吉祥寺よろず怪事請負処 人待ちの庭

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 71
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034675

作品紹介・あらすじ

吉祥寺の庭師は、実はすご腕の陰陽師!?
庭にまつわる不思議な事件、解決します。

累計500万部突破「少年陰陽師」シリーズの著者が贈る、
現代の陰陽師ものがたり第2弾。

吉祥寺のガーデンショップ「栽-SAI-」に居候中の大学生・保。兄のような存在である庭師の啓介が、すご腕の陰陽師でもあることを最近知ったが、それ以上詳しいことを教えてくれないのが不満の種。
啓介の美貌の異母弟・弓弦は、知ることは時に危険で、知らないほうが良いこともあるのだと諭す。
そんなある日、保と啓介は庭の手入れを依頼され一軒家を訪れるが、突然井戸から黒い煙のようなものが噴き出し、『うそつき』という女の声が……。

井戸で何かが起こっている。
そして災いは、連鎖する。

感想・レビュー・書評

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  • 久世弓弦(くぜ・ゆづる)のお坊ちゃんぶりがよく描かれていました。表紙に描かれている弓弦を見たときは女性かと思いましたが男性なのですね。

    表紙の弓弦は美形で裸足なのでかわいらしい感じがしました。ピンク色を使ったタイトルもかわいらしさを演出しています。それだけに挿し絵がないのが残念に思いました。

  • シリーズ2作目。1作目の感想がいまいちで、続きは読まないと思ってたのに、なんとなく借りてしまって・・・。そしたら、意外に面白くて、びっくりだ。今作は、ホラー度も高く、緊張感もあり、それがよかったのかも。髪の毛は、ほんと怖かった・・・。だから、1作目で気になった保ののほほんキャラも、逆に怖さを和らげてくれた感じで、前よりは気にならなかったかな。謎なことがいろいろあるので、続きが出たら読みたい。

  • 知らずにシリーズもの途中から読んでしまった。
    魅力的な男性キャラ満載。
    陰陽師のおどろおどろしさが薄めのところがうれしい。吉祥寺の街の様子も懐かしくてうれしい。
    前の部分と続きも読むぞ。

  • 弓弦が良い味出してます。不思議関係の秘密という部分でほとんど話に進展は無いので、もうちょっとスピード感があると嬉しい。

  • 庭師と陰陽師の話し、二巻。
    一巻のときも感じたけれど、文章は難しくないのに、何か読みにくさを感じる。
    やっぱり合わないのかな。
    でも一巻と違い、二巻では起こったことにそれなりに結末があり、投げやりな感じはなかった。

    ***以下ネタバレ***
    実らずの柿と人待ち夕べ
    実がつかない柿の木と、家に入ることを邪魔する現象。
    家の主人は柿がなるのを楽しみにしていた。
    しかし実る直前に主人は亡くなる。
    主人に実を見せたい柿は実を隠した。
    家に入るのを邪魔するのは犬の霊。
    偶然にも保と主人が似ていた。
    ***
    移り気の花とささやきの井戸
    色が変わる花の謎は謎のまま。
    近隣の井戸が壊された結果、水の流れが変わり、その近くに住む依頼主の井戸にも澱んだ影響を与えていた。
    水神のようなものが家主の枕元に立って嘘つきと繰り返す。
    しかし、保がそれ以上知れば悪影響が出るとやらで中途半端に不穏な空気だけを残す。
    ***
    きざしの髪と幽世の水辺
    抜けた髪の毛がいつも近くに存在するようになったことを悩む保。
    その事を弓弦に相談すると、弓弦は最近、水辺に立つ保の足に髪が絡み付いて引きずり込まれそうになる夢を見るのだという。
    一方、啓介のもとには蹲の水が涸れる原因と、その手水鉢の中に髪が浮いている原因を突き止めてほしいとの依頼。
    昔酷い飢饉が起こった際、娘を人柱として土に埋めた。
    すると万病に効く水が流れ始めた。
    その水を売ることでその家は大地主になるが、事業の失敗などで手放すことに。
    その土地を買ったのが依頼主の須川だった。
    須川はその土地にあった井戸や鳥居を潰してしまう。
    ここから保の髪や、六話の井戸の話しと結び付き始める。
    ***
    送りの風と帰らじの笹舟
    啓介が左目と引き換えに兄の何かを貰うため母親に会いに行っている間に、保は髪に襲われる。
    それを救った謎坊主。
    昔、人柱にされた娘の怒りを久世の先祖が封じたのだが、それが意図的に解かれていた。
    おそらく謎坊主が解いたのだそう。
    そして啓介の兄一貴の死にも関わっているらしい。
    啓介が一貴の力を借りて事は終わりを迎えるが、保の耳には、うそつき、の言葉。
    昔、幽世に迷い込んだときの記憶。
    「待ってるよ、たもつ」

  • 2016.7.19

  • 【別置/請求記号】 913.6/ユ/2 
    【資料ID】 1001012686 

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他の著書に「吉祥寺よろず怪事請負処」シリーズ、「陰陽師・安倍晴明」シリーズ、「モンスター・クラーン」シリーズなど多数。

「2018年 『吉祥寺よろず怪事請負処 さまよいの街』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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