- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041034897
作品紹介・あらすじ
北海道綾志別町の自治体アシスタントとなった宵原秀也。彼を追ってやってきた恋人の日名田ゆいとともに、事件の真相を追うが、そこにはロシアに繋がる大きな因縁が!? 北国の妖怪課の事件簿、ファイナル!
感想・レビュー・書評
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話の展開が複雑で、ちょっとついていけず…
ゆいちゃんと秀也進展してない! -
綾志別町役場編2作目。朧月市役所シリーズは夢中になって一気読みしましたし、こちらの一作目も読みにくかった印象はないのですが、今回は苦戦。半分くらいまでとても読みにくかったです。何が違ったのか読了した今でもわかりません。きちんと伏線はあったし、畳みかけるような後半は楽しめましたが、気持ち悪かったり、話が大きすぎて呆然としてしまった部分も。ラスト、彼の気持ちがあの花で癒されたのかどうか、胸を抉られるものがあり、爽やかに読了とはいきませんでした。私は妖怪退治より妖怪と仲良く共存する話が読みたいのかもしれません
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「積もる雪、忍び寄る影」
感じる視線の先。
突然ストーカーがいるかもしれないと言われたら信じれない事もあるのかもしれないが、ここまで否定しなくてもいいだろう。
今後何かあってからじゃ遅いと思うが、彼女の気のせいだといいのが一番いいのだろうな。
「足跡は壁に吸い込まれ」
消えた飼い葉と足跡。
これまで当たりが悪かったうえ住民でないからといい、不思議な出来事が起きてる事を放置するのは良くないだろう。
彼女の話をもっと真剣に受け止め何かしら対策をしていたら、あんな目に合わなかったかもしれないな。
「赤い実、弾ける」
突然素直になったのは。
多分朧月と同じぐらいから妖怪と暮らしているだろうに、未だ知られていない妖怪が多数いるのは大丈夫なのだろうか。
一種だけ見えた弾けた実の汁と、その後の彼女の変わりようは何か関係があるのだろうか。
「足跡の真相」
妖怪に見せかけた者。
彼なりに苦肉の策で思い付き実行したのだろうが、例年より明らかに餌が足りなくなる自体は異常ではないだろうか。
彼が最後に見たのは一体誰だったのかは分からずじまいだが、生きていて良かった。
「ゆいの災難」
人前に出れない訳。
あの時もう少し違和感を感じ取り、何かしらアクションを起こしていればこうなる事はなかったかもしれないな。
彼女のコピーといえど、何故ずっと朧月の妖怪に冠するデータの話ばかりしているのだろうか。
「怪奇作家の災難」
増えた頭を減らすには。
偶然とはいえ植物の存在や治し方を知っている者が近くにいて本当に良かったが、彼を凍らせた者は何者なのだろうか。
いつもとは何処か違った彼女は、身体を乗っ取られたのかそれとも意図があり聞いているのか謎だらけだな。
「商店街の災難」
彼が隠し続けていた事。
彼女の症状を知った時、薄々そんな気はしていたが本当にその通りで尚且つここまで危険な状態になるまで放置するなんて…。
何度も現れる正体不明の黒マントの者達だが、あの人たちは味方なのか敵なのかどちらとも言い難い存在だな。
「雪の夜の別れ」
彼女が伝えたかった事。
少しずつ時間をかけて洗脳されていったのか、それとも元々信じやすいタイプなのかは分からないが信じる気持ちが強すぎて少し怖いな。
彼女の語った歴史が本当なのかは誰にも分からないが、ただ話が上手く作られすぎているような気もしたな。
「十二月二十五日」
姿を消した彼女。
二人共が本当に血を受け継いでいたのかは分からないが、あの光景を見る限りどちらかは確実に受け継いでいるのだろうな。
無事に彼女を助け出せた上、放心状態だった者達も元に戻ったので一件落着と言って一応いいのだろうか。 -
出てくる地名がいろいろ面白い。妖怪じゃなくて魔法?
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まだ続くみたいなので嬉しいです。このシリーズ好きです。でもどんどん変な人が出てくるし、謎は残るしなので、早く続きが読みたい!!
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いい感じで終わっているけれど、佐那さんのその後が気になって仕方無い!(>_<)宵原くんは正規の職員になれるのか?朧月市に戻るのか?も気になる(^^;)あ~なんだか気になる事ばかりだ(--;)
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何とも寒そうな1編。一見関連がなさそうな事件が平行して発生しますが、収斂していく感じはいいかな。いくつかすっきりしない謎が残るのでもやっとしますが。
著者プロフィール
青柳碧人の作品





