バベル九朔

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1002
レビュー : 183
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034644

作品紹介・あらすじ

万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生!!

俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?
作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。

作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは――雲をも貫く、巨大な塔だった。
万城目学、初の「自伝的?」青春エンタメ!

感想・レビュー・書評

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  • あれ、理解できない..

  • 万城目学の作品はいつも奇想天外だけど、同時に娯楽性も高く登場人物も個性的でキャラものとしても読めるから、どんなに奇想天外な設定でも最後までぐいぐい面白く読めた。がしかし、本作。奇想天外はいつものことながら、どうも娯楽性が低い。会社勤めを辞めて作家を目指しながら、祖父が残した雑居ビル「バベル」の管理人をしている主人公の性格が、どうも中途半端に現実逃避的で感情移入しにくく、応援する気持ちになれない。

    それでも中盤、異次元のようなバベルという世界が出現し、ひたすら塔を上りながらテナントを遡ってゆくあたりはそれなりに面白かったけれど、終盤のぐだぐだ感がひどい。もとの世界に戻れたと思ったらまだ違った・・・くらいのどんでん返しは1回で十分。なぜ時間軸までずれたのかご都合主義すぎて、最後に主人公のしたことになんの意味があるのか全然わからなかった。少女とおばさんが同一人物なのかもスッキリしない。

    世界観はキライじゃなかったけど、初期の村上春樹をやろうとして失敗した感じ。エンタメから純文学に移行しようとしてるのだろうか。万城目学の転換期の作品としてターニングポイントになりそうではあるけれど、単純に読み物としてつまらなかった。

  • 読んだというよりは読まされた。

    理解したかと問われたら
    していない、できなかった。

    面白くないかと聞かれたら、
    ところどころは面白かった。


    こういう時空歪み系はもともと
    苦手なんだけど
    なんとも不思議な作品だった。

  • 鴨川ホルモーから万城目さんのちょっと変な世界が大好きで、また、この頃世間が騒いでいる映画事件なんかもあって図書館でふいっと手に取りました。
    いつになく難解な構成で、あんまりわからないうちにもう読み終えてしまって、ちょっと悲しいです。カラス女が登場するところや、所々での表現の仕方が村上さんと似てきたなと感じます。
    でもこのカラス女、女性には(或いは男性にも)少々不人気かも知れませんね。

  • 斬新な設定は著者ならではの持ち味が発揮されるものの、話としてはどうなのだろうか?端的に言うと、あまり面白くなかった。

  • も~誰を信じて良いのやら、何を信じて良いのやら…(--;)普段、無駄な事ばかりしている私はきっとバベルに取り込まれるぅ(>_<)しかし無駄な事は無いと夢見ていたい(*´∇`*)

  • ただの万城目学ファンです(笑)

    この作品いつもとは違うような気がしました。
    もちろん万城目ワールド全開ですが。

    私結局最後がどうなったかよくわかりませんでした(笑)

    バベルと現実世界に主人公が2人いるってことになるんですかね??
    (若干のネタバレすいません)

    若干分からなかったけど、面白かったからよし!(笑)

  • 有り体に言えばこれはジェットコースター小説と言われるものだろう。
    ストーリーだけを取り出しても何も意味は無いし構成を解説することにもあまり意味はない。
    読者が自身で体験しなければならない。

    バベル九朔と言われている
    雑居ビルが本当は世界の秘密を握っていて
    その世界に入るための
    扉がどこかにあると言う
    絵空事と繋がっている。
    空想と妄想がシナプスのように
    接触と爆発を繰り返す。

    俯瞰で眺めよう、眺めようとしてしまうが
    濁流に身を任せたほうがいい。
    良くも悪くも
    後で思い出す小説はいい小説だと思う。

    思ってたのはと違ったけど
    心地よい疲労感を心に残してくれた。

  • バベルって何やねん。

    結局よく分からず。
    主人公は相変わらず捻くれてて、ピュアで憎めないキャラ。

    何だか、読んでいて村上春樹を思い出した。

  • 前半はいつも通りの展開。久しぶり。

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