- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037287
作品紹介・あらすじ
本書は人形蒐集家の片岡佐吉が、2001年より15年近くにわたり撮りためてきた可淡人形の作品集である。可淡人形の棲み家を屋内のみならず屋外に求め、撮影された。片岡佐吉は、02年、御徒町の人形博物館「マリアクローチェ」、07年、渋谷「マリアの心臓」、15年、京都・大原の「マリアの心臓」にて、可淡人形の展覧会を開催。人のみならず、生きとし生けるもの、架空の生きもの。すべてが息づく可淡人形の、永遠の棲み家がここに誕生した。
「情熱的で耽美で、大地から呻き上がるような存在感。人に愛される人形よりも人を愛する人形を――。可淡人形は、その願いを込められてこの世に生まれた。人の心の底をえぐりとる可淡人形たちの棲み家が、ここにある。」
人形蒐集家・写真家 片岡佐吉
「人形は虚ろ。虚ろであるからこそ、それは見る者・撮る者の精神からさまざまな想いを吸収し、さまざまな“物語”をこの世に現出させるのである。」
綾辻行人(巻末エッセイより)
感想・レビュー・書評
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天野可淡さんの人形はとても惹かれます。
恐くて儚くて、でも強くて美しくて、狂気も感じます。
人間のようなものも、人間のようでないものも、目が離せません。
最後にある綾辻行人さんの文章も好きでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カタンドールの写真集は、これまでに復刻版以外は3冊とも手元にあるけれど、そのいずれの写真集ともガラリとイメージが変わる。
撮り手が違うとこんなにも変わるのだなあと。
それでもカタンドールのえも言われぬその妖しさと美しさは健在。
そして過去の写真集と比較すると、本書は大分性欲的かもしれない。 -
人形、屋外に出る。
海辺にての少女。
そして人形の肌質。経年劣化に伴う肌理。
天野可淡の作品





