バベル九朔

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1105
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034644

感想・レビュー・書評

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  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000140349

  • 小説

  • 「バベル九朔」
    万城目学の作家人生10周年記念長編。


    作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている九朔の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ、問うてきた。「扉はどこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦。心が安まる暇もない九朔がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、なぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは雲をも貫く巨大な塔「バベル」だった。


    押しの強い叔母、売れない探偵、カラス女、オノヨーコっぽい少女、そして死んだはずの祖父。「鴨川ホルモー」「偉大なるしゅららぼん」のような世界観だと思っていたばっかりに、これら個性の強いキャラクターが巻き起こすコメディー/ファンタジーものだと思っていた。


    しかし、「バベル九朔」はどちらとも言えないもののようだ。売れない探偵である四条さんのキャラクターを踏まえるとコメディー感を感じる。また、久朔がカラス女に襲われ、バベルがある世界に引き込まれる辺りから一気にファンタジーになっていく。


    そして、問題はバベルに隠されている秘密である。この秘密のおかげで複雑性が増している気がする。バベルは伸長し続けているのだが、この秘密には久朔が小説を書き続けているということが大いに関係している。小説を書き続けた結果、つまりは夢の達成を実現した自分をバベルで見ることになる久朔は、その世界にそのまま居続けるのか、現実世界の雑居ビル「バベル久朔」の管理人として、また叶うか分からない小説を書き続けながら、害虫処理や家賃回収をする業務に追われるのかを迫られるのだ。


    そして、久朔は決断を下し、ある行動を起こす。果たしてその結果、九朔がどうなったかまでは分からない。九朔は小説家という夢を叶える為にこれからも時間とエネルギーを注ぎ込むことを決断しただろうか。


    前半はネズミ奮闘記を始めユーモラスであるが、途中から一気にファンタジーに展開する作品。個人的には中だるみを感じてしまい、最後までこれぞ!の面白さを掴み切れずに終わってしまった。

  • まそに万城目ワールド炸裂(笑)
    小説家を夢見る九朔満大が、曾祖父の九朔満男が建てた築38年の雑居ビル、バベル九朔の管理人になったのが話の始まり、曾祖父は何のために建てたのか?バベルとは何なのか?パラレルワールドに引き込まれた満大は・・・?!っと、もう思考回路ぐちゃぐちゃです(^^)

  • む、難しい。
    とっかかりにくく、でも第1章を読み終えれば、ぐいんと引き込まれ、えーどういうこと?とまた距離ができ、なんですか?村上春樹?と躊躇するもまたぐいんと読み進み、
    え、で、どういうこと?そういうこと?でも…。

    そういう場合、もう一度読み直すのが常なんだけど、コレはちょっと時間を置こう。

  • テナントビル「バベル九朔」の管理人であり、作家志望の貧乏青年?が、謎のカラス女に追われ、不思議な世界へ。二転三転する話の展開に、見覚えのある謎の少女、ついつい気になって急いで読んでしまったが…なんだこりゃ。始めはもしかしてホラーかと思ったが、一応ファンタジーか。最後の展開についていけず、結局先延ばししてどうするのかとか、バベルって結局なんなんだとか、ちょっとおいてけぼり感がある。

  • バベルと呼ばれる古い雑居ビルをめぐる、九朔の冒険譚。

    万城目さんって時々こういうカオスな頭の中をぐちゃぐちゃにさせるようや作品描くんだよなぁ…という作品。
    タイミングによっては面白く読めたかもしれないが、何が書きたいのかわからず、エンタメとしても没頭しきれず、イマイチでした。

  • 180714 中央図書館

  • なんだかよくわからなかった

  • タイトルとか設定は面白そうだったので期待はずれ感が…。ちょっと最近停滞ぎみ。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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