閃光スクランブル (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 571
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036242

作品紹介・あらすじ

不倫する女性アイドルとそのスクープを狙うパパラッチ。思い通りにいかない人生に苛立つ二人が出逢い、思いがけない逃避行が始まる。瞬く光の渦の中で本当の自分を見つけられるのか。傑作芸能インサイドストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 加藤シゲアキ2作目。デビュー作に続き、芸能界を舞台とした内容で、やっぱり自己投影を意識しつつ、読み始めるが、中盤でその思い込みはどこかに行ってしまうぐらい、文章もプロットも上手いと思う。「ピンクとグレー」は発売当時にアイドルであることを知らずに読んだが、その時も素直に面白いと思ったことは覚えている。2作目にして、ミステリーの要素も含んだ内容で、世界観が広がっている感じがすごくする。今年発売した「傘を持たない蟻たちは」とも、また違っていて、「アイドルが書いている小説」ではなく、「作家・加藤シゲアキ」のファンとして、この先も読み続けていこうと思う。

  • 最後まで読んで、タイトルを見て、
    とても気持ちいい作品。

    加藤シゲアキさんは「人の気持ちや繊細さ」の表現とその揺れ動きの描き方がとても上手くて心に入りやすい。
    読んだ後この世界観に長らく浸りました。

  • タイトルが内容を見事に表してて好き。

  • 加藤シゲアキさんの作品は本当に大好きで、全ての作品を拝見しました。閃光スクランブルは出た当初に買い読みましたがその日のうちに一気に読んでしまうほどのめり込んでしまいました。
    この本はとても美しく最後を飾っているけれど全てが美しい訳では無い、とても人間らしい本で人柄が出ていると思いました。
    これ以上好きになる本はないのではないかと思うほど好きな本です。

  • ザ・エンタメ小説は読みやすくおもしろく、後半の展開の速さに引き込まれる。
    思い浮かぶ情景は、自分がそこに居るというよりは、テレビや映画の画面を通じて観ているような感覚。
    そして、ぴんくとグレー同様、その映像から急に色彩が消えたり、戻ったり。

    この演出を小説という文章だけの世界で表現できることが素晴らしい。
    そして、いくつもある伏線に早々に気づき回収する中で、最後の本当に大事な一つは、そのときが来るまで分からぬまま(!)というところが気に入っている。(シゲは天才だな)

    必ずしも順風満帆ではないところが、それでも前に進もうというところが、魅力的なんだと思った。

  • 実はかとシゲさんのリアルなんじゃないかって思ってしまった。アイドルの舞台から見る光と裏側で葛藤する心。最後は前を向く終わり方でよかった

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=334606

  • 『ピンクとグレー』(2012)に続く加藤シゲアキの小説第二作目で、2013年単行本を加筆修正した2015年の文庫版。
    5人組女性人気アイドルグループ「MORSE(モールス)」の人気メンバーのアッキーこと亜希子。彼女のゴシップ写真を狙う巧。交わるはずのない二人の、心に傷を持った人生が交互に語られ、それがいつしか二人一緒の物語になっているという構成が美しい。
    女性アイドルグループ・モールスは、言葉の響きだとモー娘。のようですが、MORSEの字面はどことなくNEWS的だし、アッキーとセンターのポジションを分け合うミズミンがゴシップ写真が元で脱退という出来事が冒頭で書かれていると、ゴシップ写真でメンバーが脱退、一番人気のメンバーが脱退という出来事も、やはりNEWSがちらつきますね。
    メンバーに脱退されて心を病んでいく亜希子と加藤シゲアキ自身のイメージが重なり、あの加藤シゲアキもこんなに苦しんだのだろうか、という驚きと興味を覚えました。
    それと同時に、NEWS的には本来憎むべき相手であるパパラッチを主人公に、優しい目線で書かれているのもちょっと驚きですよね。加藤シゲアキの男としての懐の深さと人間としての優しさを感じさせます。
    なんとなく1984年のアメリカ映画『ストリート・オブ・ファイヤー』っぽさも感じるラストシーンも美しい。

  • ピンクとグレーより落ちたかも。アッキーの表裏の描き方が迫力があったので☆3。けどその他は、キャラ立ちがあんましてなくてなんとなく単調な印象。

  • 加藤シゲアキさんの作品は初読み。
    窪美澄さんの「水やりはいつも深夜だけれど」の巻末で対談してて気になって読んでみた。話の展開も面白いし、終わり方も好み。少し色んなキーワードを入れ過ぎてる感があるけど、きれいにまとめてて、最近の男性作家はバランスがいいなと。
    主人公は女子グループアイドルのサブリーダー的な立場の亜希子。1ヶ月に及ぶ逃避行の末、渋谷のスクランブル交差点で、電撃的な写真撮影。
    アイドルに渋谷に、加藤シゲアキの立場を逆手にとった題材を選んでて、一般人とはちょっと違った目線の作品になってる気もする。とりあえず、渋谷サーガ3部作、全部読んでみるかな。

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著者プロフィール

加藤シゲアキ(かとう しげあき)
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。同作は16年に映画化され、大ヒットした。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』(以上、渋谷サーガ3部作)と年1作のペースで執筆を続ける。最新刊は『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』。NEWSのメンバーとして芸能界でも活躍の場を広げ、近年はドラマやバラエティ、情報番組などに出演し、アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

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