運命の花びら 下

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034781

作品紹介・あらすじ

新撰組、二・二六事件、阪神大震災、九・一一、そして東日本大震災。時代の荒波に揉まれつつ、波瀾万丈の出会いと別れを繰り返しながら、現在に出会った前原・上杉両家の末裔が結ばれるまでを描く重層的恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 忠臣蔵の時代の前原伊助と山南千尋は結ばれなかったが,幕末から明治・大正・昭和と現在の平成までの時代を経て,山南幸博と前原美沙緒,山南純也と坂上鮎子の二つのカップルにたどり着く壮大な物語だ.人と人のつながりを大事にして生きていくことの大事さを教えてくれる長編小説だが,あまりにも登場人物が多いので,メモを片手に読破した.自殺防止活動のライフボンドが全体をまとめるポイントになっていると感じた.

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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