眩談 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.17
  • (1)
  • (10)
  • (19)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 135
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041035528

作品紹介・あらすじ

僕が住む平屋は少し臭い。とくに薄暗い廊下の真ん中にある便所は臭く、そして怖い。ある日の夕暮れに、暗くて臭い便所へ向かうと……(「便所の神様」)。無職になった私は秩父にある実家に戻った。ただし私は家が好きになれない。得体の知れないシリミズさんが祀られている上に、中庭には変なモノが出る(「シリミズさん」)。暗闇が匂いたち、視界が歪み、記憶が混濁し、やがて眩暈をよぶ。京極小説の本領を味わえる8つの物語。解説は諸星大二郎。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 読後ぞくっとする話ばかりで満足。
    特に「むかし塚」は不気味さと切なさがとてもよかった。

  • 確かに真っ正面から「怪談」という感じじゃなくて、ちょっとズレてるか。ホラーでもなく、なんか気持ち悪いって言うか、座りが悪いって言うか。
    親父手製の弁当に白髪がギッシリとか海苔をめくったら口が開いてたとかは思い出すと食欲無くしそう。。。

  • 難解。
    意味不明。
    意図不明。

    いったいこの作品は、何なのだろう?

    まったく分からないながらも、京極さんの独特の文体に引き込まれて……なんとか読了できた、という感じ。

    ただ……同じく意味不明なようにしか思えなかった、諸星大二郎さんによる巻末解説を読み終えてようやく、なんとな~く作品世界を共感できた気もする。

    ★2つ、5ポイント半。
    2016.09.15.図。

    諸星大二郎……たしか、ずっと以前に少年ジャンプでみかけた気のするペンネームだな。

    何ていう作品だったっけ?

  • 短編集。
    日常の中に潜む気味悪さ、後味の悪いものを描いたもの。

    話の中には所謂霊的なものが人間に危害を加える、というようなものはない。
    むしろ、題材はすべて日常生活。日頃、怖いと感じるもの、気味悪がっていたものに姿や形、そして現象を与えることで、それらが具現化しているような。そんな気持ち悪さと怖さを感じた。
    ただ、私くらいの年齢(20代)がギリギリかなぁ、と思った。ボットントイレの気味悪さ、見世物小屋の存在等、体験したり聞いたことがなければ、その気味悪さがピンと来ないのかもしれない。

  • 不思議なちょっと気持ち悪い話の短篇集
    京極の短編だけど、本当に短編(笑)

    今までの幽談、冥談と同様にわけのわからぬものについて、いつもの京極らしく主人公の独白で綴られる

    ま、京極好きだから最後まで読んだけど、他の人には薦められないなぁ

  • 便所の描写が素晴らしい「便所の神様」
    世界が歪んで見える「歪み観音」
    夏祭りの高揚と陰を描く「見世物姥」
    昔は街にいた変な人「もくちゃん」
    家になぜかずーっといる誰も問い詰めない存在「シリミズさん」
    昭和な温泉ホテルでの出来事「杜鵑乃湯」
    記憶が蘇る坂「けしに坂」
    昔の記憶を掘り起こす「むかし塚」

  • よくわからない。だから何なのだ。何が言いたい。
    困った話だ。

  • 京極夏彦の短編集。
    カテゴリは・・・何でしょう?このシリーズの独特な世界観は、ちょっと表現が難しいです。
    ただ、「冥談」よりは読みやすいというか、理解しやすい感じはしました。
    ・・・ってか、このシリーズ限界っす!(^_^;)

  • ひたすら薄暗いところで鬱々と話が語られる感じ。
    読み終わった後にもずるずると引きずります。

  • 情景描写か自問自答か。
    淡々とした描写の中に、おかしなものを見つけるのも怖いし、些細なきっかけから、どもまでも考えてしまう思考も怖かったです。

全14件中 1 - 10件を表示

プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

眩談 (角川文庫)のその他の作品

眩談 「 」談 (角川文庫) Kindle版 眩談 「 」談 (角川文庫) 京極夏彦

京極夏彦の作品

眩談 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする