妖怪の宴 妖怪の匣 (怪BOOKS)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 104
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036389

作品紹介・あらすじ

いまや誰もが知っている"妖怪"。
幼いころから身近にあった"妖怪"という存在は、どのように人々の心の中に育まれたのだろうか。
化け物やお化けとの違いは? 幽霊と妖怪の関わりは――? 
伝統文化、アニミズムから、特撮、オカルト、UMAに至るまで、さまざまな例を引きながら、"妖怪"の真実に迫る。

一見無駄なようで、実はとても大事なモノ。
日本の文化に欠かせない、不思議な存在"妖怪"を紐解くヒントがここに!

感想・レビュー・書評

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  • 【書誌情報】
    著者:京極夏彦
    装画:福田好考
    装丁:片岡忠彦
    定価: 1,870円(本体1,700円+税)
    発売日:2015年12月26日
    判型:四六判
    商品形態:単行本
    ページ数:376
    ISBN:9784041036389
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321507000128/

    【目次】
    目次 [001-003]

    0 妖怪の周辺を回ってみる 005
    妖怪を消費する 006

    1 化け物について考えてみる 011
    辞書の化け物を渡り歩く 
    日常語の化け物を渡り歩く 
    化け物からお化けへ 
    お化けから幽霊へ 
    変形・変身・変装 
    化けるということ 
    化かすということ 

    2 幽霊について考えてみる 207
    霊という発明 
    命について 
    気について 
    魂について 
    心霊について 
    心霊・心理・精神、そして神経 
    最後に、霊について 

    妖怪を生産する(世界妖怪協会・全日本妖怪推進委員会肝煎 京極夏彦) [356-361]
    妖怪年表 [362-373]

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000124968

  • 化け物と幽霊の講義を聞いているようで、とーっても楽しかった(*^▽^*)妖怪に興味の無い人には「また無駄な事をしてる!アホか?アホなのか!?」と言われた(--;)でも、まだまだ知らない事があるし、知りたい!o(^o^)oそうやって無駄の連鎖にずーっと浸っていられたら幸せ(*´-`)

  • この本どうも言葉の解説書(辞典)の様子です。
    でもとっても変わった言葉が対象です。
    その言葉とは「妖怪」「幽霊」そして「お化け」、「化物」を経て「化ける」まで、実に沢山の例を挙げて説明してあります。でも、ただただそれだけです。

    まあいわゆる 妖怪百科事典言葉編!?ですな。

    そして作者はこの作品のなかで「諒解」を多用します。 なんだそれわ。じつわそれは「了解」の事です。 そして両者は全く同じ意味です。 でわなぜ二つの漢字があるのでしょうか。
    それは「諒」は「了」の旧字だからです。 なんとなく旧字を使った方が良い雰囲気の時ってあるぢゃないですか。

    そうです本書はそういう言葉の単なる遊びなのでっすよ。(^o^)

    作者わ大胆にも、無駄な本なので読んでも無駄です、という意味のことをあとがきに書いてます。そして、でも考えてみると「妖怪」そのものが無駄以外の何者でもない!とも書き添えています。無駄な読書も楽しいものです。m(_~_)m(すまぬw)。

  • 相変わらず平易な言葉でよくわかんないことが長々と。
    曖昧で答えがでないような事をつらつらと調べたり考えたりするのは面白いね。

  • 京極さんじゃなかったら途中で投げ出すところだ

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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