    ドラマ観てて原作読んでみよーと、手にとりました。
    完全にドラマに引っ張られ浮かぶ映像はドラマに出ている人たち、小説のイメージとは少し違うけど浜辺美波さんカワイイ♫

    これは...何と中途半端な終わり方...謎の部分が丸っと残ってる(´⊙ω⊙`)
    続き読まなくては‼︎



  • 初めましての作家さんです。
    ジャーナリストの将貴はある朝、公園で素肌に白衣だけをまとった妖精のような少女と出会う。
    その子の名前は「白夜」
    驚異的な医療知識を持ち、的確な診断を下す。
    どこでそのような知識を身に着けたのか、謎は深まるばかりで…。

    高度な知識、豊かな経験はもちろん大事。
    ただその先入観が、時に誤った診断に繋がってしまうときもある。
    そこを「白夜」は言い当てる。
    こんな展開、現実にはありえないことだと思っても、
    小気味よくて面白かったです。

    余談ですが、
    最近”手当て”をしてくれるお医者さんが少なくなった気がして…。
    手を当ててくれるだけで痛みが和らぐ、そんなお医者さん。
    かかりつけというか、なんでも診てくれるお医者さん。
    医療が進歩すればするだけ、そういったことも難しくなるのはわかるんですが…。
    パソコンの入力画面だけじゃなく、患者の顔を見て欲しいなぁって思います。

    「白夜」の謎は残されたままなので、続編が楽しみ。

    • 杜のうさこさん
      azumyさん、こちらでもこんばんは~♪

      ねっ!そうだよね!
      昔は(ごめん、私の小さい頃・笑)そういうセンセイがいたんだよね~。
      ...
      azumyさん、こちらでもこんばんは~♪

      ねっ!そうだよね!
      昔は(ごめん、私の小さい頃・笑)そういうセンセイがいたんだよね~。
      医学がめざましい進歩をするかわりに、
      大切ななにかが置き去りにされているようで…。

      そしてこの本。
      他の作家さんの作品に例えるのは悪いんだけど、
      読んだ時に、探偵Qの凛田さんが思い浮かんできたの。
      ありえない設定だからか、病の話なのに、楽に読めて良かったよ。
      樹林伸さん、他の作品も読んでみようかなって。
      また、増えたね(笑)
      2016/06/06
    • あいさん
      こんばんは(^-^)/ お久しぶり。

      この本は本屋さんでとても気になった本で誰か読んでくれないかなぁって思っていたの(*≧艸≦)
      こ...
      こんばんは(^-^)/ お久しぶり。

      この本は本屋さんでとても気になった本で誰か読んでくれないかなぁって思っていたの(*≧艸≦)
      こんな雰囲気の表紙が好きなんだ。
      そしたらうさちゃんが読んでいて!ラッキーって思ったよ。

      この人たくさんペンネームを持っていて「金田一少年の事件簿」や「サイコメトラーEIJI」も書いてるんだよね。
      だから面白そうって思ったり、ちょっと漫画っぽいのかなって思ったりしてます。
      まだまだ謎が残る作品なんだね。

      この後私も感想もアップしようと思っているよ。
      のんびりな更新になるけどこれからもよろしくね〜♪
      2016/06/24
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、お久しぶり~♪

      元気だった?

      お役に立ててうれしいです^^
      この作家さん、そんなにペンネームがあるの?知らなかった...
      けいちゃん、お久しぶり~♪

      元気だった?

      お役に立ててうれしいです^^
      この作家さん、そんなにペンネームがあるの?知らなかった~。
      レビューを書いたときに「金田一少年の事件簿」の方だって知って、驚いたんだけど。

      面白かったよ。
      マンガっぽい…、そういえばそうかも。
      医療関係の専門家さんからすると???なのかもしれないけどね。

      感想楽しみにしてるよ。
      こちらこそよろしくね~(^^)/
      2016/06/25
  • いまさらな感はあるけれど、読んでみました

    医療ドラマなのですが、切実さが感じられません
    設定のあちこちに無理があるだけでは、ないように感じます
    患者の苦しみに対して、ちぐはぐな医者の議論
    どこかがアンバランスな作品でした

  • 読みながらドラマに向いてると思った。続編があるの知らなくて完結しない事にガッカリ。図書館にない

  • 「金田一少年の事件簿」「神の雫」等の原作者で多数の別名義でも活躍されている樹林伸氏の医療小説。
    早朝の井の頭公園、ジョギング中の編集者の狩岡将貴は霧の向こう側から現れた白衣を纏った美少女に出会う。素性を明かさない彼女が告げたのは白夜と言う自分の名前だけだった。将貴は知人の高森麻里亜の病院に白夜を運ぶがそこで白夜は並外れた医療の知識で疾患を診断していく。白夜は一体何者なのか?
    医療ミステリとして前半から疾患の症状や病名等ワクワクしながら読めた。白夜を取り巻く大きな謎を背景に白夜の活躍を短編で描いている連作短編だが、本作では白夜の背景は謎のままで次作に引き継がれる。
    不穏な空気を背景に医療現場での謎の疾患を白夜の豊富な医療知識で診断し解明していく連作医療ミステリ小説。
    ★★★✩✩ 3.0

  • 最初は、オォッという感じで読み始めたが、判明される病名が微妙 解るでしょというレベルだったので 興醒め。この1冊だけでの完結は無し

  • 2016.8 まぁ小説というよりテレビドラマだね。

  • ドラマを先に見てからの小説。
    ストーリー展開的にもろドラマ通りなので、結末ありきで読んでいた。
    でも、ところどころ設定が違うので、その違いに気づくとなんだか面白い。
    あれ、なんでこの設定変えたんだろ?とか考えると。

    内容的には、ツッコミどころ満載の設定ではあるが、バッサバッサと各段階ごとの敵(?)切っていくのは爽快ではある。

    さて、続編も目次を見た限りだとドラマ通り。
    どんな違いがあるかしら?

  • 続きがあるのかな??話は面白くてどんどん読んでしまったけど。白夜の素性が全くしれない。
    続編があるなら読みたい。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。漫画原作者、小説家。コミック原作の代表作に、天樹征丸名で『金田一少年の事件簿』、安童夕馬名で『サイコメトラーEIJI』、姉・樹林ゆう子と亜樹直名で『神の雫』などがある。ワインへの造詣が深く、フランス政府より芸術文化勲章を受勲した。著書に『ビット・トレーダー』『陽の鳥』『リインカーネイション 恋愛輪廻』『クラウド』『東京ワイン会ピープル』などがある。

「2021年 『ドクター・ホワイト 心の臨床』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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