- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041036433
感想・レビュー・書評
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「旅猫リポート」「植物図鑑」自衛隊のマドンナ、高知県生まれの有川浩さんのエッセイ「倒れるときは前のめり」(坂本龍馬の心意気でしょうかw)、2016.1発行です。「書くこと、読むこと、生きること」「好きな本」「映画」「いとしい人」などに関するエッセイです。それぞれのエッセイの終わりに<振り返って一言)と現在の気持ちが添えられていて、これが結構いい味を出してます(^-^) 作品は「ベタ甘」で知られる有川さんですが、ご本人はかなり硬派な方とお見受けしましたw。ネガティブな感想は発信しないと~。大賛成です!
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【最終レビュー】
予約著書・約1ヶ月弱待ち。図書館貸出。
〈有川さんエッセイ集〉
有川さん自身の生々しさ・清々しささえ感じる『喜怒哀楽』それぞれを、真正面から『確かな自分の「目」で「見たままに・感じたままに」』
《あらゆるエンタメ(本・漫画・映画等)の側面の数々・時事・現実・故郷・ありふれた日常の間近なこと・人間観・生身の人と人の触れ合いを通して…等々》
とてつもなく、どこをとっても
〈自然体かつ気負うことなく満喫することを楽しんでいる『有川さんの姿』〉
存分に隅から隅まで詰まっているといってもいいぐらい
[有川さんが放つボリューム感タップリの『味覚』を『満喫』]しているかのような、そんな感覚を覚えながら、読む側の自分も
『いつも以上に釘付けになるぐらい』
趣味が自分と共通点がある分、より身近に感じながら読み進めていきました。。
■自分の既読著書が一部あったり
*奇跡のリンゴ(ノンフィクション・映画化作品)
http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4344015444
耳にしたことがある『作品の数々』『作家の方々』
■映画化の絶対的条件
と共に、あらゆるジャンルの作品を鑑賞した『様々な角度から見た「見解の振り幅」』
有川さん作品の映像化=今まで未知だった『究極さえ伝わってくる「しんみりさえ感じる裏話」の数々』
■格別とも言える、読書家・故・児玉清さんへの感謝と共に綴られた想い
■ネットに対するズバリ突き刺さるかのような『当たり前なことの「基本的大事に心がけてること」』
■本屋・出版社をこよなく愛する、作家としての『心意気』
故郷を大事に慕う気持ち…
[口には言えないのも含めて、あらゆる好きなものがあって『当然!』]
という[ありふれてることの大事さ]
を既読直後、自分の中で率直にそう噛みしめるかのように感じ入っていました…
[自分は自分ということも…]
有川さんの様々な想いに触れながら
〈自分の背中を後押し〉されているかのようでもありました…
これ以上は、ネタバレになりそうなので、この辺りで…
*有川さんからの応援メッセージとも言えるぐらいの
私が口には言えない分、奥底で思っていたこと等を含め
特に印象深く残った
有川さんが放つ『芯の通った数々のメッセージ』
後は、HP・Myリンク・1にネタバレにならない範囲で綴りつつ、レビューを終えます… -
有川さんの初エッセイ集です。
デビュー当時から書き溜められていた作品が、
テーマ別に、ほぼ時系列で掲載されています。
なので、一部、同じよぅな内容の作品が、
連続している部分もありますが…、
単に、
過去の作品を取りまとめてみただけでなく、
各々の作品の文末に、
[振り返って一言]として、書き下ろしで、
有川さんのコメントが寄せられている点も、
好感を持ちました。
っで、
一言で評するなら、とても面白かったです!
全編でブレなぃ姿勢、考えから感じたことは、
有川さんは、太ぃ筋を1本持っているな~と。
一見すると、毒舌っぽぃ個所?もありますが、
それも、決して‘悪口’といぅことではなく、
そこには、しっかりとした筋が通っており、
むしろ、爽快な読み心地でもありました…。
小説の方も、
デビュー作以来、楽しく読み続けていますが、
本作品で、それらが紡ぎ出されていく源泉に、
これまた、楽しく触れることができました!
エッセイからは、
書かれた方の人となりが、よく現れますが…、
発表されている様々な小説と同様に、
改めて、有川さんご本人に好感を持ちました。 -
端正なエッセイ集。
いつも真摯で、いつもどこかの「立場が違う人」の目を意識しているのを感じます。
それは大人の抑制。
それは大人の優しさ。
ときどき「そんなわけねえ」式の汚い言葉を混ぜていますが、それは決して混ざってくるのではない、混ぜている言葉。
くずれない、乱れない、有川浩です。 -
エッセイ読むのは「ネタバレ」のような感じであまり好きでは無いのですが、まぁ読めました。
同じ話題が2話ずつ続き、「それさっき聞いて知ってますけど」みたいな場面に何度も遭遇しましたが、そういうところはうまく編集できないんでしょうかね?
有川浩さんの小説を読む者としては、知っておきたいバックボーンが記載されたマニュアルなんだと思いました。 -
『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・有川浩。彼女が記した数々のエッセイを1冊に集約したもの。なぜ数々の記憶に残る作品が書けるのか、その理由が垣間見える本である。
書くこと、読むこと、生きること
この本大好き!
映画も黙っちゃいられない
いとしい人、場所、ものごと
ふるさと高知
特別収録小説 -
【有川浩さんのエッセンスがぎゅぎゅっと♪】
大好き有川さんの最新刊。
小坂の母は高知出身なので、いつか行きたいと思っていましたがこんなところで口実ができた気がします。土佐弁に、思いのほかなじみがありました。おばあちゃん誘って近いうちに行こうかな♪
やっぱり作家は自分の体験を加工して吐露していく生業なんだな…ってことのを改めて実感した1冊。私も紡げるようがんばります。
最後の短編小説のゆず、香るが好き。
倒れるときは前のめり、私もそうあります! -
大好きな作家のエッセイを読むのは、作品のイメージを損なう気がして避けてましたが、短編を収録というので買ってしまいました。はたしてその内容は善くも悪くものすごく正直な‼ますます好印象ですね。残念な点は書き下ろしはほとんどないことかな。
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エッセイをまとめたもの。
各所で書いたエッセイをまとめるにあたり、さらに今思うことを書いてくれているから、余計に楽しくなっています。
しっかりと覚えているのは、地震のこと。
阪神大震災のとき、大阪はしっかり日常を取り戻していたんだ。
けど、東日本大震災のときは自粛モードだった。
その経験が生かされていますね、今回の能登地震。
もちろん、まだまだの部分はあるけれど。
ちょうど能登地震の後にこの本を読めたのも何かの縁、かな。