- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037119
作品紹介・あらすじ
ビンを集めて酒屋で換金した小学生の頃から「稼ぎ方」は変わっていない。「運に任せる」なんてもってのほか。確率論をとことんまで突き詰めて8億を稼ぎ出した、まだ40代の一人の男。こんな日本人が実在したのか。
感想・レビュー・書評
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著者がこれまでやってきたお金稼ぎの経験を語った本。
小学生の頃からずっと自分の欲しいもののためにお金を稼ぐ方法を考え続けて結果を出し続けている著者に対して尊敬の念を覚えた。
ギャンブルはやはり胴元が儲かるように出来ているはずなのに確率論を元にした戦略で儲けられる思考力もさることながら、仕事をやめて世界中のカジノを渡り歩く(アフリカに至っては車で横断している!)行動力も半端ない。
ただ、この手の自伝本にありがちな犯罪スレスレというかアウトっぽい行動まで赤裸々に語ってしまっている。過去のことだから大丈夫なのだろうか?
個人的にはその部分も含めて楽しめたので満足はしている。
ギャンブルで稼いだ人の話に興味がある人は本書を手に取ってみてはいかがだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界中のカジノを飛び回り、ブラックジャックで稼いだ話。
少年時代から大人になるまでも、小遣い稼ぎのスケール発想がすごくて、感心してしまった。
ギャンブルが好きな身としては、憧れる生き方で、努力と工夫の力でここまでやれるのかという事を学べる。
当然、危険な修羅場も数多くくぐり抜けており、その体験記が読んでいてとても面白かった。 -
買ったはいいけど何となく胡散臭そうだったので半年くらい積読しておいた本。
しかし読み始めたら超面白かった。
ギャンブルと聞くとイルージョンみたいな派手な手法を想像していたけど実際は確率論に基づいた攻略本を熟読し実行するというどちらかと言うと地味な方法だった。
著者の言葉で多用されていたのは「地道に」とか「コツコツと」といった類でこの姿勢は本当に勉強になった。
著者はたまたま興味の矛先がギャンブルに向かっただけであって、どんな職業に就いたとしても多分成功してただろうな。
著者はバーを経営してるとのことなので来店して一度会ってみたいな。
本にサインして欲しい。 -
カードカウンティングを覚えて、世界中のカジノにてブラックジャックで稼ぐ話。
適当にやったら稼げましたーという感じではなく、内容はかなりしっかりしてる。
本書で特筆すべきは著者のビジネスセンスだと思う。幼少期より、ビンの蓋集めやゲームの転売などを編み出して稼いでいたという著者はカジノに限らず、稼げるものに対する目の付け所が鋭い。
カジノでは、出禁にならないように慎重に、かつ取れるところでは取れるだけ取る。
それを毎日、世界中のカジノを回りながら繰り返す。積み重ねで8億稼いでいる。
徹底することの重要性とバランス感覚を学ぶことができる。
他にも世界中のカジノ事情やカジノで気をつけることなどもわかって面白い。
オススメ。
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