神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 292
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041035696

作品紹介・あらすじ

医療事故で働き場所を失ってしまった外科医の九十九勝己は、知人の勧めで「神酒クリニック」で働くことに。
そこでは院長の神酒章一郎を初め、腕は立つが曲者の医師達が、世間に知られることなくVIPの治療を行っていた。
彼らに振り回されつつも、新しい職場に慣れていく勝己。しかし神酒クリニックには彼が知らない裏の顔が。
秘密のクリニックで勝己が請け負う「仕事」とは!? 
個性派過ぎる医師達が贈る、メディカル・エンタメミステリ、ここに開幕!!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    話のテンポも良く、キャラクターがきちんと書かれている。

    事件解決、犯人との対決、事件後のエピソードなど、てんこ盛りのラストだったが、無理なく納得のいく内容でした。

  • 知念実希人さんの作品は「天久鷹央」シリーズが気になっていたのですが、なぜか初めて読んだのはこちらでした。
    医療ものは読んだことがなくどういう感じかと探り探り読んだ覚えがあります。

    結論から言うと、堅苦しいということもなく一気に読めてしまいました。作者の方は現役の医師というとで、作中にも容赦なく専門用語がポンポン出てくるのですが、その毎にきちんと説明をしてくれているので置いてけぼりになる、ということはありませんでした。
    一見、現実にはなさそうな設定、環境で主人公たち医師が活躍しますが、キャラひとりひとりの個性が強く、でもチームとしてはうまくまとまっていて「あぁ、こんなやつらが集まってるのならありかなぁ」と思わせてくれるのです。逆にぶっとんでてフィクションと割り切ることができたともいえますが(笑)
    医療ミステリというよりアクションの要素が強く、さくっと読めます。

  • 全体的に面白かった。医療ものと、医療的事柄を駆使したトリックなどから紐解き、事件解決へと導くクリニックに関わる人物たちの行動が良く、チームワークが発揮されているようだった。クリニックを訪れる面々はどこか変わった一面があり、実際に訪れたら、意外と良かったと感じたり、ここの部分については受け入れ難いなと感じたり、行きにくいな感じる部分もある。医療問題に警察の介入があるストーリーは、鷹央先生シリーズに通ずるところがあり、天久先生のフレーズがでてきたのはそれを匂わせるものなのかなと。

  • ジュブナイル的な描き方で,医療ミステリィへの入門書としては悪くないかも知れない.が,どこに重きを置いているのかがぼやけてしまい,さらっと通り過ぎてしまう読了感.

  • ある医療事故(と言っていいのかな?)で「殺人医者」と叩かれた主人公。
    就職先に困っていたところで雇ってくれたあるクリニックで事件に巻き込まれていく話です。

    出てくるクリニックメンバーは常人ではないが故に溶け込めずにいた人達。
    最初はずいぶんチートキャラばっかり揃えてきたなぁ、とラノベっぽさを感じてしまいました。
    一応主人公は凡人というか常識人っぽくしてはいましたが。

    でもストーリーは一癖もふた癖もあって面白かったです。
    九十九(主人公)の病院を辞める原因がつながっているとは思いもしなかったし。

    「先生」にも一泡食われちゃったし続編があるようなら読みたいです。

  • 会話についつい笑ってしまうミステリ。まさかの黒幕。

  • 若い外科医の九十九勝己は、自らの医療事故で患者を死なせてしまった事を悔いていた。追われるように神酒クリニックで働くようになる。
    そのクリニックには、優秀な腕の立つ曲者の医師がいたのだが、そこには裏の顔が。
    軽く読める痛快エンターテイメント。悪くない、面白い。

  • まあ普通のエンタメ小説です

  • ラノベとすれば十分及第点

    著者の作品は、時限病棟とかから読みはじめて、
    普通の小説家かと思っていたが、
    これは表紙の通りラノベ寄りで、医療の話はほとんど無し。

    普通の作品も書けるが、あえてラノベよりに書いているのでしょうね。

    私には軽すぎますが、キャラが立っているので、
    スラスラ読めて、暇つぶしにはもってこいかと。

    ラノベが好きな人には合うと思いますよ。

  • そうか、前園真聖ね。

    九十九勝己が起こした医療事故というのが
    自分では2日酔い程度の飲酒で医療行為を
    施術したため問題ないと思っていたが
    本当は酩酊して、何をしたかを覚えてないほど酔っ払っていたため救急に運ばれた人を帰らぬ人にしてしまった。

    その為に大型病院の外科医エリートコースからも外れ

    何とかツテを頼って探した
    神酒クリニックに再就職を果たす。

    九十九勝己が自分の中での規律を取り戻し
    医者としての名誉と自信を回復して
    クリニックの面々と笑顔で乾杯できるか

    だからタイトルが
    『神酒クリニックで乾杯を』

    それぞれの過去も仄めかす程度に抑えられていて
    シリーズ化前提なのだろうけどなぜみんなが神酒クリニックで働くようになったのか。

    全てが謎の神酒章一郎の過去含めてきになる。

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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