彩雲国秘抄 骸骨を乞う (上) (角川文庫)

著者 :
制作 : 由羅 カイリ 
  • KADOKAWA/角川書店
4.18
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本棚登録 : 177
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037409

作品紹介・あらすじ

シリーズ累計650万部突破の大人気シリーズ「彩雲国物語」。
その知られざる禁断のエピソード、ここに解禁! 衝撃の連作集!

数多の名宰相・名大官が名を連ね「最上治」の誉れをとる彩雲国国王・紫劉輝の治世。
だがその陰には、いまだ知られぬ多くの過去と未来、邂逅と訣別、生と死の物語があった……。
王の宰相・鄭悠舜が最後まで探し求めた“欠けた翼”とは? 玉座を狙い、そして破れた旺季。それでも歩き続ける彼の行く果ては? 
骸骨を乞う──それは主君への最後の別れ、去るときの言葉。魂を揺さぶる「彩雲国物語」真の完結巻! 上巻には2編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ああついにでてしまったなと。
    この文庫版がでなければ、物語の余韻にずっと頭のどこかが浸かっていたかもしれないのに。それが良いことがどうかはわかりませんが。
    きっと今後発売のビーンズ文庫版も折をみて買います。

    何度読んでも泣きます。
    この物語(シリーズ)以上に、登場人物の人となりをみずみずしく感じたものがありません。
    ずっとずっとお気に入りです。

  • 最終巻より号泣するとは思わなんだ。旺希の壮絶な生涯。これを読むとやはり劉輝がラスボスなのだと思えて怖いほど。旺希が「晏樹なら『泣くのなら、殺してしまえ、笑う僕』悠舜なら『泣くのなら、止めてみせます、できる僕』」と言うのに泣笑。怖いほど旺希命だった晏樹の話が次巻であるのかな。それにしてもこの深い物語を執筆された作者さんの年齢に唸る。

  • 単行本で既読。悠瞬と旺季のそれぞれの話。
    生立ち、生きた時代を克明に描いています。
    二人とも、なんか遣る瀬無い&切ない人生だったね。
    生き切った・・・そんな人生。

  • 悠舜の話はとても良かった。
    旺季のほうはちょっとわかりずらかった

    いずれにせよ、これを本編に入れ込まなかったのは正解。
    薄闇のようなけっして明るくはないその後、なので。
    人によってはあれで完結を好む人もいるはず。

    でもこれはこれでいいと思う。
    むしろあれで終わらない方が個人的には良い。

    2017.8.16

  • 何度読んでも同じところで涙が邪魔をして文字が読めない。温かくて哀しい、そして優しい物語。

  • 彩雲国物語本編では語られなかった話を補完する意味合いを持つ外伝集。常に何か含む所のあった王の宰相鄭悠舜と、王座を狙うも紫劉輝に阻まれた門下省省令の旺季の2人が死ぬまでの話が上巻では書かれている。旺季に助けられながらも、劉輝の王としての資質に感銘し宰相として仕えた悠舜のエピソードが良かった。旺季の生き様もいいなと思う。長い期間読み続けてきた彩雲国物語の締めとして下巻も続けて読んでいきたいと思う。

  • 彩雲国物語、真の完結巻(上巻)。悠舜と旺季の生き様。旺季のこと苦手だったんだけど、人間味もあってものすごく慕われるのわかった気がする。かわいいおじさまじゃないか。秀麗とタンタンが出てきたの嬉しかった。劉輝の闇…深いな。「骸骨を乞う」という言葉を初めて知った。

  • まさに本編の裏側。死に行く人々の別れの物語。
    本編の明るさを印象として残して起きたいのなら、こちらはお薦めできません。
    が、これはこれで薄暗くて、厚みのある内容。
    本編では三人の側近の一生懸命さも、こちらでは迂闊でバカで高慢に見えるという・・・立場によっては見え方もとらえ方も違うということですね(まだ若いし・・・)。
    本編の王様のとらえどころのなさも納得(本編時には妙によくわからん王様だと思っていたが)。こんな薄暗い闇の持ち主だったとは。
    悠舜の最期や、旺季の信念のある生き様も読み応えのある上巻でした。

  • 単行本で読了してはいたが、大幅加筆修正しているというので文庫本も読んでみた。
    単行本を読了してから年月が経過してるので、細かくどこどこの部分が加筆修正されてるとはっきりとは把握できなかったが、とにかく読み応えあった。

  • 単行本既読。冷静に読み返してみると、色々ぼかした文章なので「判りにくいな」と思うのと、黎深は子供の頃は悠舜に冷淡だったのに、国試後は親友扱いなのは何故なのか不思議なのと、物語の後半に旺季が登場してからというもの、王の取り巻きデキル美形三人組が薄っぺらな愚臣と成り下がり、まるで主役交代みたいな風に変化してきたのは何故?と、いろいろ腑に落ちないな。でも雰囲気はやっぱり好きで引き込まれる。

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著者プロフィール

雪乃 紗衣(ゆきの さい)
1982年、茨城県生まれ。小説家、ライトノベル作家。
2002年、『彩雲国綺譚(現・彩雲国物語)』で、第1回角川ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞をダブル受賞。同作品でデビュー。アニメ化もされた代表作・代表シリーズとなった。
ほか、2014年『レアリアI』で一般文芸作も著している。

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