わが家は祇園の拝み屋さん2 涙と月と砂糖菓子 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 626
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041038284

作品紹介・あらすじ

祇園の和雑貨店「さくら庵」の楽しく温かな家族と不思議な事件のおかげで、自分の持つ特異な能力に少しだけ前向きになれた小春。京都で高校生活を始めるために、小春は両親と話し合うべく東京に戻るけれど……?

感想・レビュー・書評

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  • 小春が京都の高校に編入し、本格的に京都での生活がスタート。1巻では、謎多き人物だった、はとこの澪人のことも明らかになり、面白くなってきました。

    今回は、秋の京都ということで、出てきた和菓子は、私も大好きな栗きんとん(栗茶巾)。秋限定の贅沢品。毎年、秋になると、デパ地下に入っている、中津川の老舗の和菓子屋さんの、栗きんとんを買って食べています。本当に美味しい。

  • シリーズ2作目。読み手としても登場人物のキャラや人となりが把握できてきて、ストーリーに集中できるようになってきて、1作目よりもい内容を楽しめるようになってきました。

    小春は東京の両親とも向き合いこれまでのわだかまりを解き再び京都へ、京都では高校に通い始め、ひょんなことから友人もでき、そしてその”力”を少しづつ覚醒させていく、シリーズのなかにあっては足場固めの巻といったところでしょうか。3巻へ急げ!

  • 小春が無事に学校に通えるようになってほっとしたのもつかの間、元々の力の問題があったんだっけ。でもそのおかげで少女のささやかな願いがかなえられ、友だちができた!
    第三章はさらっと流れるのかと思いきや、ちょっと重たかった。澪人が無事でよかった。
    第二章でも出てたけど、若宮くんとつながるってすごいことなんだ。

  • 「甘酸っぱい涼菓と、想いの裏側。」
    素直に思いを告げて。
    学校に行けなくなった本当の理由を聞けたことは良かっただろうが、想像もしなかった話と共に事実を突きつけられたら怖いと思うだろ。

    「塔の上の少女と栗茶巾。」
    元気な姿を見たくて。
    必死に訴えても何一つ聞き入れてもらえずに、挙げ句の果てには大切な存在全てを奪われてしまったら人生に絶望するのも仕方ないだろ。

    「涙の決意と砂糖菓子。」
    力がなければ授ける。
    こんなことを知ってしまったら嫌でも生き急ぐような言動をとってしまうだろうし、自分らしく生きようなんて考えすらできないだろう。

  • 登録したつもりが抜けてた。

  • 今回も面白かった。
    さらっと読めるけど、内容楽しい。
    続きがとても気になる。

  • 一巻では浮世離れしていた澪人が、人間味が溢れてより魅力的に見える。
    これからの展開が楽しみ。

  • 澪人が生まれ変わった感じ!
    でも、まだまだ何か秘密ありそう…
    みんなに幸あれ❗️

  • #読了

    おおお、小春ちゃんが自分(や、親とか)と向き合ったー。感動

  • 一巻を読んでからだいぶ間が空いてしまった。小春は一旦東京に戻り両親に自分の能力と京都に住みたいと話をする。小春父の小春や吉乃たちへの思いがわかり家族として一歩進めてよかった。新しい高校で幽霊騒ぎに巻き込まれ、友人を得た小春。東京の友達は失ってしまったからこれから新しい友達と楽しく過ごしてほしい。最終話では澪人の秘密が明かされ、あの若宮くんも登場。死を乗り越えて新しい澪人になってこれから楽しみだわ。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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