キマイラ 玄象変 (17) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037997

作品紹介・あらすじ

「キマイラ」をめぐる数奇な過去を語り終えた玄造は、キマイラ化した麗一が出没するという南アルプスの山中へと向かう。そこでは異能の格闘家・龍王院弘も、再起を図って獣の道を歩んでいるのだった……。

感想・レビュー・書評

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  • 終わったかと思ったら昔の話が続く。最後の方、久々に主要登場人物がたくさん出てきて、ホッとした。

  •  幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第17弾。

     遠く長い過去の話が終わって、この巻からやっと現代に戻り、この物語の新たな展開を感じました。

     多彩な人物たちのそれぞれの過去やつながりも見えてきて、今までの物語を思い出しながら読んでいる自分がいました。

     第1巻を読み始めてから30年以上たちますが、いまだに物語の勢いを失わず、次巻を楽しみに感じさせるところはさすがです。

  • 過去編が一応ここで終わる、とされているが、それは語り手である久鬼玄造が語れる範囲まで、という横暴なところまでで、また幻獣の腕が奪われるという事件の中、そんな悠長さに苛つく。

  • 出版社が変わっているのでどこまで読んだのか、よくわからなくなっていました(前回15巻を買って読んだことがあってがっかりしました)。
    この17巻は2010年8月に出版された本の文庫化で読んだことがなかったのでよかったです。
    「おおおるるる~~~。」の声のことを読んだことがなければ未読だと思います。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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