倒れるときは前のめり

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 2082
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036433

感想・レビュー・書評

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  • ライトノベル作家有川ひろさん、なかなか男前なタイトル。そして作中にも書かれている出身地の高知県ゆずの絵。装丁だけ眺めていると渋さが際立つ。

    有川さんと言えば『図書館戦争』シリーズやら『塩の街』『空の中』『海の底』の自衛隊三部作やら『阪急電車』と挙げればキリがないほど超売れっ子作家に分類されている。湊かなえさん、三浦しをんさんらとの交流もあるようで、私は三者とも好きなので想像すると楽しかったり、自著の説明も興味深く面白い。そして当時を振り返っての一言も楽しい。特別収録の『彼の本棚』と『ゆず、香る』もお得感がある。

    しかし有川さんって…頑固そうな人だなぁ、と思った。芯があるというのか。サイン会で直接お会いしたけどそんな風には見えなかったけど。(笑)

  • 最初は性別すらよく分からなかったのですが、骨太で強い意志、意見を持った女性ということが分かりました。
    「テンペスト」推しなのが嬉しかった。

  • ひろさんのおすすめ本、映画がたくさん!
    読んでみたいと思ったものはメモしました!

  • 有川浩さんのありのままが。

    オススメの本たくさん。読んでみたい。
    児玉清さんいい人だった…。

    観光地の偏差値は公共トイレで決まる。
    観光地として洗練されており、観光しやすく観光客に優しくリピーターの多い土地は、必ずと言っていいほどトイレがきれいです。トイレットペーパーの常備は当然。洋式、和式の両タイプがあり便器はもちろんきれい、できることなら音姫完備。
    食べると出すはセット!分かるわぁ!

    ラストに数編ある短編も素敵。

  • 有川浩さん初のエッセイ集。
    新聞や雑誌に投稿された90を越えるエッセイと 書籍化されていない「彼の本棚」「ゆず、香る」という2本の短編小説をまとめた 超お得な1冊!
    エッセイは10年ほど前のものなどもあり それぞれ最後に【振り返って一言】と現在の有川さんの想いも書き加えられていて 満腹、満足の作品でした。

  • 作者の作品に対する想いとか、考えに触れられて良かった。
    「わりと」「けっこう」とかはよく使ってる言葉だなぁ。自分の好きなものは堂々と好きと言えるようになりたいと思った。ので、私は有川浩が大好きだと声を大にして言う。

  • この方を以前のように、ただ素直に「好きな作家さんです」とは言えなくなってきた。
    でも、このエッセイを読むと「ああ、やはりこの人を好きだと思ったのは間違いないんだ」と、改めて思えた。

    有川さんの考え方は、本当にまっすぐ。まぶしいくらい。
    それが、ものによってはすごく辛辣な感じに響いてくることがあったから、その点が苦手だったのだけれど、それでも「その考え方は素敵だ」と素直に思えるところがたくさんある。

    読書感想文は勧めないという意見もよく分かる。
    私だって無理やり読ませたくない。
    この人の本紹介はとても楽しそうで、読んでみたくなる。
    こういうところから、本に触れられたらいいのに、と思う。

    一言で言うと、本当に色鮮やかな人だ。
    淡くはなく、濃い色の人だ。
    この方のいいところを、これからも素直に好きでありたい。

  • 人気作家とはいえ色々あるなーと。

    個人的に天才だと思っている有川浩のエッセイ。
    売れっ子作家が日頃何を考えているかわかる本です。

    同じ話題が重複するのがちょっと残念ですね。
    気になっているテーマなのでしょうが、同じ頁を読んでしまったかと確認して流れが悪くなります。

    最後の方に超短編小説が載ってますが、これはなかなか良いですね。

    やはりこの人の文章は読みやすく、物語にスッと入っていける。
    本人はラノベ作家と謙遜しているが、一般の文藝作家と比較しても優れた小説家だと思います。

    有川浩ファンなら一度は読んどく本だと思います。

    ユルめの本が読みたい方にオススメです。

  • だいすきな作家さんのエッセイ集ということで本屋さんを3軒はしごして発見。新刊書店さんで買いました、少しだけ未来の出版業界に貢献したと誇ってみます。
    すてきな装丁で手ざわりも良く、眺めているのも楽しいです。
    本の中身には有川さんがいっぱい詰まっていました。長きに渡って書いてこられたものだそうですが、一貫して意思が変わらないところに芯の強さを感じます。素敵な方なんだなあとますます有川さんと有川さんの作品がすきになりました。

  • 思った通りの人だった。まっすぐで正直で、誤解を恐れずにいえば男前。
    「嫌い」と公言慎みたい、に大賛成。でも、なかなかできることではない。それでも取り組んでみたくさせる魅力がこのエッセイ集にはある。
    巻末のボーナストラックの短編には、ときめきますよ。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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