- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037416
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計650万部突破の大人気シリーズ「彩雲国物語」。
その“真の完結編”がついに登場!
ここでしか読めない文庫特別書き下ろし95ページも収録!
『劉輝……大丈夫。私はいなくなったりなんて、しないのよ』
伝説の女性官吏・紅秀麗──彼女が彩雲国国王・紫劉輝の妃となり、母となった一年間を描く「氷の心臓」、稀代の暗躍者・凌晏樹の数十年にわたる愛憎を描く「北風の仮面」、「運命が出会う夜」、「風花」の4編に加え、劉輝の最後の道行きを描ききった、角川文庫版でしか読めない特別書き下ろし「秘話 冬の華」95ページも収録!
著者渾身の傑作ファンタジー「彩雲国物語」真の完結巻。
感想・レビュー・書評
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本編完結まで読まずに「骸骨を乞う」読みました。上下巻に漂う暗いイメージが本編より好きです。
其々の登場人物の暗部を丁寧に書いています。
「冬の華」はなんかもう切ないですね。でも暗いお話の中に「運命が出会う夜 悪夢の国試組」はぷぷっと笑えるので、箸休め的に良かった。前後編重いお話なので。ほっと一息つけた感じ。
早く最終巻まで読んでまた1巻から読み直したいです。 -
本当に、仕えたいと思う王(人)というのは、人によっていろいろだろうけど、本当に仕えたいと思う王に仕えられる幸せは、何物にも替えがたいものなんだろうな、としみじみ感じた書き下ろしでした。
時代が移り、懐かしい人たちが去って、新しい人たちが来て、残る存在もあって。どこかにみんないる。不思議で重層的な彩雲国物語の世界観が好きなので終わってしまうのは本当に寂しいけど、骸骨の後の書き下ろしが、いい終わり方だなと思いました。 -
彩雲国物語の再読完了したので、こちらも。
寂しいけれど、一緒に青春を駆け抜けてきた人たちの終わりを見れるのはある意味贅沢だなと。 -
[台東区図書館]
彩雲国物語24巻
LINEマンガで知り、面白かったので図書館で探し、原作があったので読んでみることにした。正直マンガの時も絵は幼すぎて好きではなかったが、とりあえずコンセプトと話が面白かったので読みたかった。そして小説で読みだしたら、含みを持たせた半分謎解きのような書き方、に加えて随所である人物描写というかやりとりというか、そういうあたりも細やかで面白く、ストーリーだけでなくキャラ達自身も気になって読み進めている。
難点は最初はほどほどだったセリフが、こなれてきたのか、読者層にハマっていったのか、必要以上に現代語になりすぎていってる感があるところと、挿絵。それと巻数&外伝の分かりづらさ(泣)。ただ、大分終わりがみえてきてブクログに登録しようと思ったら、角川ビーンズだけでなく、角川文庫もあることを知った。そちらの方はきっと当初よりも高い年齢層にも受けたとあったせいもありそちら向けの装丁にしたのかな?どうせならそちらで読みたかったなーと思ったけれどあとの祭り。まぁいいか。それにしてもすごく古くにやっていたんだな、NHKでアニメ化もされていたんだなー。 -
書き下ろしのために買ったんだよなぁ。
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個人的にはこれが本当の最終巻だと思って読みました。
本編とは違い始終暗い雰囲気で話は進みますし、劉輝の人生を描いた物語は涙を流しつつ読み終えました。
誰もが自分の大切なものを抱えて生きている、たとえそれが他人に理解されにくくても。
ハッピーエンドの物語を希望する方には本編までを読むことをおすすめします。
ただ、こちらも素直に感動しました。
著者プロフィール
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