- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037270
作品紹介・あらすじ
出ては迷う旅本作家・和泉蝋庵の道中。荷物もちの耳彦とおつきの少女・輪、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも……。怪談専門誌「幽」の人気連載に書き下ろし「星と熊の悲劇」を加えた九篇の連作短編集。
感想・レビュー・書評
-
乙一バトン、いやブーメランですね。
今回も面白かったです。
いつ死んでもおかしくない耳彦がここまで来ると、「耳彦は結局死なないから大丈夫だな」と思えてくる。
輪と耳彦の言い合いもお決まりの面白シーン。
「私のサイクロプス」
切なくて良かったです、輪の物語は良いですね。
ラピスラズリもとても良かったですし。
「四角い頭蓋骨と子どもたち」
好きでした、なんだかドロドロしたお話だったけど、好きでした。
「死の山」「呵々の夜」
面白くて良かったです、不思議で面白いの好き。
しかし、どうして耳彦ってあんなにダメ男なのでしょうか。
「ハユタラスの翡翠」「鼻削ぎ寺」「河童の里」「水汲み木箱の行方」
耳彦、不運過ぎる、駄目過ぎる。
今回の耳彦、蛆虫率がとても高かった。
読んでいると面白いけど、耳彦とは一緒に旅とか絶対に嫌っ!!
「星と熊の悲劇」
なんだか、蠟庵先生のことがもっと語られそうな雰囲気で物語が終わりましたね、続編へということなのでしょうか。
ぜひ読みたいです♪ -
乙一バトンなのかブーメランなのかどっちがまわってきているのかわからない状態w
乙一作品やっぱり読んじゃいます!w
和泉蝋庵の旅に出ては必ず道に迷う奇妙な道中記第二弾!
荷物もちの耳彦と本作は輪も加わり、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも…
前作同様、蝋庵の方向音痴の迷子率は100%だが、それに負けず劣らず耳彦の災難率も半端ないw
何回死にかけているんだろう…w
そして、本作は輪も加わっての旅、道中の耳彦と輪の口喧嘩もおもしろい!
どの作品もよかったですが、3つ挙げるならこれですね!
◆私のサイクロプス
サイクロプスってあのサイクロプス…?
そう思いながら読み始めるとまさにあのサイクロプス!
巨大でひとつ目のサイクロプスです
このサイクロプスかわいいじゃんって思っちゃいましたw
最後は辛く悲しいけど…
◆四角い頭蓋骨と子どもたち
無人の集落に迷い込む
その集落には信じられない秘密が…
見物小屋に子どもを売るために、赤ん坊をはらんでいる娘に毒を飲ませて奇形児をつくり産ませていた
母親に毒を飲ませても普通の姿で生まれてきた子どもには、特別な体つきに作り替えさせるために木の箱をかぶせて四角形の頭へと…
◆河童の里
河童ってつくれるんですねぇ〜
その材料は…、怖っ!
河童に尻子玉を抜かれないようにしっかりお尻を押さえてガードしておかないと!
肛門がひろがったら困る〜w
このシリーズ最高です!
早く続編が読みたいです!
蝋庵先生お願いします!-
mihiroさん、こんにちは~♪
乙一さん止まりません!w
次から次へと読みたくなっちゃいます!
このシリーズ本当に面白いですよね♪
続編希...mihiroさん、こんにちは~♪
乙一さん止まりません!w
次から次へと読みたくなっちゃいます!
このシリーズ本当に面白いですよね♪
続編希望!!!
もし、続編が出たらまた耳彦はやっぱりダメダメなんでしょうねw2023/04/15 -
(っ'-')╮=͟͟͞͞ く ブーメランッ
耳彦の耳彦っぷりが満載でしたねꉂ(^∀^
でも「死の山」は騙されたー!
3人の関係がいい...(っ'-')╮=͟͟͞͞ く ブーメランッ
耳彦の耳彦っぷりが満載でしたねꉂ(^∀^
でも「死の山」は騙されたー!
3人の関係がいいっ!
耳彦が2人に雑に扱われてるところも
ほんとは大切に思われてるところも*ˊᵕˋ*
わたしは輪ちゃん推しですけど♥2023/04/15 -
ゆーき本さん、ブーメランどんどん戻ってきますよw
耳彦は相変わらず耳彦でした…w
輪ちゃんが加わったことで面白さもアップですね♪
耳彦とのや...ゆーき本さん、ブーメランどんどん戻ってきますよw
耳彦は相変わらず耳彦でした…w
輪ちゃんが加わったことで面白さもアップですね♪
耳彦とのやりとりがいいw2023/04/15
-
-
エムブリヲに続く蠟庵の道中記ふたたび。
表題作は輪とサイクロプスの話
グロいけど切ない。゚(゚´Д`゚)゚。
それぞれの話は相変わらずバッサバサと人が死んでいき、グロさもあるのだけど怖くもなくグロさも感じない…このシリーズはそこが不思議_φ(・_・
そして耳彦‼︎今回も二度程死にかけます笑
もう笑うしかない( ̄▽ ̄)
ある意味主人公なんで不死身です‼︎
第三弾出るかな?
蠟庵の母親の事がラストにチラッと出てきたから
続くような終わり方だったけど…
まだまだ読みたいシリーズです♪
-
2023/02/02
-
2023/02/02
-
2023/02/03
-
-
3.5
「エムブリヲ奇譚」の続編。
今作では蠟庵先生と耳彦に加え、"ラピスラズリ幻想"に出てきた輪が仲間に入っての珍道中。
またもや奇妙な世界へ迷い込む
今回はさらに耳彦のダメダメっぷりが増してた。
もう踏んだり蹴ったり笑
でもなぜか憎めないんだな。
9篇の短編集だけど、前作同様、奇妙な土地に迷い込み怪異に巻き込まれるお話。
独特の世界観に凄く引き込まれる。
だけど前作よりちょっと怖いの多かったかな(´>_<`)
怖いの苦手なのでゾッとしました、、
でも読まずにはいられない笑
表題作の「私のサイクロプス」と「水汲み木箱の行方」が好きでした!!
蠟庵先生の出生の秘密もなんとなく分かってきたけど、まだまだ謎がいっぱい。
ぜひ早く続きを書いて欲しいです\♡︎/
-
「エムブリヲ奇譚」の続編
読みました。
蠟庵、耳彦、そして わたしの大好きな輪が加わった
3人の道中記。行く先々で出会う九つの怪奇な物語。
表題の「私のサイクロプス」
輪らしいな。やっぱり輪が好き。
大太郎〜( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
耳彦もやはり耳彦だった笑
どうしてこうも恐ろしい目にあうのか!
おどろおどろしいこと、惨いこと、死の匂い。
そんな物に好かれているんじゃなかろうか。
というより、「ハユタラスの翡翠」といい「河童の里」といい、もはや耳彦からそちらに歩み寄っている気がする笑 「鼻削ぎ寺」は「地獄」と同じく吐き気が…。
同じく耳彦フラグかと思った「死の山」。
あれ?どこで??
面白かった!
ラスト 蠟庵と輪の 耳彦の扱いもꉂ(ˊᗜˋ*)
1人づつ順番に怪談話をしていく「阿々の夜」もすきです。
✍︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『まるでわるい夢を見ているようです。
ほら、もうすぐそこまで。
はっきりと聞こえます。
あの笑い声が。』
続編希望(o'∀')/
-
2023/03/11
-
土瓶さん
みんみんさん
おびのりさん
こんばんは✩.*˚
ゾクゾクゾクゾク
ぞ・く・へ・んっ(˶'ᵕ'˶)♩*゜土瓶さん
みんみんさん
おびのりさん
こんばんは✩.*˚
ゾクゾクゾクゾク
ぞ・く・へ・んっ(˶'ᵕ'˶)♩*゜2023/03/11 -
2023/03/11
-
-
前作において、とても哀しみ深い内容で綴られた輪が、
冒頭から登場したので少し嬉しくなりました。
とにかくおどろおどろしくてグロテスク、なんですけど、
笑いを誘ったり、切なかったりして物語に引き込むところが、やっぱり乙一ワールドなんだなって思います。
耳彦は本当にどうしようもないキャラですが、今回もやっぱ憎めない人物です。
もうちょっと和泉蝋庵の活躍が見たかったかな。
エムブリヲ奇譚のほうも同様に、装丁が素晴らしいです。
本棚に飾る楽しみもありますヨ♪ -
大人用の昔話といった風情。
不思議なことに出会うたび、なんでみんな、そんなに飄々としていられるの、と思うが、その雰囲気が良い。
しょっちゅうはぐれてしまう感じが、昔好きだった時代劇「三匹が斬る!」を少し彷彿とさせる。
表題作が、切ない話で一番好き。 -
エムブリヲ奇譚の続編。
前作以上に耳彦受難の巻。
それも輪に言わせれば「自業自得」なのだろうけど。(自分も半分くらいはそう思う)
前作で自分的にお気に入りだった輪がレギュラーメンバーになっているのが嬉しかった。耳彦との掛け合いも楽しい。
だけど前作の流れからするとやがてこの人生も終わり、最終的には地獄堕ちを選択するのかと思うと…ちょっと切ない気もする。
最後の書き下ろしではなんだかしんみりしてしまった。
耳彦にもやっとダメ人間脱出の時が来たかと思ったのに…
幸せに手が届きそうで届かない。変われそうで変われない。
人生って案外そんなものなのかも知れません。
ところでカバーの麗人は輪と蠟庵先生でしょうか。
あんなに活躍(?)しているのに耳彦がいないというのも、いっそ耳彦っぽくてよろしいかと。(笑) -
和泉蝋庵と耳彦と倫、三人の旅の道中はいつも道に迷ってばかり。そしてその都度、怪異に巻き込まれるのもまたいつのものことで…
シリーズ第二弾の今回の作品も、主に耳彦が踏んだり蹴ったりどころじゃない目に遭う話ばかりですが、相当ひどい人格の彼なのでかわいそうとはあまり思えないのは貫録と言っていいかもしれない。
それはともかくグロさは乙一名義含めてトップクラスなので、駄目な人は駄目でしょう。けれども血や臓物などの描写が目立っても、どこか詩的な雰囲気も生まれているのは作者らしさといえるのはないかなと思います。
表題作の化け物と倫の関係性、四角いしゃれこうべの村の抒情性、死んだ夫のとあるものを持ち続ける妻の愛情…。
どれもがどこかいびつで、異常であるのは間違いないのだけれど、人が持つ情念の尊さには変わりがない。
そのあたたかさが容赦のない物語の中にも垣間見えて、ただただ残酷描写のインパクトだけではない深みを感じたのでした。 -
シリーズ2作目。蝋庵先生と耳彦、そこに輪も加わって三人旅となった今回。輪と耳彦の掛け合いが増えて楽しい道中の反面、行きつく先では、相変わらず奇妙な出来事に巻き込まれる彼ら。特に、耳彦はひどい目にあってばかりです。でも、彼のダメさ加減を思うと、なんか同情しづらいところも・・・。まぁそういうのも含め、この蝋庵道中記には、なくてはならない人物なんですけどね。
土瓶さん(((;ꏿ_ꏿ;)))
土瓶さん(((;ꏿ_ꏿ;)))
ないわっ!!(⌒▽⌒)アハハ!
ないわっ!!(⌒▽⌒)アハハ!