バベル九朔

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1105
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034644

感想・レビュー・書評

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  • 今の私には、難解だったようです。万城目さんの作品は、主人公やサブキャラなど登場人物に愛着がわくのですが、それがうまくいかず、それに加えてストーリーの意味するところが読み取れませんでした。他の方がかかれているように確かに私が読んだことがある村上春樹さんの系統に似ています。良さがわかる方もきっとおられるはずですが、私にはちょっとという感じでした。

  • 祖父が残したビルの管理人をしながら
    小説家になるという夢を追う主人公

    ある日、真っ黒な服装をした女性とすれ違ったところから
    すべてが変わりはじめる

    かつてのテナントたちの残滓が集まったバベルの塔に
    閉じ込められてしまった主人公は
    戻ってこられるのか・・・

    奇想天外な設定は、万城目さんらしいけど
    もうひとつハジけてて欲しかったかな
    ちょっとくだくだしかったかも。。。

  • 読了後、あまりに壮大な異世界譚に訳がわからなかったのですが、この小説全体が主人公の九朔満大が3年かけて書き上げた大長編という入れ子型をとっているのかも知れないとも思いました。主人公が3部作と言っていたのもバベル九朔(元の世界)、バベル(大九朔の作った世界)、互いの世界が接続した世界の3つを順に書いていることに矛盾しません。あまりスッキリとしない読了感や壮大すぎる内容は小説家を目指す主人公の拙い部分の現れではないかな、、、というのは考えすぎなのかもしれませんが、そこまで考えて内容を構成していたのだとすると万城目さんには脱帽するばかりです。

  • 最後の最後、結局どういうこと!?という感じで意味がよく分からなかった。。
    もう一回読み返す気力も無くて…
    またいつか気が向いたら読み返してみようかな。。

  • 現実を超越している点では万城目さんらしいのだが、それにわけのわからなさが加わったという感じがします。
    何が本当で、何が本当でないのか。光と影。そんなテーマだからなのかもしれません。
    章のタイトルも不思議というか良く分かりませんでした。
    核心に迫っていく感じは出ていましたが。
    カラスはやっぱり好きにはなれないです。

  • 2017/8/19
    長い。

  • なんともモヤっとした読後感。悪い訳ではないのだけれど、え?この後どうなるの?もっかいこのくだりやるの?そして、エンドレスループなの?結局、元の世界に戻れないの?って感じに色々疑問が浮かんできてしまったのでした。
    湖のチカラの設定とか、しゅららぼんを彷彿とさせるものの、あの爽快感はない。
    八郎潟でよいのかしら。
    あと、初恵はどうなったんだろ。というか、影の初恵さんが融合したから、蜜村さんの出身を知ってたのかしら。
    この時間の流れ方は少しメッセージ的だなぁ。

    おそらく、バベルの設定がすっと飲み込めなかったんではないかなぁ。大九朔がバベルでなにをしていたのか、何がやりたかったのか、何を諦めたのかがイマイチ明らかにされておらず、どうしてバベルを継続させなきゃいけないのかがわからなかった。それにカラス、太陽の使いということだったが、彼女らも何を目指しているのかも終始ぶれていたような…。
    言葉の重要さとバベルが掛かっているんだろうけどなぁ。

    軽さがなくなってしまって(とっぴんぱらりの時からそう思っていたけど)、マジックリアリズムとの融合が、なんというか村上春樹的になっているような。読んでいる最中は面白くてどうなるんだろって先を求めちゃうんだけど、読み終わるとなんかしっくりこないという。
    ちょっとしばらく、万城目先生はパスかしら。

  • 2017.08.14.読了

    困った
    よくわからないまま読み進めて、
    全くわからずに終わった。
    万城目学さんらしいと言うべきか…

    所々に、うまいなぁと思う文章があるあたりも
    万城目学さんらしい。

  • 小説家になるために会社を辞めて祖父の建てた雑居ビルの管理人になった主人公。

    いつもの奇想天外な話なんだろうなと思いつつ読み始めたがストーリーがなかなか頭に入ってこずいつになったら面白くなってくるのだろうかと。

    途中から少しテンポアップしては来るがやはり今一つ面白みに欠ける。

    ファンタジーなんだから何でもアリだとは思うが結局のところカラス女は敵だったの?そうではなかったの?
    最後の所も今一つついていけないのは私が年を取ったからだろうか?

    今一つ勢いがなくて退屈してしまった。

  • 万城目学の最新作「バベル九朔」を読了。

    ファンタジーエンターテインメントではある事はあるが今まで読んできたわかりやすい万城目ワールドではなく、デビュー十年を機に少しばかり挑戦をした感じがする物語だ。

    主人公は雑居ビルの管理人だ。万城目氏も大学卒業後2年働いてそのあと小説家になるまでビルの管理人をしていたとのことだからまあ少しばかり自伝的要素はあるのかとおもったら全くそんな事はない。だが一階が中古レコードや二階が居酒屋、三階が貸し画廊、四階が私立探偵事務所、5階が主人公の事務所兼自宅といった様子と管理人の行う日々の業務と言ったところに彼の経験が少しだけ反映されている気もする。

     余談だが著者はチャールズ・ブコウスキーのファンらしい。酒とギャンブルに興じ、そして数多の女性を愛して生涯を送りながら職を転々としながら放浪し働きながら書き続けた異色の作家だが、かれの小説には駄目人間が多く登場するが本作の登場人物の多くが駄目人間だ。ちょっとしたオマージュだろうか。

    本作はそんなだめ人間達が現実と非現実の中に登場し話を作り上げて行く不思議な物語で、バベルの塔とは空想的で実現不可能な計画を比喩的にいうものだがバベル九朔を巡る物語も非現実感が絶妙だ。これは新たな万城目ワールドなのだろうか?それとも作家生活10年を記念に書いた寄書なのだろうか。

    そんな人間の傲慢さへの警笛を与えてくれまた自分の才能の正しい評価の難しさといった事を考えさせてくれる不思議な小説を読むBGMに選んだのはJohn Coltraneの"Coltrane Plays the Blues" 。引き蘢りたくなる音楽だ。
    https://www.youtube.com/watch?v=9p-X7tKMURo

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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