- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041036983
作品紹介・あらすじ
母・白雪姫に似た美貌が災いして父王から城を追われた王子・スノーホワイト。クロウと名を変え、森の奥で孤独に暮らす彼の許に現れたのは、猛々しい野獣・ビ-ストだった。何故か毎日クロウの許に通うビーストを怖々招き入れると、ビーストは突然獣人と化し、理性を失ってクロウを蹂躙してくる。乱暴で一方的な性交――けれど愛を知らない純粋さ故に、クロウはそのたった一度の快楽を忘れることができなくて…。犬飼のの×笠井あゆみの強力タッグが贈る、濃厚官能童話。
感想・レビュー・書評
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「混ぜるな危険」表示が脳裏に浮かびました…
○ィズニーマニアには、これ読むのはとてもいけないことしてる気分w
なにしろ、白雪姫、眠りの森の美女、ラプンツェル、美女と野獣をリミックスしたBLおとぎ話なので!その上ダークでエロスもたっぷり…
犬飼センセと笠井あゆみセンセの強力タッグは圧巻ですね。表紙のカイルの表情に秒殺されてしまいました。表紙だけでご飯3杯はいけます。口絵は例のアクロバティックな絡みで、ハイレベル健在。
様々なおとぎ話を絶妙なエロさでひとつのBLにまとめ上げている手腕がすごいです。一番びっくりしたのが7人と8p!!かつて無いスケールとキャスティングですよね?変身の仕方といい○○松さんもびっくりだと思う。
主人公のスノーホワイトがとても可憐でかわいかったです。純真無垢ゆえの淫らさなのでHシーンもイノセントな印象です。
カイルは弟思いの優しい兄ですが、すごいヘタレでした。犬飼センセの話の中では一番へタレてる攻なんじゃないかと思うほどw
ビーストになったら傲慢野獣化してクロウを襲いまくるのではと邪推してましたが、期待に反してすごい後ろ向きな野獣でそこまで卑下しなくてもといたわりたくなってしまいました…w自分の立場や良識に縛られて悩み苦しむ攻に萌えます。
ラストはカイル視点だったので、スノーホワイトを弟から伴侶として愛するようになった彼の心境が切々と伝わってきて深みがありました。
幸せを感じるエンディングだったけど、そこに至るまではスノーホワイトが幾度も悲惨な目に遭ってハラハラさせられましたね…
どうなっちゃうの?と片時も目が離せない展開でした。ダークで残酷性もありながらエンターテイメント性も抜群なストーリーだったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
白雪姫のお話のその後、息子達の愛(ガチ兄弟愛)のお話
元童話の残忍さに官能エロスと人道の罪や呪い、真っ直ぐな愛情などが織りまざり凄いです。
暴風雨荒れ狂う嵐を乗り越えた先の禁断愛、素晴らしいです。
笠井あゆみ 先生の白雪姫が愛らしく美しいです
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タイトルに完全にやられました。
ただただ「白雪姫」だと思っていたのですが、出てくるわ出てくるわの童話ネタ。
悪いやつもいるけれど、残酷な大人な童話だけではなく、幸せなこの二人に楽しませていただきました。
そして、読後に作家の名前を確認しました。最近読んでない作家だけれど、ちゃんとチェックされている方だったので、これは別の本も眠っているなと、夏休みの楽しみが一つ増えました。 -
秘密を抱えた獣人(王子)×幽閉された孤独の第二王子
ガチ兄弟もの -
アダルティック童話ファンタジー?
白雪姫と美女と野獣とラプンツェルをひとつの話に盛り込んでる。
無理やり童話に合わせようとして、納得しかねる展開がちと残念。
エロは盛りだくさんだけど、あまり萌えず。 -
ダークでエロ。親の因果が子に報い、悲惨な目にあう兄弟でした。
著者プロフィール
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