深海カフェ 海底二万哩 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041035689

作品紹介・あらすじ

高校生の倫太郎には子供の頃、大好きな《兄》を失った悲しい思い出がある。《兄》の失踪宣告が成立した日、倫太郎は《兄》の好きだった水族館に行き、そこに「海底二万哩」という名のカフェの扉を見つけるが……。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きだった大空兄ちゃん。
    しかし、大空兄ちゃんは、倫太郎が探すも行方知らず。

    ふと、紛れ込んだサンシャイン水族館。
    その一画に存在する不思議な深海カフェ。
    店長は、姿形は兄そっくりだが、性格がまるで異なるお調子者。

    タコのセバスチャンと共に、今日も、何かを失くした者たちが、深海カフェを訪れる。
    果たして、無くした物は、見つかるのか?

    表紙の絵が、深海カフェっぽく、幻想的で素敵ですね。

  • 〇深海魚とその生態に触れられる。水族館マニアにも

    ・隣の大空兄ちゃんの失踪宣告が確定した。『海底二万里』が愛読書で、倫太郎に沢山海のことを教えてくれた兄ちゃんだった。
    サンシャイン水族館に足を運んだ倫太郎は不思議なカフェに迷い込む
    “深海カフェ 海底二万哩”大空兄ちゃんによく似た店員:深海がいた…。

    「南国ジェラード」
    新人OLさんが忙しくて心の海に沈めた宝物は?
    〇深海さんがチャラい

    「駿河湾ソーダ」
    メンダコのセバスチャンと初対面。メッセージボトルを拾う。
    〇沼津港深海水族館。行きたい。

    「くじらコーヒーゼリーアラモード」
    倫太郎、自分の心の海に潜る。深い海の底で兄ちゃんが伝えた言葉は…
    〇ノーチラス号に乗りたい。ネモ船長に会いたい。

    「ブレイクタイム ペンギンウォッチング」
    ペンギン推し水族館“すみだ水族館”

  • 面白い…けれど物足りない(´-ω-`)
    表題の二万哩ほどの深みが欲しかったぁ(´△`)

    サクッと読むにはぴったり!!
    眠る前とか、電車の中とか…ブレイクタイムには読みやすいのかなぁ。

    やけにあっさり終わってしまった。

  • 心の宝物を失くした人だけが訪れるカフェ「海底二万哩」。
    常連客の倫太郎は、魅力はあるが謎の多い店主・深海ふかみと共に店を訪れた客の「心の海」に潜り、失われた宝物を探す。個性豊かな深海生物が住まう幻想的な海の世界に、貴方も潜ってみませんか?

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    図書館・請求記号 913.6/A567/2

  • 宝物を無くした人だけに見えるカフェ「海底二万哩」
    店名から想像できる通り深海が絡んでくるので、深海生物がたくさん登場します。
    主人公 倫太郎の宝物がなかなかヘビーだったけど、新しい宝物を手に入れて前向きになれたのがよかった。

  • リンちゃんがどんな容姿なのか気になります。宝物を見つけたら入れなくなるルールなので、リンちゃんは一巻だけなのかなと思ったら、よかった。このやり取りが楽しいので、引き続き年パスを駆使して足繁く通っていただきたいです。

  • 深海生物の名前が出てくる度に画像検索しながら読んだ。テヅルモヅルとか、実物を見てみたいなぁ。本編はサクサク進む感じ

  • だんだんとカフェのメニューが増えていくのが好き
    個人的にあまり難しいことは考えずにゆったり読める本だなと感じました。海の生物などについても出てきて面白いです。

  • 深海カフェ。
    行ってみたい。

    大切なものを探すっていう、よくあるパターンだったが海の中に入っているようで
    雰囲気がすごくよかった。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『怪談都市ヨモツヒラサカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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