バベル九朔

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
2.86
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本棚登録 : 1105
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034644

作品紹介・あらすじ

万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生!!

俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?
作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。

作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは――雲をも貫く、巨大な塔だった。
万城目学、初の「自伝的?」青春エンタメ!

感想・レビュー・書評

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  • なんとか読んだけど、後半?3分の2の展開はひどい。

  • コレは凄いなー。

    以前の作品よりは分かりづらいし、
    登場人物の魅力に欠ける印象は残るけど。

    うん、読んだなーって満足感。

  • 大九朔のところ、最後の時間を繰り返すところがいまいちよくわからない。

  •  すっとことんでトンデモなファンタジーが魅力の著者。新作の情報は追っかけてたつもりなのに抜け落ちいてたこれ。なんでかな、デキがいまいちで話題にならなかったのか。バベル九朔という雑居ビルの管理人に納まってモノにならない小説を書いている主人公。その日常を達者な筆運びでコミカルに描いているうちはいいが、カラス人間が現れて額縁の絵の中の世界へ逃げ込んだところから尋常ではないストーリーに一気に転換する。バベルのビルはバベルの塔となっていや高く屹立し、その源にはエネルギーを吸い上げる祖父大九朔、という筋書きを書いても不毛だ。なんなんだか意味がよくわからないうちに至った結末ってこれどうなってるの。説明不足なのか前衛的すぎるのか、これでは新人賞は無理だろう。

  • +++
    万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生! !

    俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?
    作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。

    作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは――雲をも貫く、巨大な塔だった。
    万城目学、初の「自伝的?」青春エンタメ!
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    夢なのか現なのか、いつもながらに曖昧過ぎてめまいがしそうである。ここにいる自分が現実だと思っている世界とは軸がずれたパラレルワールドが存在し、そこには現実世界の影が溜め込まれ、バベルと呼ばれる塔がどんどん成長していく。その大本は、現実世界のバベル九朔という雑居ビルの管理人である俺の祖父であり、バベル九朔を建てた「大九朔」が造ったものらしい。カラス女に襲われたり、異世界に迷い込んだりと、存在の危機に脅かされながら、何とか生き延びたらしい九朔だったが、そのすべてが夢か、あるいは自身の小説の中の出来事なのかもしれないとも思わされて、読者はなおさら迷路に迷い込まされたような気分になる。自分がいる場所を見失いそうになる一冊だった。

  • なかなか面白いと思った。万城目作品は好きだが、これはなかなか印象的な作品だった。また読みたい。

  • 今は亡き祖父の雑居ビルの管理人の傍らで小説家を目指す青年の、ビルにまつわるファンタジー
    設定は万城目学というよりは森見登美彦っぽい?
    まぁ、セリフとかは万城目さんだけど

    誰が味方なのかわかりにくくなっているけど、エンターテイメントの定番としてはどんでん返しがあると思っていればまぁ心構えとしては十分

    ってか、さんずいの一族ってしゅららぼんのアレ?
    源爺のところかな?
    それともまた別のところ?


    お話とは関係ないけど、なかなか店が安定しない場所ってあるよね
    しょっちゅう入っている店がかわるところ
    個人的に「こんな業種ならいけるんじゃないか?」とか「こんな店だったら嬉しいなぁ」とか思うこともあるけどなかなか難しい
    そこで長く続けている店ができたりすると、「ここにはこの店が合ってたのかぁ」とちょっと感慨深くなる

    でも、飲み歩いたりしなくなった(できなくなった?)から、ずいぶんとそんな感覚は体験していないけどね

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000140349

  • 小説

  • 「バベル九朔」
    万城目学の作家人生10周年記念長編。


    作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている九朔の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ、問うてきた。「扉はどこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦。心が安まる暇もない九朔がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、なぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは雲をも貫く巨大な塔「バベル」だった。


    押しの強い叔母、売れない探偵、カラス女、オノヨーコっぽい少女、そして死んだはずの祖父。「鴨川ホルモー」「偉大なるしゅららぼん」のような世界観だと思っていたばっかりに、これら個性の強いキャラクターが巻き起こすコメディー/ファンタジーものだと思っていた。


    しかし、「バベル九朔」はどちらとも言えないもののようだ。売れない探偵である四条さんのキャラクターを踏まえるとコメディー感を感じる。また、久朔がカラス女に襲われ、バベルがある世界に引き込まれる辺りから一気にファンタジーになっていく。


    そして、問題はバベルに隠されている秘密である。この秘密のおかげで複雑性が増している気がする。バベルは伸長し続けているのだが、この秘密には久朔が小説を書き続けているということが大いに関係している。小説を書き続けた結果、つまりは夢の達成を実現した自分をバベルで見ることになる久朔は、その世界にそのまま居続けるのか、現実世界の雑居ビル「バベル久朔」の管理人として、また叶うか分からない小説を書き続けながら、害虫処理や家賃回収をする業務に追われるのかを迫られるのだ。


    そして、久朔は決断を下し、ある行動を起こす。果たしてその結果、九朔がどうなったかまでは分からない。九朔は小説家という夢を叶える為にこれからも時間とエネルギーを注ぎ込むことを決断しただろうか。


    前半はネズミ奮闘記を始めユーモラスであるが、途中から一気にファンタジーに展開する作品。個人的には中だるみを感じてしまい、最後までこれぞ!の面白さを掴み切れずに終わってしまった。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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