旧談 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.77
  • (3)
  • (17)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 137
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041035511

作品紹介・あらすじ

雨が降りしきる夜道でうずくまる女に遭遇した、実直な武士のUさん。20年便所から出てこなかった商家のIさん。酒好きのMさんと一人娘を心配して狐に相談した女房の幽霊。猫になったYさんの母親。さらには、「稲生物怪禄」や、「播州皿屋敷」にまつわる裏話など、江戸時代の旗本・根岸鎮衛が聞き集めた随筆集『耳袋』から怪しい話や奇妙な話を選び、京極夏彦が現代の怪談実話スタイルに書き改める。新しく書かれた“旧い”怪談集。
『旧怪談 耳袋より』を改題して文庫化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 話しは1つ1つが短めで「なんで?」と思う終わり方が多かったけれど、それもまた味なんだろうな。
    昔のものを京極さんが現代語訳しているだけから地名などはそのままなのに、人物名はAさんJさんといったアルファベット表記なのがじわじわ面白かった。

  • 「旧談」は江戸時代の怪談本「耳嚢」をベースに京極夏彦さんが現代語にわかりやすく書き換えたもの。
    「耳嚢」は当時の随筆又は備忘録であるという。なので正確には怪談本ではなく、作者がつれづれに面白い話・奇妙な話・町の噂話などを集めたもの。
    その中から特に不思議な話・怪しい話などを集めたのがこの怪談本「旧談」ということらしい。

    説明のつかない話や、不思議だなーなんでかなー?というくらいの話でも読みかたによっては怪談に受け取れないこともない。
    江戸時代のことでもあるので、科学的な説明もあるわけはなく全て伝承のお話である。どこまでが本当でどこからが尾ヒレがついた噂話かもわからない。
    各話よくわからない怪異現象としてあっさりと話が進み、解決もせず話をほうりだされる事が多いが、想像力が働いて結構怖い。

  • 京極夏彦さんは短編、ことリミックスの妙手でもあるのだなあと思いました。
    猫屋敷の奥方の話が最高。

  • ショートショートで読みやすい。
    不思議怖いお話たち。

  • 短編ながら、ゾッとしたり、はて?と首を傾げたり楽しめた。

  • 耳嚢の現代アレンジ版。
    原文もついているので比べるとニュアンスが変わっていたりで面白かった。

    短篇のタイトルを見るといかにもな感じで怖そうだけれど、内容は大して怖くない。
    耳嚢だし。
    不思議なことの原因が気になる。
    原因がないと怖くないし、原因が分かると怖く感じる不思議。

    「鬼僕の事」とか「猫の怪異の事」とかが好き。

    つばさ文庫でも旧い怪談だかが出ていたけれど、あれはこ文庫のもとの単行本を児童書にしたものだったのかな。
    京極夏彦が子供用に書いたのかと思っていた。

  • 江戸時代の随筆である「耳嚢」を京極風味の現代版にリニューアルしたもの。
    「耳嚢」を読んだのずいぶんと前になりますが、改めて読み返したくて本棚から発掘しましたww
    日本人は怪談というよりも不思議な話が好きなのだなと、思う一冊ですね。
    巻末の宮部みゆきさんの対談も興味深く、久しぶりに楽しみ読書時間を味合わせていただきました。
    こちらを読んだ後はぜひ原本に触れる機会を作ってくれたらいいな、思う京極さんの気持ちが伝わってくるような一冊でした。
    あー、面白かった!!

  • 2016/02/01読了

全8件中 1 - 8件を表示

旧談 (角川文庫)のその他の作品

旧談 「 」談 (角川文庫) Kindle版 旧談 「 」談 (角川文庫) 京極夏彦

京極夏彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
京極 夏彦
京極 夏彦
小野 不由美
京極 夏彦
有効な右矢印 無効な右矢印

旧談 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする