採薬使佐平次 将軍の象 (角川文庫 19539)

  • KADOKAWA (2016年1月23日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036549

作品紹介・あらすじ

清国の商人は将軍・吉宗が欲しがっている象を2頭、長崎へ輸入した。しかし献上する前に、1頭の象が死亡。報せを受け不審に思った吉宗は、佐平次を使い、象を死なせた犯人を探り始める。新解釈の時代ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 将軍の象 ー 採薬使佐平次シリーズの2作目
    2016.01発行。字の大きさは…小。

    採薬使・植村佐平次は、将軍吉宗が清国より輸入した雄雌2頭の象を江戸まで連れて来るように命じられる。
    この象をめぐって戦いが始まる。
    象を江戸へ行かせぬとする勢力は、将軍吉宗が本当は象が江戸に来ることを望んでいないと思い。忖度して象を殺そうとする。
    象を殺そうとする者達は、将軍吉宗の側近・御側御用取次の加納久通の家来であり、象を守ろうとするのは吉宗の命を受けた佐平次達である。

    はたして象は、江戸までたどり着けるのか……

  • 象が可哀想だったな…
    佐平次が象を大切に思っていて良かった…
    時代小説を読み慣れていない私にはなかなか入り込めないなー

  •  2016-08-14

  • 博覧強記で剣の腕もそこそこ,なのになぜか三枚目の梨春さん.いろいろとお気の毒なことが多いのですが,なんだかファンになりそうです.

    いつの時代も権力者への忖度が絶えません.犠牲になった象が一番かわいそう.

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著者プロフィール

1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。

「2023年 『大一揆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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