倒れるときは前のめり

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 1702
レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036433

感想・レビュー・書評

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  • 有川浩、初のエッセイ集。
    過去から現在に至るまで、各所で発表されたエッセイを
    ジャンル別にまとめたもの。ラストの1本及び各エッセイ
    の文末コメントが書き下ろし。

    エッセイというのは非常に厄介なジャンル。好きな小説家
    の書くエッセイはお気に入りになっても良さそうなモノだ
    が、残念ながら全てに当てはまるワケでは無い。この作品
    はその典型で、単体ではかなりグッと来る文章もあるには
    あるのだが、まとめられると少々ハナに付く。

    おそらく、ここ最近の有川作品に少しばかり納得いかない
    感があったので、先入観的なモノが邪魔してるんだろうな
    ぁ、とか思っていたのだが・・・。

    同時掲載されていた未収録作品「彼の本棚」と、久々に
    積読することになった「ゆず、香る」が殊の外良かった。
    「本棚」では短編内で巧妙に計算された甘酸っぱさでニヤ
    ニヤ出来たし、「ゆず」の醸し出す清涼感は最初に
    「ホッと文庫」で読んだ時と全く変わらない。この2本で
    充分に元は取った気がする。

    考えてみれば、僕の恋愛小説に対するアレルギー・・・とい
    うか、小っ恥ずかしさを、見事に抜いてくれたのは有川浩
    その人。出来ることなら、本棚みたいな作品をもっと読み
    たいのだが・・・。

    文中で本人が「あまり望むな!」と言ってるので、ちょっ
    と恐縮しちゃうのだが、出来れば「小説」を年2本くらい
    読みたいです!>有川センセ。
    ・・・ファンはそろそろ禁断症状出ちゃうぞ、マジで。

  • 『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・有川浩。彼女が記した数々のエッセイを1冊に集約したもの。なぜ数々の記憶に残る作品が書けるのか、その理由が垣間見える本である。

    書くこと、読むこと、生きること
    この本大好き!
    映画も黙っちゃいられない
    いとしい人、場所、ものごと
    ふるさと高知
    特別収録小説

  • 【有川浩さんのエッセンスがぎゅぎゅっと♪】
    大好き有川さんの最新刊。
    小坂の母は高知出身なので、いつか行きたいと思っていましたがこんなところで口実ができた気がします。土佐弁に、思いのほかなじみがありました。おばあちゃん誘って近いうちに行こうかな♪
     
    やっぱり作家は自分の体験を加工して吐露していく生業なんだな…ってことのを改めて実感した1冊。私も紡げるようがんばります。
    最後の短編小説のゆず、香るが好き。
     
    倒れるときは前のめり、私もそうあります!

  • 有川さんの新刊が出たと聞いて、即日購入。

    エッセイは普段読まないので、少しとっつきにくいとは思いましたが、スルスル読めました。
    戦闘機や、ガンダム、野草や、作品のお話。自衛官の方のお話もあり、いろんなことが知れて、とても楽しかったです。

    いつか高知に旅行行ってみたいです。

  • 大好きな作家のエッセイを読むのは、作品のイメージを損なう気がして避けてましたが、短編を収録というので買ってしまいました。はたしてその内容は善くも悪くものすごく正直な‼ますます好印象ですね。残念な点は書き下ろしはほとんどないことかな。

  • いちいち「うんうん」と頷きながら読みました。
    SNSの台頭に伴ってか簡単に見知らずの他人に向けた誹謗中傷が発信できる世の中にも憂いますが、過剰な配慮問題です。いったい誰に対しての配慮なの?と言いたいこともしばしば。そしてそこからの正義を振りかざした攻撃・・・なんだか窮屈な世の中です。文脈を読めば(聞けば)意味することは分かるだろうに、読解力がないのかワザとなのか一部分を切り取って非難したり。何より抗議していい人ではない人の方が酷いですよね。
    このエッセイでは有川さんの本についてもたくさんふれられていたのが嬉しかったです。
    福島県人及び自衛官家族としてはぐっとくる話もありました。当然、当日から帰っては来られず、余震の中親子3人で一つのベットで余震に震えていたのを思い出します。道に人の姿がなく、もしや我が家だけを残し皆避難したのでは無いか?なんてことも頭を過りました。うん、そんな私も思います。気遣いは嬉しいけれど自粛なんてしなくていいよ。「こっちの大変さも知らないで呑気なもんだ」なんて思ったこと一度もないですもの。結局我が家の本棚は一ヵ月間倒れたままでしたが、それも今では笑い話です。
    さらに書きおろし小説「彼の本棚」と「ゆず、香る」もついていました。なんと「ゆず、香る」の方は入浴剤と小説がセットになった『ほっと文庫』というシリーズものなんだそうで(しかもバンダイ!?)柑橘系、特に柚子は大好きです。これも装丁に惹かれて手に取ったくらいです。早速調べてみたら、みな素敵なデザインでした。当時知っていればと残念です。

  • 有川浩さんのエッセイの存在を知りませんでした。
    読んで、作風に違わない女性ということを知りました。
    ただ、JR高知駅のトイレや関西の川を比較するのは少しいやだった。たぶん、そうなんだろうけど、比較せずに素晴らしさだけを書いてくれてたらなぁ、と。
    巻末の二つの短編もどちらも暖かくさせてくれました。
    読んだ感想の最後は「天地明察が読みたくなった」です。笑

  • 図書館で借りて読んだ。何かの紹介よりも、筆者の人生の思い出や出版された本の裏話の部分が、とても興味深く読めた。裏を返せば私は、エッセイにはそういうモノを求めているのだと、自覚した。とても好きな作家さんなので、求めているもので100%埋め尽くされた本がよかったなと、無い物ねだりをしてみる。

  • エッセイ集なのでなかなか進まなかったのですが
    表現の仕方が好きでした
    特に自然や食べ物の表現
    その場所や物の匂いが伝わるようでした

  • 有川浩の初エッセイ集
    いろんな雑誌や新聞などに書いたものと、描き下ろしを一部含む

    そんなわけで、初期の自衛隊三部作、図書館戦争シリーズ、県庁おもてなし課への言及が多い
    あと、東日本大震災とか、自分も阪神淡路の震災を経験したとかそんなところも

    全体に渡って自らをライトノベル作家と卑下している
    まーねー、何を持ってライトノベルかによるんだろうけどね
    作品の内容で分けるべきなのか、レーベルで分けるべきか
    いずれにしても僕としては、有川浩はデビュー作から一貫してライトノベルではないと思うよ

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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