- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037300
作品紹介・あらすじ
殺人探偵の異名をとる綾辻行人は、その危険な異能のために異能特務課の新人エージェント・辻村深月の監視を受けていた。綾辻はある殺人事件の解決を依頼されるが、その裏では宿敵・京極夏彦が糸を引いていて……!?
感想・レビュー・書評
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「文豪ストレイドックス」のスピンオフ……ということで。本編でおなじみのキャラも登場しています。なので本編→外伝、でも外伝→本編でも、どちらの読み方でも楽しめそうです。
とにかく楽しい。御三方のファンならそりゃもう楽しくって仕方がありません。殺人探偵・綾辻行人と妖術師・京極夏彦の因縁対決。そしてとことん振り回されちゃう辻村深月。程よくシリアスで程よくコミカル、そしてそれぞれの作家さんの作品にちなんだあれやこれやの小ネタが楽しくってたまりません。何度にやりとしてしまうことか。
そしてそれのみならず。ミステリとしてもしっかり面白い! 一冊で何度も美味しいという実に贅沢な作品です。キャラ萌え、だけではないですよ(笑)。 -
現代の一般文芸(特にミステリ)好きにはたまらない先生方が登場する外伝!
京極先生の本は残念ながら読んだことがないのですが、綾辻先生と辻村先生の本は何冊か読んだり、持っていたりするので「御本人とは関係ない」とは思いつつも、要所要所での設定に喜びました。
挿し絵が本文中にないので勝手に脳内ではお三方御本人が動き回ってしまうという……(笑)
贅沢を言えば綾辻先生の奥さんで小野先生出して欲しかった。
やはりミステリ要素やオカルト要素があり、綾辻&辻村のバディは読み手としては良いコンビ。
他の現代作家さんバージョンも執筆して欲しくなりました。 -
武装探偵社は全国的に名の知れた組織かと思っていたけれど、横浜のいちマイナー組織なのだということが分かった。異能者ワールドに、タイトル通りに綾辻作品+京極作品というテイストが加味されて2倍3倍の美味しさ。結末もきれいにまとまっている。
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綾辻行人vs京極夏彦。綾辻行人vs京極夏彦…!
このパワーワードを前に読まずにいることなどできようか。いやできない。
文スト外伝ですけどむしろこれ読むために文スト触れてみたみたいなとこあるよねまあありますね、ちなみに表紙の女の子誰かと思いきや辻村深月だったまじかラッキー!なにげにおいしいポジションですね!
前から感じてはいましたが、作者もしかして京極作品好きではという気配が確信に変わった今回でした。 -
面白かった!
綾辻vs京極じゃなくても、普通に面白かった。
むしろご存命の方々なだけにキャラクターを重ねづらい?
綾辻先生に翻弄される辻村ちゃんがオモシロ健気で可愛い!
もうちょっと「文豪~」キャクターが出てきてくれたら、尚うれしい。 -
文豪ストレイドッグス、興味あったのですが、なかなか時間がなくて、まだ未読。
そんな時に出たのが、この外伝。
綾辻さんvs京極さんとな?!
そして、辻村さんもいる!
著作を彷彿とさせる犯罪黒幕・京極に挑む、異能探偵・綾辻と警察の任務でそばにいる監視者・辻村。
綾辻は口を開けば毒舌と皮肉しか出ず、辻村は振り回されてばかり。
そんな中、京極が関わっていそうな事件の捜査を綾辻は警察から依頼され…。
著作を読んでいるとさらに楽しめるしかけがいっぱい。
著者の朝霧さん、お三方のファンなんだろうなあ。
Sっ子男子人気あるから、続編もありかも。 -
冒頭はシャーロキアンである皆様へのオマージュなのかなあと思いつつ、物語の中へ。
綾辻氏と京極堂、そして辻村さん。皆さんが血肉を持って動いているような物語でしたねぇ。(ひそ、続きをぜひ!)
異能をもった文豪たちが奏でる物語はとても楽しく、心躍る時間でもありました。
満足です! -
・京極先生というかジェネリック大佐……塗仏の宴はいいぞ
・キャラ化は事後承諾、作者ニキと両先生はそれまで面識なしと聞きなるほどなと思った
・作者ニキの直喩表現はいまいちピンとこない。もっとうまい言い方あるだろうにと思うことも。 -
朝霧カフカ
シナリオライター
ライトノベルズ作家
実際の小説家の名前を使わなければ、普通の小説にならないものだろうか、どうしたものか?
ライトノベルズの登場人物に、綾辻行人、京極夏彦、辻村深月をだした作品になっております。面白い。